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第5章:絶対防御の重装甲タンクを『氷結×空間転移』の極悪コンボで場外へ吹き飛ばす! そして天空の迷宮に挑むための最後の仲間「心に傷を負った美少女テイマー」を探す件

エランドールの白い石の円形闘技場は熱狂的なエネルギーで沸き返っていた。大武闘大会の準々決勝が始まろうとしており、スタンドに詰めかけた5万人の観客の歓声で空気そのものが振動しているようだった。


マーカスは地下通路を一定のペースで歩いていた。彼の筋肉は昨夜のように燃えてはいなかったが、骨にはまだこわばりの名残を感じていた。カルダーの肉の反動は、彼自身の肉体の限界について痛みを伴う教訓を教えてくれた。

角を曲がって出場者待機エリアに入ると、彼はすぐにカルダーを見つけた。バトルシェフは木箱の上に座り、巨大な肉切り包丁の一つを細心の注意を払って研いでいた。


「おはよう、君主(ソヴリン)」カルダーは彼に挨拶し、笑顔で見上げた。「昨夜よりは歩く死体っぽさが抜けたな」

「睡眠の奇跡ってやつさ」マーカスは冷たい石壁に寄りかかりながら答えた。彼の足元では影の守護者ゴブリンが影から現れ、大あくびをしながら小さなトゲ付き棍棒で金髪の房を掻いていた。


マーカスは突然真剣になった。彼は周りを見回して誰も聞いていないことを確認し、腕を組んだ。「昨夜、宿に帰る途中で予期せぬ訪問者があった。アリスター卿。大会の最高監督者の一人だ」

カルダーは包丁を研ぐのをやめた。金属を削る音が唐突に止み、シェフの陽気な表情が消え、異常な重々しさに取って代わられた。


「天空の迷宮について話されたんだな」カルダーは低い声で呟いた。「そして、報酬のことも」

「アンソニー卿の行方不明の息子を連れ戻せば、100万ルーメンを出すと持ちかけられた」マーカスは味方の反応を注意深く観察しながら確認した。「だが、他にも言われたことがある、カルダー。何年もの間、エリートのSランク部隊を送り込んでいるにもかかわらず……『誰一人として』戻ってきていないとな。彼らはあの上に別の文明があって自分たちを囚人にしているのではないか、あるいはもっと最悪なことに、全員死んでいるのではないかと恐怖している」

マーカスは壁から体を離し、一歩近づいた。「あんたはこのことをすでに知っていたのか?」


カルダーはゆっくりと頷き、包丁を置いた。「知っていたさ、マーカス。去年俺の昔のパーティーが旅立った時、俺は自分で調べた。ギルドは統計を隠蔽しようとしているが、まともな酒場に出入りする奴なら、あの尖塔が出口のない肉挽き機だってみんな知っている」

「それでも中に入りたいって言うのか?」マーカスは、料理人の目にためらいがないか探りながら尋ねた。


ためらいは一切なかった。カルダーの視線は純粋な鋼のようだった。「どんな理由があろうとも、俺は引かないぞ、マーカス。俺の友達があの中にいるんだ。生きているか、死んでいるか、あるいは投獄されているか……俺はあいつらを連れ戻す。そのためなら、天空大陸の生態系を丸ごと調理してやらなきゃならないとしてもな」


マーカスは微笑んだ。彼の黄金の目に、純粋な敬意の輝きが灯った。それはまさに彼が聞きたかった答えだった。

「上等だ」忍者は言った。「だが、論理的な問題がある。アリスターがシステムのルールを確認してくれた。尖塔の門をくぐる絶対的な上限は、正確に3人のパーティーだ。俺たち2人だけじゃ足りない。他の奴らが失敗した場所で生き残るわずかな可能性でも持ちたいなら、3人目のメンバーが必要だ。並外れた誰かがな」


カルダーは顎を掻き、考え込んだ。「実は……俺の頭に完璧な人物が浮かんでいる。この街にいるある少女だ。『モンスターテイマー』さ」

マーカスは頷き、満足げな笑みを唇に浮かべた。彼はその特定のクラスに関するシステムのルールをよく知っていた。「モンスターテイマーか。完璧だな。つまり、俺のゴブリンを入れれば、戦場には3人の人間と2体の魔物が立つことになる」

