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第18章:仲間を守るため【テイム契約】を強制解除!? 原初の瘴気に侵された『木こり』が、愛する従魔を逃がすために自らを犠牲にして最凶の操り人形と化す件

背後で響く地殻崩壊の鈍く、終末的なこだまが、後戻りできない境界線を示していた。

ゴランはたった一人で、原初の迷宮の圧迫的で不自然な暗闇に包まれていた。新たに引き裂かれた巨大な亀裂の向こう――今や泡立つ瘴気の海で満たされた深淵の向こうで、アナベル、マーカス、ポール、ギャレット、そしてゴリアテの声は、地底の死の沈黙に完全に飲み込まれてしまっていた。

飛び越える方法はなく、引き返す道もなかった。


自然の守護者は両拳を握りしめ、深淵鋼の鎖帷子の下で筋肉が張り詰めるのを感じた。空気は重く、有毒だった。息を吸い込むたびに喉を掻き毟るような腐臭がし、紫色の煙が視界を濁らせている。


「無駄にしている時間はない」ゴランは暗闇に向かって唸った。彼の黄金の瞳は純粋で消えることのない決意で燃え上がり、狩猟の炎のように影を貫いていた。


素早い精神的命令と共に、彼は次元インベントリを開いた。

周囲が氷のような青い輝きに照らされ、【深淵の藍銅鉱の絶滅双刃斧】が彼の手の中に実体化する。神話級の武器は生命エネルギーを脈打たせ、その青い脈はこの場所に蔓延る暗黒魔法を今すぐにでも消滅させたくて飢えているようだった。

岩のように重い斧だが、巨人の手の中では彼自身の体の一部のように馴染んでいた。


躊躇することなく、ゴランは空いた手を自分の胸に当てた。

目も眩むような、振動する光の球が4つ、彼の胴体から噴出した。それらは石化した床に重く着地し、洞窟の基盤そのものを揺らした。


巨大な【鉄皮の巨獣(アイアンハイド・ベヒーモス)】が後ろ足で立ち上がり、耳をつんざくような金属音と共に貫通不能の鋼の装甲を揺らして咆哮した。

その横では、【血竜の暗殺者(ブラッドドラゴン・アサシン)】が燃え盛る巨大な翼を広げ、顎から漏れる真紅の輝きでトンネルを照らし出している。

タイタンのような【巨骸騎士(タイタンボーン・ナイト)】は、死神のような冷徹な計算で黒い大剣を掲げた。

そして最後に、有毒な空気をイオン化する青い放電の爆発と共に、【ボルト】が現れた。偉大なる雷の悪魔狼は、アルファの隣に歩み寄り、原初の怒りを込めた唸り声と共に牙を剥き出しにする。


ゴランは巨大な双刃斧を掲げ、地球の中心へ向かって急降下するトンネルの暗闇を指し示した。


「道を切り開け」ゴランの絶対的な宣告のような声が轟いた。「動くものはすべて倒せ。急いで下へ向かうぞ」


獣たちに二度命令する必要はなかった。自然の守護者との絶対的な精神的つながりに導かれ、4体の巨像は止めることのできない雪崩のように前方へ突進した。


その下降は、即座に「純粋な殲滅の行軍」へと変わった。

彼らの歩みを遅らせるような抵抗は皆無であり、魔物たちは文字通り、行く手を阻むあらゆる異形を床の塵のように一掃していった。暗闇から這い出してくる忌まわしき存在の群れ――【腐敗した黒曜石のガーゴイル】、【ブラッドケンタウロス】、そして【灰のゴーレム】は、死刑執行人の姿を捉える前に吹き飛ばされた。

真紅のドラゴンが地面すれすれを滑空し、狭い回廊を【白き破滅の光線】で満たし、軍団全体を一瞬で焼却する。炎の壁をすり抜けたわずかな魔物たちも、ベヒーモスによって残酷に踏み潰された。巨熊は自身のタイタンのような巨体を生きた破城槌として使い、敵の骨を粉塵へと変えていく。


