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13 あー、快適な服だなぁ

先週は本当に遅れてしまって申し訳ありませんでした。まあ、今回は説明回なんですけどね。絶対に週一投稿はやめたくないんだ(キリッ。

それはさておき、今回はリーナさんが頑張る回でもあります。この程度ならネタバレにはなりませんよね......?

これ以上書くとネタバレになりそうなので、本編へどうぞ。

 僕は結構早くに席を決めて座ったけど、隣が来ない......。まあそれもしょうがないのかな、僕外見は完全に女の子だし。まあ、いいんだけどね、なんかやばい奴みたいじゃん。

「よろしくね。私トリカっていうの。あなたの名前なんていうの?」

 キタキタキタキタキタキター。......はぁ、なんでこんなにハイテンションになってるんだろ。まあ、受け答えはしっかりとしなきゃね。そろそろ一人称を僕にして様子を見ようかな。紫の髪の毛か、可愛いな。

「僕はリーナって言うの、しばらくの間よろしくね。あなた綺麗な髪の毛してるのね」

 ついそんなふうに言ってしまった。リーナって言うの、と名前しか名乗ってないのは、ブラシストというのがこの領地の出身ですよ〜と区別しやすいようにほとんどの平民が名前につけられているが、名乗っていないのでいい。だが、綺麗な紫の髪の毛に触れたのがいけなかった。完全な紫の髪はかなり目立つから、トラウマスイッチだったりするかもしれないのに。

「ありがとう、とっても自慢の髪なの。私達お友達になりましょ。私のこの学園で初めてのお友達になってくれませんか?」

 よかった、トラウマスイッチにはなってなかったんだ、友達もゲットできたし良かったね。危うかった。

「ありがとう。お友達になりましょう!」

 そんなやりとりをしている間にみんなが自分の席を決めていたらしい。てか、貴族が指揮をとって決めたみたいなんだよね。貴族が中心的になる席の決め方をしたらしい。一文前との落差が激しくなっちゃったね。


「えー、席が決まったようなので制服と体操着を配ろうと思います。この制服には、制服を直すための券が20枚、サイズの合わない制服を交換する券が2枚、付いているから、絶対になくさないようにしてくださいね。この券は買おうと思ったら結構いい値段するから、貴族以外はなくせないぞ、貴族でも親から大目玉をもらうレベルだ思うからね。気をつけてね。あと体操着のサイズ変更や修復は3年生になったら習うので、それまでは交換が自由になっていますが、基本的にあなた達の先輩が授業で作ったものが配られるので不良品なども混じってる場合があるので、気をつけてください」

 この時のクラスメイトの心の声は3つに分かれた。

 ・うわー、無くさないようにしよう。

 ・そんなに高いのはなんでなんだろう?

 ・早く授業始まらないかなー。

 の3つに。その心の声を聞いたのかのように、先生が言った。

「えー、あと生徒手帳を配る、他にもいろいろ配りものあるから今日は授業はないぞ。制服の券は生徒手帳に挟んでおけばいい。生徒手帳のポケットには小さめのリュックくらいの広さの空間拡張魔法がかけてあるから紙切れ20枚程度なら余裕で入る。だから変なことは言わないから、絶対に入れておけ」

 いや、それって生徒手帳なくしたら終わるんじゃ......。

「生徒手帳は学校の先生に申告すれば、職員室で取り寄せることができるぞ、なくしたら反省文とともにもってくるように」

 あ、はい。結構なくす人とかいたんだろうなぁ、生徒手帳をさ。


「あと、遅くても3年生になると制服が変わるけど、その時は制服の券は配られないので大切にしてね。あと、余談だけど制服の券は上級生に高く売れるから、お金に困ってるやつは制服の券を売るとかなりいい稼ぎになるぞ。本当に困ってる人だけにしておけよ、小遣い稼ぎで売ると後々困るのは自分なんだからね」

 あ、これは素直に聞いておいた方がいいやつだ。場合によってはぼったくられることもあるかもしれないからね。値段交渉は慎重に行うべきだね。僕は券の売り買いなんてしないけど。

 今更ながら生徒手帳が前から回ってきた、僕の2つ前の子が生徒手帳を見てて後ろに配り忘れていたみたいだ。

「えー、次は教科書を配るぞ、主教科が5教科で、副教科が6教科だ」

 配られた教科書は、国語、算数、理科、社会、第二言語(英語)と、副教科は技術、家庭科、体育、保健、魔法、道徳だった。

 うわー、最初っからきつくね? てか、物理法則とかって調べる人いたんだね。うん、そうだったのね......。

 理科の教科書を開いたら、化学と地学は完全になくて、物理がほんの気持ち程度ほど、生物と魔法物理という科目が殆どを占めてした。んー、地球とは完全に別物って考えた方がいいね。

