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第15章:物理無効の【炎の魔導士】が自爆魔法で街を吹き飛ばそうとしたので、チート斧で地面に叩き埋め、身を挺して爆発を『物理で無効化』した件。そして物語は天空へ

ゴランが煙を上げる腕を下ろすと、彼の顔の数インチ前で魔法の奔流を分解した後も、深淵の鋼の【ツイン・ヴァンガード・シールド】は赤熱したままだった。

彼は死以外の何も約束しない視線で炎の魔導士を見つめ、そして傍らの老戦士へと振り向いた。


「ここからは俺が引き受ける、アルトゥール」ゴランは唸った。その声は鋼のように冷たかった。「あんたはヴァンガルディア軍に手を貸してやってくれ」


ギルドマスターは躊躇うことなく頷いた。大剣を握りしめ、彼はカエララの通りになだれ込む1万人の冒険者たちを支援するために乱戦の中へと身を投じた。


対戦相手と二人きり残され、木こりは無言のまま彼を見つめた。

ヴァエロールの炎と燃えさしでできた体は、足元に転がる親族の頭部を見て、恐怖とショックで震えているように見えた。しかしすぐに、その狼狽は純粋で混じりけのない憎悪へと変貌した。


「貴様、一体何者だ!?」ヴァエロールはシッシッと音を立てて言った。その声は制御不能の山火事のように響き渡った。


「俺はゴランだ」自然の守護者は氷のような冷静さで答えた。


目をそらすことなく、ゴランは重く装甲されたブーツを上げ、倒れたヴァエロールの切断された頭部を容赦なく踏みつけた。彼は押し潰した。吐き気を催すような、湿った粉砕音と共に石畳に叩きつけ、その不気味なトロフィーを判別不能な肉塊へと変えた。


「お前を殺す男だ」


元素の魔導士の体は怒りで明滅した。ゴランは頭を傾け、その表情は無表情だった。「俺が今から排除する奴の名前を知ってもいいか?」


「私はアグニ・ヴァエロール卿だ!」貴族は咆哮し、彼の周囲の空気は石を溶かし始めた。「そして貴様は、私の弟……ザレク卿を排除した代償として、灰と化すのだ……」


原始的で復讐に満ちた怒りに目がくらみ、アグニは新たな地獄を解き放とうと叫んだ。

まさにその瞬間、彼らの上の空がほんの数分の一秒だけ暗くなった。空から魔法を使って大隊を指揮していたヴァンガルディアのギルドマスター、フランシスが、木こりのすぐ隣の廃墟の石畳に重く着地した。


魔導士は節くれだった杖を握りしめ、今や燃え盛る残り火と黒い炎でできた実体のない存在となっているアグニに視線を固定した。


「ゴラン、やめろ! 私の言葉をよく聞け!」フランシスは、広場を飲み込む炎のパチパチという音に負けじと叫んだ。「上から状況を見ていた。このレベルの腐敗に達した元素の魔導士は、事実上無敵だ! 彼らの体は要素そのものと一体化している。君の深淵の鋼の斧がどれほど致命的であろうと、従来の武器で彼らを攻撃したり、切断したり、傷つけたりすることは物理的に不可能なんだ!」


ゴランは高貴な敵から目を離さなかったが、武器をわずかに下げた。「なら、どういう計画だ?」彼は唸った。


「彼を再び実体化させ、脆弱にする方法は一つしかない」フランシスは熱を帯びた切迫感で説明した。「絶対的抑圧の呪文を織り上げなければならない。カエララのこのエリアを包み込む【反元素魔法フィールド】を作成する。だが、これはタイタンのような規模の呪文だ。私は部隊の指揮をやめ、身を守り、すべてのマナを注ぎ込むために後衛へ退かなければならない」


ヴァンガルディアのギルドマスターは杖を地面に突き立て、再び安全な場所へ向けて飛び立つ準備をした。

「時間がかかるぞ、ゴラン。それまで持ちこたえて、彼を引きつけ続けろ。死ぬなよ!」


返事を待つことなく、フランシスは空へ舞い上がり、大規模な儀式を始めるために味方の陣線に向かって飛び去った。


アグニ・ヴァエロールと二人きりになったゴランは、巨大な【破壊の双刃斧】のグリップを強く握りしめた。金属があの実体のない怪物を傷つけられないのなら、時間を稼ぐしかない。だが、彼は後退することでそれを行うつもりはなかった。


アグニは笑った。燃える森を思わせる歪んだ音だった。「木と泥が、この世界の法則を築いた火を止められるとでも思っているのか?」彼は燃え盛る腕を広げて宣言した。「この哀れな反乱を、最後の火花まで焼き尽くしてくれるわ!」