足元では、影の守護者が誇らしげに胸を張り、星の金属の盾に棍棒を叩きつけて自分の存在をアピールした。


カルダーは太い腕を組んで、重いため息をついた。「一つ問題があるんだがな。彼女は現在、魔物を連れていないんだ」

マーカスは眉を上げ、彼を見つめた。「獣を連れていないテイマー? それじゃ、非武装でどうやって俺たちの役に立つんだ?」

「彼女の戦術的ポテンシャルとサポートスキルが怪物級だから彼女が必要なんだ、マーカス」カルダーは説明した。「彼女は去年の大会で相棒を失ったんだ。闘技場で残酷に殺されてな。その日以来、彼女の心は壊れてしまった。冒険者稼業を完全に引退し、姿を見せず、新しい生き物と契約を結ぶことを拒んでいる。大会が終わったら彼女を探しに行って、俺たちに加わるように説得しなければならない……そして約束するが、それは困難な道のりになるぞ」


「悲しみに壊れた戦士か」マーカスは顎をさすりながら呟いた。その挑戦は彼を惹きつけたし、カルダーが彼女のスキルを保証するなら、試してみる価値はある。「わかった。この茶番劇に勝ったらすぐ、彼女と話しに行こう」

「よし」カルダーは言い、突然チュニックのポケットの一つをゴソゴソと探り始めた。彼は脂とスパイスで汚れたワックスペーパーの包みをもう一つ取り出し、それを手渡した。「その間、これを持っていけ。今朝、対戦表が更新された。お前の準々決勝の相手は、論理的な悪夢だぞ」


マーカスは包みを受け取り、紙越しに『カロリー・オーバードライブ』の肉の不自然な熱を感じた。

「俺の相手は誰だ?」マーカスは尋ねた。

「奴の名前はボロス」シェフは目を細めて説明した。「純粋なタンクだ。おそらくエランドール全体で最も強力で、貫通不能な盾の使い手だ。奴の物理的・魔法的防御力はあまりにも馬鹿げていて、予選中、対戦相手はかすり傷一つ負わせる前に自分の武器を壊していた。奴は文字通り、魔法の金属でできた山だ」


マーカスはため息をつき、『ナイトファング』の柄を撫でた。純粋な剣の腕力だけに頼って分厚い装甲と物理防御に立ち向かうのは、疲労困憊する消耗戦になるだろう。

「なら、この戦いは少しクリエイティブにならなきゃいけないようだな」マーカスは、トレードマークの傲慢な笑みを浮かべて言った。

彼は慎重にその包みを戦術ポーチにしまった。「プレゼントは受け取っておくよ、シェフ」彼は付け加えた。「だが警告しておく。これを使うのは、絶対に生きるか死ぬかの状況だけだ。筋肉痛で床を這いずり回って準決勝を過ごす気はないからな」

「賢明な選択だ」カルダーはクスクスと笑った。「だが、あんなタンクが相手じゃ……隙を見つけるだけでも血の汗をかく覚悟をしておけよ」


アナウンサーの魔法のメガホンが突然円形闘技場に轟き、彼らの会話を遮った。

『紳士淑女の皆様! 準々決勝第1試合が始まろうとしています! 闘士たちは闘技場へ入場してください!』


群衆の咆哮は耳をつんざくほどに達した。回廊の突き当たりにある重い鉄の格子門が上がり始め、トンネルの影に朝の太陽の光が溢れ込む。

マーカスは金髪の房を直し、肩を張り、指の関節を鳴らした。貫通不能な相手。純粋な持久力の挑戦。それはまさに彼がエランドールに求めて来たものだった。

「俺の席を温めといてくれ、カルダー」幻影の君主は光に向かって歩きながら言った。

ゴブリンは瞬時に彼の影へと溶け戻り、マーカスは待ち受ける要塞を解体するために敷居を跨いだ。


マーカスがトンネルの影から出た時、エランドールの闘技場は5万人の声による咆哮で爆発した。金色の砂は真昼の太陽の下で輝いていたが、忍者の注意はすぐに戦場の中央で彼を待っているタイタンのような姿に奪われた。


ボロスはただ鎧を着た男ではなかった。彼は歩く要塞だった。身長2メートルを超え、分厚いルーン鋼のプレートに完全に包まれた彼は、まるで貨物カートと同じくらい重そうな巨大なタワーシールドを持っていた。腰にある武器は太く致死的なフレイルだったが、盾こそが彼の真の真髄であることは明らかだった。


「準々決勝第1試合……」魔法のアナウンサーの声が轟き、スタンドを振動させた。「はじめ!」


ボロスは1秒たりとも無駄にしなかった。分厚い兜の内側でこだまする鈍い咆哮と共に、彼は巨大なタワーシールドを両腕で持ち上げ、砂の上に残酷に叩きつけた。


≪システムハブ:スキル発動≫


使用者: ボロス | クラス: タンク


スキル: アースクエイク(大地の怒り)


地震の衝撃波が闘技場を引き裂いた。地面はマーカスに向かって一直線に爆発し、硬化した砂の巨大な塊と、その下にある岩盤の重い破片を蹴り上げ、大砲の弾のように空中に打ち上げた。闘技場全体が激しく揺れた。


