【資料7】100%AIが執筆した『未来予報は、雨のち恋』第5話
AIくんのやらかし案件その6にして最後!
書き方を統一してくれない!
おかしい……俺は女の子の一人称小説で出力しろと言ったのに、いつの間にか三人称になっておられる……
しかもキャラクター情報やら設定やらが何もかもぶっ飛んでて、四話までのキャラクターと全くの別人と言っていいレベルで違う。
三人称の描写が下手クソすぎて頭に入ってこないことといい、 AI小説の欠点がこれでもかというくらい詰まっていると思います。
そもそも私はこの内容を当時読んだ後、完全にゼロからリスタートしてたため、アナザープロットとして使うことを諦めました。
より詳細なプロットを組んでAIに出力させ直し、なんとかアナザープロットとしては使えるものを使って書き上げてもらいました。
一人称の命令を出していたのに三人称に変わるのはレアケースですが、こういうことも発生しています。
この手の問題は全部自分の手で書いているなら絶対に発生しない問題です。
いかにAI小説が欠点だらけなのかよくわかるかと。
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恋の始まりって、もっとドラマチックなものだと思ってた。
告白とか、
偶然の再会とか、
雨の中で傘を差し出すとか。
だけど、私のは違った。
「清彦くん、今週末って……空いてたりする?」
帰り道の信号待ち。
声をかけるタイミングを計って、自然に見えるよう努力して、勇気を振り絞って放った一言だった。
「あ、予定あるから無理」
返ってきた答えは、あまりにもあっさりしていて、拍子抜けするほどだった。
(え、あっさり……?)
「え、そっか。ごめんね、急に」
笑顔を作ったつもりだった。
でも、自分の声が思ったより上擦っていた気がして、余計に恥ずかしかった。
なぜこんなに気になるのか。
たぶん、雨鏡のことが契機だった。
あの日、偶然を装って一緒に帰った夜のこと。
傘の中で話した他愛もないこと、ふとした沈黙、そして彼が見せた、優しさとも思えるあの目の揺らぎ。
私にとっては、ほんの少しの特別だった。
だから、週末に彼と出かけたいと思うのは自然だった。
もっと仲良くなりたい。
もっと彼を知りたい。
でも、その思いは「予定あるから無理」の一言で簡単に弾かれてしまった。
「何の予定なの?」
軽い調子で尋ねたつもりだった。
だけど、心の中はざわざわしていた。
「それは秘密」 清彦は、いつも通りの柔らかな笑|みでそう言った。
(秘密……? なんで?)
その笑顔が少し遠く感じた。
優しいけれど、どこか線引きをされたような。
(私、そんなに距離あるの……?)
琴乃のプライドが、静かにざらついた。
期待してしまっていた自分がバカみたいに感じた。
なんでもない友達。
その言葉がぐるぐると頭の中を駆け巡る。
放課後の自室。
ベッドにうつ伏せになりながら、スマホをポチポチといじる。
(清彦くん、週末、何するんだろう……)
気になってSNSを見てみても、ほとんど更新されていない。
鍵付き。
情報も少ない。
「……なら、調べるしかないじゃない」
呟きながら、キャップとサングラスを取り出す。
家にあったもので作った、軽い“変装”。
(探偵とかじゃないけど、知りたいって気持ちだけは人一倍あるから)
少し自嘲気味に笑いながら外へ出る。
だけどその直後――
「……家、知らないわ」
重大すぎる欠陥に気づく。 ベンチに腰かけ、顔を両手で覆う。
「アホすぎる……何たるマヌケっぷり……」
ため息をつき、スマホを取り出して動画でも見ようかと思ったその瞬間。
「琴乃?」
声がして、顔を上げると――いた。
制服姿の清彦が。
「え……あ、ちが、これは」
変装したままの姿に、余計に挙動不審になる琴乃。
「何してんの?」
「いや、その……ちょっと、散歩的な……」
清彦はじっと見たあと、笑いながら肩をすくめた。
「まあ、いいけど。俺、今から用事あるから」
またその言葉。
用事。
秘密。
その背中を見送るのは、さすがに耐えきれなかった。
「私も、一緒に行っていい?」
思わず口をついて出た言葉。
清彦は少し驚いた表情を見せるも、直ぐにふっと笑って言った。
「いいよ。子供たちも喜ぶと思うし」
(……子供?)
「釣りするんだ。いつも日曜に地元の子と一緒に」
(デートって言ったじゃん……)
心の中でツッコミを入れながらも、理由がわかったことで少しだけ安心した。
……いや、安心?
それってつまり嫉妬してたってこと?