側面では、タイタンボーン・ナイトが青い死の炎を纏った大剣の水平薙ぎで犠牲者を刈り取り、冷酷な一撃で敵の陣形全体を解体していた。

一方、ボルトは不可視の閃光だった。数十万ボルトの電流でエリート魔物を斬首していく自然の猛威であり、後には黒焦げの死骸とオゾンのツンとした匂いだけが残された。


ゴランは彼らの背後を息を切らしながら走り、彼が踏み込むたびに重いブーツが床を粉砕した。彼は斧を振るう必要すらなかった。彼の魔物たちが、比類なき凶暴さでダンジョンの内臓をえぐり出していたからだ。それは世界の腐った心臓部への、盲目的で残忍なダイブだった。


この一方的な虐殺、絶対的優位性の止まらない誇示は、抵抗を受けることなく続いた。

しかし、彼らのブーツが第16階層の敷居に触れた時、迷宮は根本的に姿を変えた。


冷たく無機質な石は消え去り、聖書規模の有機的怪物へと飲み込まれた。壁が呼吸しているようだった。建物ほどもある太さの、紫色の樹液で腐りきった巨大な世界樹の根がトンネルを覆い尽くし、病んだ臓器の鼓動を模倣するような吐き気を催すリズムで脈打っている。

空気は凍りつくほど致命的になり、有毒な霧は数メートル先の視界を遮るほどに濃く、固体のように感じられた。

ここは絶対的腐敗の領域。ダンジョンの生態系そのものが、世界樹の病魔によって完全に上書きされていた。


化膿した影の中から、より上位の魔物たちが姿を現し始めた。地上のどの図鑑にも載っていない怪物たちだ。【純粋な瘴気のエレメンタル】、【虚無の捕食者】、そして【腐敗したトレント】が大量に実体化した。これらはもはや狂気に駆られた下級の獣ではない。彼らの歪んだ頭上に浮かぶ赤い輝きが脅威を裏付けていた。彼らはすべてグレード3クラスの魔物だった。


【シャドウ・マンティコア】の群れがボルトに飛びかかって包囲しようとし、巨大な【感染した根のゴーレム】が床から突き出して、ベヒーモスと骸骨騎士を息詰まるようなグリップで押し潰そうとする。


だが、ゴランと彼の魔物たちは止まらない力だった。


ゴランは自ら乱戦の中へと飛び込み、地を揺るがすような跳躍で獣たちの側面に回り込んだ。ゴランとグレード3の魔物たちとの激突は、壊滅的かつ非対称的だった。

高さ15メートルもある腐敗したトレントが、ネクロマンシーと酸に浸かったツルで彼を鞭打とうとするが、ゴランは避けることすらしない。彼は双生のシールドを掲げて死の魔法を弾き返し(無害な黒い火花となって砕け散った)、無慈悲に反撃した。神話級の武器が空気を切り裂く。『木こりの掟』のパワーと、藍銅鉱の魔法分解特性が組み合わさり、終末的な一撃でタイタンのような怪物を腐ったおが屑と灰の雲へと変えた。


彼らは下降を続けた。あらゆる忌まわしき存在を破壊し、燃やし、根こそぎにする自己完結型の生態系だ。第18、19、20、そして21階層を、止めることのできない力とスピードで突破していく。


そして、彼らは第22階層に到達した。


彼らを迎えた大広間は、大聖堂のように広大なドームだった。その壁は、酸性の瘴気を滴らせる黒く化膿した根の複雑な絡み合いで完全に構成されており、瘴気が地面に触れるたびにジュージューと音を立てている。