警告なしに、炎の魔導士は白熱の槍と黒い炎の雨を木こりに向けて放った。

ゴランは後退しなかった。彼は顔の前で拳を交差させた。


≪システムハブ:スキル発動≫

【パッシブスキル:木こりの掟 Lv.2】


衝撃は恐ろしいものだったが、彼のパッシブスキルの破壊力は、肌の数インチ手前で魔法の奔流を分解し逸らし、双生の深淵の鋼の盾に当てて粉砕した。


攻撃の勢いを利用して、ゴランは前方へダッシュし、反撃した。彼は地球を揺るがす力で斧を振り下ろしたが、下の石畳に亀裂を入れたにもかかわらず、巨大な刃は魔導士の胸を何の抵抗もなく通り抜けた。まるで空気や煙を切り裂いているかのようだった。

ゴランは空振りを吸収し、パリーと回避を再開した。フェイントとブロックでアグニにプレッシャーをかけ、彼の注意をしっかりと自分に引きつける。


しかし、視界の隅で、彼の黄金の視線は身の毛もよだつような詳細を捉えた。彼が逸らした炎や爆発の破片は、虚無へと消散していなかったのだ。それらは激しく跳ね返り、廃墟と化した広場を通って必死に逃げようとしているカエララの罪のない市民たちの上に容赦なく降り注いでいた。


自然の守護者の心臓がドクンと鳴った。ほんの数分の一秒の躊躇もなく、ゴランは戦術を変更した。

彼は避けるのをやめた。重いブーツを地面に踏みしめ、元素の魔導士と逃げ惑う人々の間に難攻不落の壁のように立ち塞がった。彼は一撃一撃を物理的にパリーし始めた。


炎の魔導士はすぐにそれに気づいた。彼の炎の体がサディスティックな笑いと共に振動する。

「ヴァエロール家の人間が、数匹の虫けらの死を気にするとでも本当に思っているのか?」貴族はシッシッと音を立てて言った。


腕を天に掲げ、アグニは恐ろしい量の暗黒のマナを集中させた。

木こりの視界に、真紅の通知が閃いた。


≪クリティカル警告:原初の闇魔法≫

敵の呪文:【破滅の炎】


それは大災害規模の致命的で凝縮された攻撃だった。しかし今回、アグニは計算された残酷さをもって、それをゴランに直接狙うことはしなかった。彼はそれを、避難場所を求めて身を寄せ合う民間人で溢れかえった、木こりの背後にある廃墟の建物に向けたのだ。


ゴランはダッシュした。彼は燃え盛る黙示録と建物の間に身を置き、巨大な【破壊の双刃斧】を斜めに構え、自らの力の最後の一滴までを呼び起こした。


≪システムハブ:スキル発動≫

【パッシブスキル:木こりの掟 Lv.2】


深淵の鋼の刃が魔法の衝撃波を切り裂く。金属は恐ろしい音を立てて悲鳴を上げたが、パッシブスキルは破壊的なエネルギーを誘導し断片化させ、白熱の地獄を空に向かって逸らし、間一髪のところで建物を救った。

二人はこの状態を終わりのない数分間続けた。ヴァエロールが破滅的な攻撃で広場をハンマーで叩き、ゴランは不動のままそれらをすべて逸らし、都市を守るために衝撃を吸収した。


衝突の中心から遠く離れた味方の前線の向こう側では、戦闘の轟音がヴァンガルディア兵の叫び声と入り混じる中、超巨大な銀色のデモニック・ウルフがその重要な任務を終えたところだった。負傷者を安全な場所へ運び、ルシウスとアナベルのグループを後衛の保護の下に委ねたのだ。


もはや足手まといになる重荷を背負っていないボルトの恐ろしい遠吠えが空気を引き裂き、カエララの基礎そのものを揺るがした。純粋な電気の雷鳴の閃光と共に、ボルトは戦場に重く着地した。まさにアルファの隣だ。

狼は獰猛に唸り、極度のマナ消費で弱り果てたアグニに向けて、電圧を帯びた牙をむき出しにした。


ゴランは敵から目を離さなかったが、彼は自分の獣に呼びかけた。「ボルト、お前の力がすべて必要だ」


(『その命令を待っていたのですよ、アルファ』)

