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王立魔法学院の司書  作者:
この世界の図書館事情
21/21

分類目録

 王宮で作成される複本は、それ専用の用紙を用いて作られるのだとか。

 もちろん、装丁も。

 ……お札並みじゃない? その扱いって。

 それだけ貴重ってことなんだろうけど……

 ここが王宮だから、なのかな?


「……ちなみに、原本の方は、どうやって見分けられるのでしょうか?」

「原本は、基本的に外には出しませんから」

「でも、たとえば複本を作ってる時に、うっかり破けちゃったり、製本が壊れちゃったりとかしたら、修理しますよね? ここで修理するんですか?」

 あと、考えたくないけど、盗まれちゃったりとか、何かの災害で書庫が壊れちゃったりとか。

 ……想定してないのかな、そういう事態。

「確かに、再製本が必要なほどの修理は外に出しますが、めったにそんな事態は……ああ、そういえば」

 何なに?

 「書籍に限ったことではありませんが、国有財産の一部とか、王室所有財産には、魔法で目印が付いているとか。もちろん、一見判らないように、だそうですが」

 ……また魔法か。

 まあ、想定してなかったあたしが悪いのかもしれないけど。

「なるほど。……でも、全部、ではないんですよね?」

「はい、おそらく。どういう仕組みか、とか、誰がその印を付けるのか、とかいったことは、わたくしにはわかりかねますが」

 機密保護ってやつだよね、たぶん。

 まあ、魔法の事は専門家(エリック)に訊ねよう。教えてくれるかどうかわからないし、説明が理解できるかどうかもわからないけど。


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