その中央には、階層ボスがそびえ立っていた。コロッサルサイズのグレード3、【泥と瘴気の竜】。黒曜石の鱗で覆われた、意思を持つスライムの山だ。


その怪物は、有毒な息を吐くために胸を膨らませる時間すら与えられなかった。


ゴランはダッシュした。ベヒーモスの鋼の背中を使い、空中に飛び上がり、落下による全ての慣性と重力を双刃斧に集中させた。

原子爆弾のような衝撃が、竜の怪物を頭蓋骨から尻尾の先まで正確に半分に切り裂いた。グレード3のボスは、単一の魔法攻撃を構築する間もなく、泥と闇の嵐となって内破し、壁を黒い血で濡らした。


ゴランは柔らかく着地し、立ち上がった。片手で斧を回し、青い刃から黒いスライムを振り落す。呼吸は穏やかで制御されていた。汗一滴流していない。


不自然な沈黙の瞬間、魔物たちが彼を中心に完璧な防衛陣形を組んだ時、大広間の奥の暗闇が波打った。

空間が歪み、氷のように冷たい、貴族的な足取りで二つのフードを被った人影が影から現れた。彼らの黒いベルベットのクロークは、ブーツの下の根をさらに腐らせるほどの圧倒的な魔力に浸かっていた。


ゴランは彼らを睨みつけ、その傲慢な姿勢と、暗黒魔法の紛れもない悪臭を即座に認識した。

彼らは家長の父親と弟――粛清を生き延びたカエララ最高位の君主たちの最後の生き残りだった。原初の恐怖を目覚めさせるために逃げ延びた者たちだ。


自然の守護者は、強大な斧の長い柄を肩に重く休ませた。軽蔑と揺るぎない自信に満ちた捕食者の笑みが、彼の唇を歪ませた。


「逃げ延びた最後のヴァエロールの犬二匹か?」

ゴランの声が洞窟に反響した。鋼のように鋭い皮肉が込められ、敬意の欠片もない。


二つの人影がピタリと止まる。フードが後ろに倒れ、盲目的で止まらない怒りに歪んだ青白い顔が露わになった。


「犬だと?」二人のうち若い方が、純粋な悪意に浸かった紫色の炎を目に燃やしてシッシッと音を立てた。「お前の挑発もここまでだ。私はヴァレリウス・ヴァエロール卿、そしてこちらは父のカエレン・ヴァエロール卿だ! お前の骨から肉を削ぎ落とし、その残骸を瘴気に喰わせてやる。お前は今、ここで死ぬのだ!」


ゴランは彼らを見下ろした。その表情は玄武岩のように無表情だ。彼は首を鳴らし、不気味な音を立てた。

「自己紹介は終わったか? お前らみたいな愛玩犬に付き合っている暇はないんでね」


その剥き出しの侮辱は、ラクダの背骨を折る最後の一撃だった。

屈辱を受け、憎悪に目をくらませた二人のヴァエロールは、同時に至高の魔法を解き放った。

ヴァレリウス卿が両手を広間の空へ掲げ、気象学的な大災害を呼び起こす。地下の瘴気を帯びた黒い稲妻と圧縮された水刃のハリケーンが、致命的な津波のようにゴランに襲いかかる。

その横で、カエレン卿は空間そのものを歪め、巨人の骨をバラバラにするように設計された複数の重力井戸と不可視の空間刃を生成した。


だが、ゴランが劣勢に立たされることは一度もなかった。彼は一ミリも後ろに下がらなかった。


彼は前進した。

ヴァレリウスの大気魔法とカエレンの重力崩壊が彼に激突した。その衝撃は耳をつんざくようなもので、大広間全体が周囲で粉砕され、根がパルプと砕けた岩の海に変わるほどの大災害だった。

しかし、ゴランは双生のヴァンガード・シールドを交差させ、自身のパッシブスキルを最大化した。『木こりの掟』のパワーが、至高の呪文を深淵鋼の鎧に触れる前に文字通り分解していく。ゴランは暗黒魔法の黙示録の中を、まるで爽やかな秋の霧雨の中を歩くかのように通り抜けた。


システムのあらゆるルールに反するこの完全な魔法免疫を前に、純粋なパニックに陥ったカエレンは、最後の絶望的な手段に出た。彼は次元魔法を使って巨人の背後にテレポートし、ゴランの首の後ろを真っ直ぐ狙って圧縮された影の凶刃を突き立てようとした。