 算数はいたって普通の四則演算と分数、少数などで、地球の知識があれば簡単に解けるレベルのものしかなかった。まあ、小2相当だしね。社会はこの国の歴史とか、大陸の気候がどうのこうのって言うのと、この国の歴史とかが大多数だった。公民とかはなかった。ガックシである。ほかの地球にもある教科は地球とほぼ同じ内容だった。

 ここで問題になるのが魔法という教科である。正直魔法はかなり気になるけど、ここでネタバレをしたくはないんだよな。うん、魔法は授業とともにしておく、理科の魔法物理とやらも、内容は見てないからね。


「えー、すべて配り終えたんですが、かなり時間が余ったのでドッジボールをしたいと思います」

 先生がこの言葉を言った時のクラスの反応は3つに分かれた。

 それは、やったー、動けるぅ! と喜ぶ奴らと、私は貴族だぞ! と怒り出す奴らと、え?ドッジボールってなに? と困惑する奴らである。僕とトリカは喜ぶ奴らに所属している。分かれ方的には普通層、富裕層、貧困層という別れ方になっていると思われる。貧困層といっても2人しかいないが......。

「あー、わからない人や、ルールが曖昧な人のためにルール説明をするぞ。お前らの村とかでしたドッジボールとはルールが違うかもしれないからしっかり聞いておけよ」

 簡単に説明すると、

 ・クラスを二チームに分けて試合を行う。チームは()()()()()くじ引きで決める。

 ・ジャンプボールから始める、ジャンプボールをする人は各チームで相談して決めることとする。

 ・ボールは先生が魔法で創ったゴムボールのような柔らかいが形がまとまっていてしっかりとつかめるものを使用する。

 ・どこに当てられてもアウトである。

 ・1人だけ二回当たっても大丈夫な人がいる。その人はチームで相談して決める。

 ・当たっても同じチームの誰かがボールが地面につく前にとることが出来たら、当たった人はセーフになる。

 ・外野は存在しない。当てられたら復活はある方法を除いて不可能である。

 ・審判及び魔法の管理は先生がする。もちろん片方に肩入れはしない。

 ・ボールが床に落ちる前に相手チームを2人以上当てることが出来たらストック2つの人が復活する人を選ぶことが出来る。

 というルールだ。なんか面白そうである。

 いつの間に用意したのか、先生の手元にはくじの入った箱がある。

「はーい、この箱の中から一人一つくじを引いてね。引いた後で変えるのはなしだぞ」

 そして一人一人くじを引いていって、2チームに分かれた。ものの見事に貴族+運動神経が高そうな平民男子+美少女1人のチームとそれ以外のチームに分かれた。僕はトリカとともにそれ以外のチームである。

 ......いやいやいや、おかしいでしょ。これどっかで明らかに不正入ってるよね。見たところ先生が不正をしたわけではなさそう、なんかビックリ半分、呆れ半分って感じだ。誰かの不正を見つけて、こんなことにそれするか? みたいな反応である。

 とすると、貴族連中かな......いやいやみんな変なことはしてなかった。先生が口を挟まないってことは、くじの入れ替えはなかったってことだから、くじを引く前に、何かされてたってことかな。

「さあ、チームも決まったことだし、教室の向かい側にある更衣室で、さっき配った体操着に着替えてこい」


   5分後、


 みんなが着替えて出揃った。この体操着って結構着心地がいいな。かなり快適に過ごせるよ。ちょっと長くて、膝下まであるし、胸周りに()()がいるけどね。まあ、ブルマじゃなかっただけいい。ブルマなんて、はずかしくてしょうがないよ。

「おーい、こんなにチグハグな分かれ方になるとは思ってなかったけど、準備はいいか? 一気に行くぞ」

  ヒュンッ

  

  ドタタッ

「さあ、先生が魔法で創ったこの亜空間で存分にドッジボールを楽しもうか」

 

さて、今回で化学さんと地学さんが丸めてポイッされてるという事実が発覚しました。公民さんですか? 公民さんはまだ希望があるから...。

それはさておき、リーナさんに新しくお友達ができましたね、女友達が。男友達は出来ることはあるのでしょうか? まあ、小さい子の他人と仲良くなる力は異常ですからね...(ソースは僕)

そして、ドッジボールですが、かなり不穏な雰囲気ですね。もちろんリーナさんはそれ以外の人達のチームの方です。

リーナ「僕が美少女じゃないってか、いや張り合うつもりじゃないけど......」


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