しかし、ブーツの下の地面が崩壊する中、マーカスの黄金の目はすでに状況を分析していた。タンクは巨大で、その正面からの破壊力は否定できないが、彼には明白で致命的な弱点があった。絶望的に動きが遅いのだ。


マーカスは素早く印を結んだ。


≪システムハブ:スキル発動≫


スキル: 分身の術


地震波が床を破壊したまさにその時、3体の実体を持つ影のクローンが彼の周囲の空中に実体化した。後退したり横に避けたりする代わりに、マーカスとクローンたちは混沌の中へ真っ直ぐに前方へジャンプした。以前の衝突による筋肉の記憶に頼り、マーカスは宙に浮いた石の破片に足をつけ、それらを飛び石として使用した。


極限状態で2度繰り返されたその戦術的完璧さと流動性をシステムが記録し、瞬時に反応した。


≪システムハブ:新スキル獲得≫


スキル: 影の如き軽さ(パッシブ)


効果: 使用者の知覚される体重を劇的に減少させる。不安定、移動中、または浮遊している表面において、完璧な安定性と絶対的なバランスを付与する。


ポップアップの青いテキストが点灯した瞬間、マーカスは自分の体が希薄になるのを感じた。本来なら彼の重みで落下したりズレたりするはずのブーツの下の石の破片は、彼が着地しても1ミリもたわまなかった。彼は文字通り、影のように軽くなったのだ。


『アースクエイク』の飛んでくる岩の間を息を呑むような敏捷性でジグザグに駆け抜け、マーカスとクローンたちは衝撃波を飛び越え、4つの方向から同時にボロスに降り立った。

彼らは組織的な攻撃で巨人を打ち据え始めた。クナイの斬撃、回し蹴り、兜の死角や鎧の関節を狙った正確なパンチ。


だが、ボロスは難攻不落の壁だった。

パニックの兆候すら見せず、タンクは防御態勢に丸まった。ミリ単位の完璧な動きで、彼は盾の巨大な寸法を利用し、すべての攻撃を弾き、あるいは吸収した。マーカスの武器はルーン鋼に火花を散らしたが、かすり傷一つ負わせることはできなかった。ボロスは一歩も引かず、忍者の数的優位性を完全に無効化した。


正面攻撃の無意味さを悟り、本物のマーカスは後方へ跳躍した。指を鋭く鳴らすと、3体のクローンは黒い煙に溶けた。二人の闘士は再び離れ、互いを観察し合った。


今度はマーカスがペースを握る番だった。

彼は右手を上げ、その目は純粋な暗黒のマナで輝いた。


≪システムハブ:スキル発動≫


スキル: 影の鎖


ボロスの盾が落とす影から、4本の太い純粋な暗闇の鎖が噴出した。それらはバイパーのようにスナップし、巨大な戦士の腕、胴体、脚に巻きついた。


1秒も無駄にすることなく、マーカスは新たな印を結んだ。今度は、4体の影のクローンがタンクの周りに実体化した。各クローンは鎖の端をしっかりと掴み、地面に足を踏ん張って、鋼鉄の巨像を固定するために全力で引っ張った。


闘技場は固唾を呑んだ。影の鎖は4つの異なる方向から引かれ、ミシミシと音を立てるほどピンと張られた。


だが、ボロスは全く何も感じていなかった。


「虫ケラめ」タンクは兜の下で唸った。超人的な物理的筋力を込めた肩の暴力的な一振りで、ボロスは文字通り4体のクローンを地面から持ち上げた。拘束を完全に無視して、彼は一歩前に踏み出し、影のコピーたちをまるで無重力であるかのように引きずった。


グラップルの無意味さを感知した4体のクローンは、鎖を滑り落とさせ、巨人に注意を引くための決死の突撃を開始して一斉に疾走した。ボロスはフレイルを振り回し、盾を再び地面に突き立てて、彼らを簡単に撃退する準備をした。


予期せぬ事態が起こったのはまさにその瞬間だった。


クローンたちが落とした影から、守護者ゴブリンが暗い銃弾のように飛び出した。小さくも致死的な棍棒を握った緑の生物は、ボロスのタワーシールドの上端に真っ直ぐ着地した。怒りを帯びた喉の奥からの金切り声と共に、ゴブリンは武器を振り下ろした。


ガキィィン!