だが、ゴランの強化された獣の感覚はそれを遥かに凌駕していた。

乱暴な動きで、木こりは振り返ることすらなく、ただ巨大な斧を後ろへ突き出した。ヴァエロールが実体化したまさにその瞬間、その場所を正確に迎撃したのだ。

『木こりの掟』が吹き込まれた青い刃は、熱したナイフがバターを切るようにカエレンの胸を通り抜け、彼のSランクマナシールドと魔導士自身を綺麗に切り裂き、彼が声を上げる前に二つの完璧な半身へと切断した。


「父上!」ヴァレリウスが悲鳴を上げ、親がバラバラになって地面に倒れるのを見て恐怖に声を震わせた。


絶望と自身の死の悟りに目をくらませたヴァレリウスは、大広間のすべての瘴気を胸に集中させ、黒い炎の自爆を引き起こそうとした。


ゴランは彼を容易く排除した。二人の距離を、二つの怪物的な歩幅で詰める。魔導士がコアを起爆させる前に、ゴランは青い閃光と共に武器を振り下ろし、手印でこれ以上魔法を唱えられないようにヴァレリウスの両腕を綺麗に切断した。

ヴァレリウス卿が落とされ叫びながら膝をつくと、ゴランは容赦のない垂直の斬撃を振り下ろし、貴族の頭と胸を真っ二つに割り、一瞬でその命を絶った。


しかし、青い刃がその破壊的な弧を終えた正確なミリ秒、大広間の温度は絶対零度に近づくほど耐え難いレベルまで急降下した。空気が純粋で原初的な悪意に飽和して重くなり、空間そのものが腐り、木こりの死角でまさに引き裂かれるように感じられた。


原初の瘴気、マルコラスは、次元の織り目の中に隠れて戦闘全体を観察していたのだ。

この実体の古く悪意に満ちた知性は、巨人が防御できない唯一の瞬間を計算していた。それは、最後のヴァエロールに対する致命的な一撃の慣性が、まだ彼の体勢を崩している瞬間だった。


その姿を完全に現すことすらなく、裂け目から現れた波打つ影のクロークから、見えないが実体のあるダーツが放たれた。それは純粋な魔法ではなく、激しく腐敗したイスリルの根と絶対的な瘴気で作られた超圧縮された物理的な注入物:【腐朽する虚無の種子】だった。

液体の弾丸は、ゴランの斧の貫通不能なガードを陰湿にすり抜け、一瞬で距離を詰めた。


ゴランは着弾する前のそのごくわずかな時間でそれに気づいた。彼は自分が運命づけられており、時間内に避けることはできないと悟った。暗い液体が少し開いた唇をかすめる前の、その残されたわずかな明晰さの中で、彼の思考は超音速で働いた。


思い切った、そして不可逆的なコマンドでメンタルハブにアクセスし、ゴランは彼の存在における最も苦渋の決断を下した。


≪システムハブ:テイム契約の自発的破棄≫

不可逆アクション。承認されました。


ゴランは、自分の魔物たちの魂と自身の魂を結びつけていた黄金の魔法の糸を綺麗に切断した。深い精神的つながりが瘴気の感染を愛する仲間たちに伝染するのを防ぐため、彼らを即座に解放したのだ。彼は彼らを守り、毒を自分の中だけに隔離し、彼らを救うために永遠の地獄を選んだ。


正確にその一瞬後、弾丸は彼の口に直接激突し、唇をこじ開けた。暗い液体が溶けた鉛のように食道へと流れ込む。


最初、魔物たちは理解できなかった。ハブは彼らが自由であり、絆から解放されたと宣言していた。なぜ彼らが愛する自然の守護者は、突然彼らを見捨てたのか?