狼のテレパシーの声がゴランの心に共鳴し、純粋な凶暴性と無条件の忠誠心で振動していた。


木こりは目を閉じ、斧を下げ、使い魔との完璧で精神的な絆に完全に身を委ねた。


≪システムハブ:絶対共鳴(アブソリュート・レゾナンス)≫

ステータス:100%同期。デモニック・ウルフのパワー転送開始。


ボルトは目も眩むような光の渦へと溶解し、ゴランの胸に直接注ぎ込まれた。木こりの周囲の空気は突然オゾンで飽和し、周囲の炎を吹き飛ばす電気エネルギーの致命的な衝撃波を爆発させた。


ゴランの体は、野生の、内臓からの、そして畏敬の念を抱かせるような変異を遂げた。彼の骨格構造は軋み、想像を絶する力に耐えるために再調整される。人間の特徴は硬化し、獣のようになった。分厚く粗い銀色の毛皮が腕、胸、首に沿って噴出し、効果的に彼を巨大で恐ろしい二足歩行の狼へと変貌させた。

純粋な青い電気のオーラが、彼の新しい体のすべてのミリメートルから制御不能に火花を散らし始める。稲妻は獰猛にパチパチと音を立て、前腕の巨大な双生の盾に巻き付き、斧の柄全体を駆け巡り、深淵の鋼の刃を致命的で目も眩むような光で輝くまで帯電させた。


電気のデモニック・ウルフへと変貌したゴランと、炎の魔導士との戦いは、かつてない暴力性をもって再び爆発した。

ゴランは今や非常識なスピードを持っていた。彼は稲妻のように素早く動き、魔導士の破壊的な攻撃をすべて逸らし、撃退することに成功した。斧の物理的な打撃が実体のない体にまだ効果がなかったとしても、斬撃に内在する放電は彼に目に見えて苦痛を与え、純粋な炎の形を不安定にさせた。


魔導士は恐怖した。その「人間のクズ」は、電気の力のおかげで、彼を完全に排除するのに十分ではないにしても、彼に実際のダメージを与えることに実際に成功していたからだ。

アグニはゴランを防御に専念させておくための絶望的な試みとして、市民に向けて邪悪な炎を投げ続けたが、木こりのスピードはそれらをすべて迎撃することを可能にした。


戦いは激化し、やがて遠くから味方のグループが到着した。

ダイアナ、マーカス、ゴリアテ、ポール、鍛冶師、アナベル、そしてスナイパーエルフの全員が揃っていた。


彼らは彼を助けるために乱戦に身を投じようとしたが、ルシウスが物理的に彼らをブロックし、介入を阻止した。

「止まれ」伝説のテイマーは両腕を広げて命じた。「あの規模の攻撃を受けたら、俺たち全員一緒に溶けちまうぞ」


しかし今、ゴランの怪物的な電気の変異を観察して、ルシウスは目を丸くした。火山の外で木こりの壊滅的なドラコニック・フュージョンを最近目撃したテイマーは、自分の見ているものが理解できなかったのだ。


「奴は一体どうやってるんだ?」ルシウスは囁き、拳を握りしめ、ショックと不信で顔を青ざめさせた。「どうやって異なる魔物で2回連続で完璧な融合を実行できるんだ? マナ枯渇によるシステムのバックラッシュで、奴は即死するか、召喚が完全にブロックされるはずだ……これは物理的にも数学的にも不可能だ!」


ダイアナはクロスボウを握りしめ、ゴランのタイタンのようにパチパチと音を立てる姿が炎の魔導士に向かって容赦なく前進するのを見ていた。

「あの人には、私たちとは違う何かがあるわ……」若きレンジャーはコメントし、その声は畏敬の念で途切れた。「無限のマナを持っているように見える……」


グループの全員が彼女に振り向いた。そのような仮説を聞いて驚き、面食らっていた。


沈黙を破ったのは、ヒーラーの杖を握りしめたアナベルだった。

「可能かもしれないわ」少女は木こりの力強い背中を見つめながら断言した。「私が山でゴランと初めて会った時、彼は自分の過去を全く何も覚えていなかったの」


エメラルド・ヴァルキリーはルシウスに向き直り、人間の理解を超えた啓示で目を輝かせた。

「そして古代の文献によれば、他の世界から人々を私たちの世界に連れてくることができ……そして自然を守るための無限の力を与えることができる唯一の存在は……」


ゴランの体の雷鳴がヴァエロールの炎をかき消す中で、彼女は間を置いた。


「……世界樹。イスリルよ」


突然、巨大な半透明の魔法の障壁が広場に降り注ぎ、カエララの廃墟を青白いドームの中に閉じ込めた。後衛から、フランシスが巨大な儀式を完了したのだ。


≪システムハブ:範囲魔法発動≫

【使用者:フランシス】 | 【クラス:魔導士】

【呪文:反元素魔法フィールド】

【効果:対象エリア内の元素の無形性を絶対的に抑制する。能動的な環境魔法の禁止。】


トドメを刺す時が来た。

炎の魔導士は、障壁が自分の無形性を抑制し、自分の体を血と肉に戻したのを感じた瞬間、自分が罠に陥ったことに気づいた。目に狂気を宿し、もし死ななければならないのなら、いつか他のヴァエロール家の者たちが自分を復活させてくれると信じて、ここにいる全員を道連れにすることに決めた。