考えたくなくて、首を振った。
川辺に着いた時には、すでに小学生の男女が3人集まっていた。
「おそーい!」
「清彦ー! 早くー!」
無邪気な声が響き渡る。
釣り道具を手に、バケツに水が張られ、キャンプ用チェアまで並べてある。
「お姉ちゃん、誰?」
「彼女ー?」
「ちがうよ。琴乃。友達」
あっさり言われて傷つきそうになったけれど、否定されるのもおかしい気がして、曖昧に笑った。
「えっと、釣り初心者です。よろしくね」
「まじ? うちらのが強いじゃん!」
元気すぎる小学生たちとのやり取りは、最初は戸惑ったけれど、だんだんと楽しくなってきた。
いよいよ釣り開始。琴乃も竿を受け取り、清彦が持ってきたバケツの中身を見る。
「うわ……ミミズ?」
「えっ、触れないの?」
「ムリムリムリムリ! ぬるぬるするし見た目がもう……!」
「えー! 姉ちゃん、こんなんもできないの!?」
男子小学生に煽られて、悔しくなる。
「ちょっとネイルしてて……今日は……」
「してないじゃん!」
完敗。
顔を赤らめる琴乃に、清彦が静かに手を伸ばす。
「俺がつけるから。初心者はみんなそうだよ」
その言葉に、心の奥が少しだけほぐれる。
(……やっぱり、優しい)
タオル越しに包むように餌をつける姿に、雨鏡の日を思い出していた。
あの時も、さりげなく傘をこっちに傾けてくれていた。
川辺には風が流れていた。
水面がキラキラと陽に反射して、まるで小さな宝石をちりばめたみたい。
草の匂い、川の匂い、夏の匂い――全てが心をくすぐる。
小学生たちは、次々と成果をあげていた。
「またザリガニ釣れたー!」
「お姉ちゃんはまだ?」
釣れていないのは琴乃だけ。
焦る気持ちが高まり、次の一手も見えず、竿を持つ手に力が入る。
「うまくいかないな……」
つぶやいた声に反応したのは、やっぱり清彦だった。
「糸の位置、ちょっと高すぎるかも。こうすると沈みが自然になるよ」
そっと竿に手を添えられる。
その指先が触れた瞬間、ちいさな電流が走った気がした。
(近い……息が聞こえる)
呼吸のタイミングを探ってしまうほど、距離が縮まっている。
「ほら、見て。そこ、波が立ってるだろ? あれ、魚が動いてるってこと」
説明の内容なんて頭に入ってこない。
ただ、声と表情と、近さだけが濃く染みていく。
その数分後―― 琴乃の竿がピクリと動いた。
「ん……? なにか引っぱってる?」
反応した瞬間、心拍数が跳ね上がった。
「来た! きっと来た!」
「焦らないで。一回止めて、ゆっくり巻いて」
清彦の声が、川のせせらぎよりも穏やかに響く。
言われた通りにリールを巻くと、水中で魚が暴れ、重みがずっしりと伝わってくる。
「うわ、これ大きいかも!」
小学生たちが注目してくる中、琴乃は緊張しながら竿を操る。
そして、ついに――
「釣れた!」
水面から跳ね上がったコイの姿。立派なサイズに、拍手と歓声が巻き起こる。
「お姉ちゃん、初勝利だー!」
「記念に写真撮らないと!」
スマホを取り出して魚を構えたその瞬間―― ピチッ。
「きゃっ!」
暴れる魚の尾が、琴乃のシャツに直撃した。
水しぶきが飛び、服がびしょ濡れになった。
「うわ、シャツ透けてる……!」
白い布地の下、淡い色の下着が透け始める。
「見んな! 見るな! 絶対! コラ!」
男子小学生の目が、わかりやすくキラキラし始める。
琴乃があわてて身体を隠すも、手が足りない。
そんな中、清彦が無言でタオルをそっとかけてくれた。
「こいつら、容赦ないからな。気をつけなよ」
優しさなのか照れ隠しなのか。その声色は、いつもより少し低くて静かだった。
(見ないって、こういうことなんだ)
琴乃は小さく礼を言い、心臓の音がやけにうるさいことに気づいた。
釣りが一通り終わり、みんなが片付けを始めた頃。
小学生たちは自慢気にバケツを覗き込んでいた。
「今日はいっぱい釣れたー!」
「次はもっとデカいの!」
「姉ちゃんも来てね!」
名前じゃなく、“姉ちゃん”と呼ばれたことが、なんだかくすぐったくて嬉しかった。
「また来たいな。楽しかった」
正直な感想だった。
そう言った瞬間、清彦が隣で笑った。
「よかった。あんまり向いてないかと思ったけど」
「えー、ちょっと失礼じゃない?」
「でも、釣れてた。最後、ちゃんと」
「うん。教えてくれたおかげ」
夕焼けの色が川面に滲む。
風が揺れる中、二人はゆっくり並んで歩いていた。
「清彦くんって、いつもあの子供たちと釣りしてるの?」
「うん。近所だからね。親御さんに頼まれたのが最初だったけど、いつの間にか毎週の恒例に」
「すごいね。優しいっていうか、誠実っていうか」
「そっかな。自分の予定を削ってるだけって気もするけど」
「それが優しさだよ。私なんか、人の予定優先されただけでモヤるもん」
冗談めかして言ったけど、それは本音だった。
「……雨鏡の時、ちょっと特別だったと思ってた」
「え?」
「傘の中で話した時、すごく近かった気がして」
少し言葉を飲み込む。でも、ちゃんと届けたいと思った。
「今日ね、私……惚れさせるつもりで来たんだよ」
「え?」
「でも、無理だった。ちょっと好きになっちゃったから」
清彦は、驚いたようにこちらを見ていた。
だけど、それ以上何も言わず、ふっと笑った。
「そっか。釣れちゃったか」
「うん。釣れてしまったのは、恋でした」
帰り道の空は、少しだけピンクがかっていて。 風が川の匂いを運んでいた。
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