ゴランは玄武岩の上に膝をついた。彼の首と腕の静脈が恐ろしく腫れ上がり、ピッチブラックに変わって腐敗に脈打った。彼は完全な制御を失った。周囲のすべてを破壊し始め、床や巨大な根に恐ろしい素手のパンチを打ち込み、岩石を崩し、腐敗が彼の脳の奥深くまで浸透する中で苦痛に叫んだ。それは彼の手を書き換え、瘴気の操り人形に変えるために彼の人間性を剥ぎ取ろうとしていた。


マルコラスが次元の裂け目から完全に現れた。その実体は真の人間的な姿を持たず、半液体の影の巨大な塊であり、放射状の真紅の目と、存在するだけで物理法則を曲げ、歪める絶対的腐敗のオーラを持っていた。


マルコラスは上空から漂いながら状況を観察した。巨人が屈し、自分の暗い意志に屈服するのを見た後、真紅の目をゴランの4体の巨大な獣に向けた。彼らは暴れ、咆哮し、攻撃態勢をとっている。原初なる者は純粋に混乱しているようだった。


「興味深い……」マルコラスは囁き、その耳障りな声はテレパシーで大広間に反響した。「これほどの瘴気の濃度なら、即座にお前の獣たちも感染するはず。なぜ彼らが無傷のままなのか説明がつかない。だが、彼らが私のしもべになれないのであれば……ここで排除するまでだ」


原初なる者は影でできた腕を上げ、純粋な闇の致命的な大鎌を獣たちに放ち、彼らを一掃しようとした。


魔物たちはゴランが膝をつき、黒い煙を吐き、熱病のような瘴気の中で装甲を引き剥がしているのを見た瞬間、純粋で原初的な本能が支配した。彼らはもはやシステムの鉄壁の数学的ルールに縛られていなかったが、かつてのアルファに対する彼らの内臓からの愛と絶対的な忠誠心は残っていた。ベヒーモスが咆哮し、ドラゴンが白熱の炎を溜め、ボルトと騎士が前へダッシュした。彼らは彼を救うため、自らの命を犠牲にしてでもマルコラスを引き裂こうとした。


だが、ゴランが彼らの間に身を投げ出した。

彼は歪んだ顔を上げた。蒼白な頬を黒い涙が伝っている。絶望的な動きで、彼は自らの巨大体を盾として使い、魔物たちの代わりにマルコラスの影の一撃を受けた。


「グループのところへ行け!」ゴランは叫んだ。その壊れた声は、絶望的な人間の叫びと喉の奥から響く悪魔の唸り声が混ざり合い、彼らの行く手を遮っていた。


「殺せ、我が操り人形よ。奴らを引き裂け」マルコラスは残酷なサディズムで囁いた。


感染が決定的にゴランの神経系をコントロールした。彼の右腕が明確な意志に反して動き、地面から双刃斧を拾い上げた。筋肉が致命的な痙攣を起こし、武器を振り上げて、自分を揺さぶろうと近づきすぎた鋼鉄のベヒーモスの頭蓋骨に直接振り下ろそうとした。


だが、自然の守護者の魂は戦わずに屈することを拒んだ。

純粋な意志の力の最後の、絶望的な証明として、ゴランは自分自身の肉体に対する力比べの戦争に挑んだ。左手で、彼は自身の右手首を掴んだ。腕の筋肉は内部で引き裂かれ、静脈は破裂するほど腫れ上がり、手首の骨は二つの相反する力の巨大な圧力の下で不吉に軋んだ。すべては、青い刃を装甲熊の鼻先のわずか一ミリ手前で止め、ロックするためだった。


血と純粋な反逆の味がする非人間的な咆哮と共に、ゴランは単に一撃をこらえただけではなかった。彼は自身の引き裂かれた筋肉の止まらないテンションを利用して、武器の軌道を暴力的に逸らした。彼は残された『木こりの掟』の最後の一滴までを注ぎ込み、魔法無効化の絶対的な頂点まで押し上げ、マルコラスを真っ直ぐに狙った絶望的な後方への斬撃を解き放った。