彼は最後の大災害となる大量破壊呪文のために、すべての力を集中させた。


≪クリティカル警告≫

【敵の呪文:カタクリスミック・アッシュ・スーパーノヴァ】


アグニの体はマグマと闇魔法の時限爆弾となり、カエララ全体を爆発で飲み込む準備ができていた。


引き金が引かれる一瞬前、ゴランは魔導士の姿勢が自分に向けられたものではないことに気づいた。それは黙示録的な規模の無理心中だ。もし単に斧で彼を斬っても、エネルギーはどうせ放出されてしまう。

ゴランは即座にグリップを変えた。【破壊の双刃斧】を回転させ、巨大な深淵の鋼の刃の『平らな面』を巨大なハンマーとして使い、純粋な腕力による水平のスイングでアグニの頭を真っ直ぐに殴りつけた。


その一撃はあまりにも壊滅的で、ヴァエロールを岩に打ち込まれた釘のように、地球の基礎の深さ5メートルまで打ち込んだ。

起爆の1秒前になって初めて、ゴランは前方へ突進し、クレーター全体を自身の体で覆い、『木こりの掟』をその絶対的な頂点まで呼び起こした。


≪システムハブ:極限の保護条件達成≫

【パッシブスキル:木こりの掟がレベル3に上昇します。】

【新効果:任意の直接的な効果範囲に対する絶対魔法無効化。】


地下での爆発は起きたが、それはくぐもったものだった。

タイタンのような反動はゴランを発射体のように空へ打ち上げ、埋められた魔導士の周囲半径5メートルの地面を完全に破壊したが、致命的な衝撃波は木こりのパッシブによって吸収され、粉砕された。

カエララは救われたのだ。


ゴランは近くの廃墟となった建物の屋根に重く着地した。彼の鎧は煙を上げていたが、無傷だった。『木こりの掟』はその義務を果たした。彼は今や、どんな魔法でも呆気ないほど簡単に破る能力を持っていた。


一方、通りではヴァンガルディアの部隊が都市を制圧していた。後方部隊にいる魔導士フランシスは、深い安堵のため息を漏らし、膝から崩れ落ちた。あの障壁を維持することで彼のマナはすべて消費されていたのだ。

カエララを巡る戦いは正式に勝利した。


しかし、平和は1分も続かない幻想だった。


都市の上空、すでにダメージを受けていた空が突然、不自然に暗くなった。

それは煙ではなく、黒い稲妻とハリケーンの風を帯びた、常識外れの規模の嵐だった。


2つの人影が空から降り立ち、破壊された広場の正確な中心に着地した。

アグニとザレクの父と母。ヴァエロール家の2人の最高君主だった。


恐怖と狂気で顔を歪ませた【嵐の魔導士(ストームメイジ)】である母親は、ザレクの砕かれた頭部と、アグニがたった今爆発した煙を上げるクレーターを見た。

悲しみと純粋な魔法に満ちた人間離れした悲鳴が空気を引き裂き、残りの建物が揺れるまでハリケーンを激化させた。


屋根の上にいたゴランは、立ち止まって見ていることはしなかった。

野生の体がまだアクティブな状態での慣性に導かれ、彼は強大な跳躍と共に攻撃を開始し、嵐を解き放った魔導士に向かって真っ直ぐに急降下した。


木こりが軍神のように空から急降下してくる中、ヴァエロールの父親はゴランの止まらない力を冷たい恐怖で見つめ、自分たちの王朝が絶滅の危機に瀕していることを悟った。


衝撃に備える妻を無視して、父親は後衛の方向へ向き直り、彼の兄弟と父親――影に残っている最後の2人のヴァエロール――とテレパシーで通信した。


「カエララは失われた。あの男は致命的な異常(アノマリー)だ」家長は、絶望的な諦めに満ちた重い声で命じた。「行け……今すぐ原初の瘴気、マルコラスを探し出せ。根の中で眠っている存在だ。我々にはもっと力が必要だ……どんな代償を払ってでも」

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