金属音が闘技場中に反響した。あらゆる予想に反し、タンクの防御ロジックを無視して、使い魔の小さな武器は伝説のルーンシールドの上部を明らかに凹ませた。

ほんの数分の一秒、ボロスは見上げ、小さな生き物の衝撃に心底驚いた。


それこそが、マーカスが待ち望んでいた窓だった。

幻影の君主は手を上げ、指のプラチナバンドを点滅させた。


≪システムハブ:アイテム発動≫


アイテム: 空間転換の指輪


紫色の閃光の中で、本物のマーカスはボロスの背後、絶対的な死角に配置されていたクローンと位置を入れ替えた。空中で、重力が彼を引き下ろし始めた時、マーカスは『ナイトファング』を抜いた。


≪システムハブ:スキル発動≫


スキル: 精霊の呼び声(氷結)


アビサル・アズライトの刃が、凍てつく青色の光で輝いた。スペクトラルマナが鋼の周りを渦巻き、闘技場の温度を氷点下へと急降下させる。マーカスはその残忍なエネルギーをすべて剣にチャネリングし、壮大な水平斬りを振り下ろし、巨人の鎧の背面、まさにプレートが接続されている場所を壊滅的な精度で打った。


衝撃は耳をつんざくようだった。氷のマナが瞬時に爆発し、魔法の鋼鉄の上に致死的なウイルスのように広がった。瞬く間に、分厚いスペクトラル・アイスの層がボロスを頭から爪先まで覆った。タンクは動こうとし、盾を持ち上げようとしたが、絶対零度が彼の鎧の関節を麻痺させ、筋肉を凍らせ、生きた金属の山を硬直した巨大な氷の彫像へと変えた。


まだ空中にいたマーカスは、攻撃の勢いに乗った。彼は体をひねり、すべての体重と新たに獲得した敏捷性を呼び起こし、ボロスの凍りついた背中に真っ直ぐ、破壊的な両足のドロップキックを見舞った。


氷と鋼の彫刻は一切の抵抗を示さなかった。完全に摩擦がなくなり、その衝撃はボロスをカタパルトから発射された岩のように前方へ発射した。巨人は凍りついた砂の上を容赦なく滑り、猛烈なスピードで戦場全体を横断し、闘技場の外周を越えて暴力的に激突した。


場外(リングアウト)。


氷が割れる音だけが破る沈黙が、一瞬だけ完全に支配したが、その後、アナウンサーの声がショックと純粋な熱狂の入り混じった声で爆発した。

「場外! リングアウトによる完璧な勝利! 準決勝に進出する勝者は……マーカスだ!」


幻影の君主は鋭く冷たいクリック音と共に『ナイトファング』を鞘に収めた。ゴブリンが放棄された盾から飛び降り、砂の上で不器用な勝利のダンスを踊る中、彼はタクティカルスーツの襟を正した。マーカスは熱狂する群衆を見上げて微笑んだ。山は倒されたのだ。


まっすぐ宿屋に戻って休む代わりに、マーカスはトンネルでカルダーと合流した。二人は、準決勝の潜在的な対戦相手を偵察するために残りの試合を見て滞在することにした。

出場者用の石のバルコニーから、彼らは円形闘技場の基礎を揺るがすような衝突を目撃した。それは2人の本物の強豪同士の戦いであり、どちらもマーカス自身が最近到達したばかりの熟練度である「クラスレベル2」に達していた。


一方には、高速で致命的な『エリート・ウィンド・ウォリアー(風の戦士)』。もう一方には、使い古されたオレンジ色のローブを着て、導電性の重い金属の杖で武装した『エリート・エレクトリック・モンク(雷の僧侶)』が立っていた。


風の戦士が前方にダッシュし、闘技場を引き裂かんばかりの不可視の刃の局所的な竜巻を召喚した。しかし、モンクは少しもひるまなかった。彼は足を地に踏ん張り、空気を猛烈にパチパチと鳴らし、頭上で杖を回した。


≪システムハブ:スキル発動≫


使用者: エリート・モンク(クラスLv. 2)


スキル: 10万ボルトの杖


目を眩ませる不自然な稲妻が晴天から落ち、モンクの杖に純粋でパチパチと音を立てるエネルギーを過充電した。電光石火の跳躍と共に、モンクは壮大で破壊的な水平の一撃を見舞った。


その衝撃は恐るべき電気の衝撃波を解き放ち、風の攻撃を瞬時に分解し、エリート戦士をラグドールのように闘技場の外へ吹き飛ばした。彼はコロシアムの壁に叩きつけられ、煙を上げて意識を失った。試合は1分もかからなかった。


カルダーは手すりに寄りかかり、厳しい表情で腕を組んだ。「あのスピードと怪物のような衝撃力を見たか? あのモンクは、準決勝でかなり手強い相手になるぞ、君主(ソヴリン)」

マーカスはニヤリと笑った。彼の黄金の目は、下の砂の上でシューシューと鳴る最後の電気の火花を反射していた。「そう願いたいね、シェフ」彼は捕食者のような興奮を帯びた口調で答えた。「じゃなきゃ、面白くないだろ?」

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