アビサル・アズライトの刃が、原初なる者の半液体の影の塊に激突した。衝撃はカタストロフィックだった。ゴランのパッシブが、実体の腐敗した体の大部分を分解し、タイタンのような衝撃波を引き起こした。運動エネルギーの爆発はベヒーモスと他の獣たちを暴力的に後方へ吹き飛ばし、瞬時に彼らを瘴気の致命的な範囲から弾き出した。


それが、彼らに対する最後の、絶対的な愛の行動だった。彼は彼らが逃げるための隙を作ったのだ。


彼の魔物たちは理解した。かつてのアルファの殉教と、口に出せないほどの苦痛――彼らを傷つけないためだけに、自らの肉体を内側から引き裂くことを強いられた姿――を目撃し、彼らは悟ったのだ。ここに留まることは、ゴランの体が完全に限界を迎えた瞬間、彼に自分たちを殺させることを強要するだけだと。そして彼らは理解した。自分たちだけでは彼を癒やすことも、実体のない原初なる者を倒すこともできないと。


ボルトは必死にアルファの心に届こうとした。

『ゴラン! 持ちこたえてください!』偉大なる雷の悪魔狼はテレパシーで懇願し、かつて彼らの魂を結びつけていたあの黄金の絆を再構築しようと全力で試みた。だが、その反対側に見つけたのは氷の壁だけだった。敵対的で、乗り越えられない紫色の深淵。感染した自然の守護者は、もはや同じ存在ではなかった。


アルファが失われ、獣の力だけでは手の届かない場所にいると悟った狼の鋭い頭脳は、最後の絶望的な希望――人間の魔法――を形作った。グループの魔導士であり、恐るべきヒーラーであるアナベルのことを思い浮かべたのだ。おそらく彼女なら、この原初の毒を浄化するために何かできるかもしれない。


ボルトは、世界樹の根を震わせるほどの悲痛な遠吠えを上げた。狼はゴランをもう一度だけ見つめ、自分たちよりも自分を愛してくれた男の苦痛に歪んだ顔を記憶に焼き付けた。


魔物たちはボルトに導かれ、自らの意思でその場を離れた。

盲目的な怒りと、世界を焼き尽くさんばかりの復讐心に駆られ、4体の獣は素早く向き直った。上への道はすでに塞がれており、壁は瘴気で溶け、脱出不可能な迷宮へと変貌していた。超自然的な感覚を頼りに、ボルトは地面に鼻をこすりつけ、分厚い有毒な煙の毛布越しに人間のグループの紛れもない匂いを嗅ぎ取った。彼らは下へ向かってダッシュし、暗闇のさらに奥深くへと飛び込んだ。アナベル、マーカス、ポール、ギャレット、そしてゴリアテを必死に探し出し、彼らを再びゴランのもとへ導くために。


ゴランは彼らがトンネルに飲み込まれていくのを見つめ、友人たちが彼を救ってくれるという希望にしがみついていた。


そして、抵抗は決定的に砕け散り、イスリルの暗闇が彼の心を飲み込んだ。

黄金の光は目から消え、深淵のような紫色の虚無に取って代わられた。双刃斧は彼の右手にしっかりと握られた。ゆっくりと、巨像は立ち上がり、肉と鋼の悪夢のようにそびえ立った。


マルコラスは、破壊された影の体の一部をゆっくりと再生させながら彼に向かって漂い、数メートルの距離で止まった。実体の真紅の目は古い悪意で輝いていた。


「行け、我が忠実な操り人形よ」原初なる者は命じた。「この深淵へ降りよ。かつてのお前の獣たちと、お前の哀れな人間の友人たちを見つけ出せ。奴らを排除しろ、一人残らずな。一切の躊躇なく、奴らの命を奪い去れ」


自然の守護者は一言も発さず、ゆっくりと頷いた。

彼は今や、マルコラスの意志の完璧で致命的な延長となっていたのだ。世界の終わりは今、新しく、止めることのできないチャンピオンを手に入れた。

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