高貴な方々の漫才
「やあ!二人ともおはよう!」
その瞬間、二人…王子様とシルヴィアさんが王子は膝落としを、シルヴィアはアクアボールを打って来た。
「元気だねえ…はい」
王子の足を掴んでアクアボールが来そうな場所に顔を置く。
クリーンヒット!王子は死ぬ。
「プワァ!?」
「あ、生きてた」
「殺す気だったのか!?」
「ッチ…王子…邪魔」
「お前は魔法を打つんじゃない!それに、僕だってお前が魔法を打たなかったらもっとやりようがあった。お前の方こそ邪魔なんだよ」
「負け犬の…遠吠え…ッハ」
「…………………」
「…………………」
「仲良いねえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「お前は、なんでそんなに伸ばしてるんだ…」
「肺活量の限界が知りたくって」
「今やることか!?」
「人生において、無駄な時間は存在しない…もしかしたら後2秒で死んでしまうかもしれない…だから、私は少しでも疑問に思ったらそれを行動に移すんだ…今考えた言い訳だけど、結構いいね。これからも使おう」
「最後のやつで台無しだぞ…」
「…私やっぱりこいつ嫌い」
「僕も好きではないよ…」
「あ、冒険者カード取れた?」
「…取れたが」
「私も…取れた」
「ランクは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?????????????????????????????????????」
「君は、誰かを煽らないと気が済まないのか?1だけど…」
「1…何か、問題でも?」
「ほうほうほほうほう…鎌瀬さん?」
「…そうだな確かそんな名前だった」
「へ〜〜〜〜」
「…なんだ、その声」
「ん…ん…んん…ま、いいよお」
「なんだこいつ…そういえば、昨日のあの子は?」
「お友達。因みにゴブリン200体くらいなら相手にできる」
「化け物か?」
「…うそ…とは…一概には…言えない」
「ち〜な〜み〜に〜私は20000体くらいなら相手にできまーす」
「うそ」
「うそ」
「決めつけ、いくない」
「そう言えば、今日はどうするんだ…その…」
「おやおや?楽しみにしてたのかな?ん〜言ってごらん?」
「君は本当に煩いな!今日は依頼があるか聞いているんだ!」
「ん〜行くけど、依頼はないねえ」
「そうか…その…だな…やりたい依頼があるんだが」
するとシルヴィアがギョッと王子を見る。
「あれ、本気だったの?」
「…男なら、一度はやってみたことなんだ。そのだな、ドラゴン討伐がしたいんだが」
「ムリかな〜どこにいるかもわからんし」
「そうか…」
「だから、言ったのに。馬鹿」
「…はっ、アクアボールしか脳がないやつに言われたくはないな」
「…」
無言でアクアボールを展開するシルヴィア。
「…」
無言で腰にあった剣(木製)を抜いた王子。
「…」
無言でお手玉を始めた俺
さあ!勝つのはどっちだ!
カシャ…カシャ…カシャ…
お手玉の中のビーズの音が響く。
スパン!スポン!グルアアアアアアアアアア!!!!!
3つのお手玉が何故か10個に増えた。後、お手玉から時々化け物の声が聞こえる様になった。
瑠璃!どうしてここに!?まさか自力で脱出を!(無言の腹パン)ぐう!ああああ…彼女は…瑠璃ではない。
10個のお手玉は気がつけば100個ほどになり、赤白黄色に咲いて並ぶチューリップもびっくりなほどカラフルになっていた。
後、だんだん煩くなってきた。
見附さん!これは、事件です!マーマイトが奪われました!え!あれ???ちゃんのだったの!?ごめん、私が捨てた。
最終的に媚を売り始めた。
「…もういいわ…」
「ああ、なんかもう、疲れた」
争いは何も生まない。そんな事を教えてくれて、ありがとう、お手玉。
「じゃあ、私の勝ちですね。なんか奢りやがれください」
「却下」
「貴方に、何かを、奢るなら、鼠に、餌あげる方が、何億倍か、精神的に楽」
「えー…」
あら?何か注目されてる。
見ると周りの人が全員此方を見ていた。
何故だ…ああそうか。こいつら目立つもんな。
「ほら、一真。貴方が起こっているから皆さんが此方を見ているでしょう」
「お前は本当に責任転嫁がうまいな」
「ありがとう」
「皮肉だぞ」
「それよりも先生来たよ」
「ッチ」
「えー、では、今日もアクアボールを使って貰うんですが…ですが…一真様、シルヴィア様、隼人様、貴方達はみんなの前でアクアボールを見せてもらいます。そして師事してあげてください」
成る程、面倒な奴はアクアボール覚えてるし、くっつけない作戦か、完璧な作戦だな。俺がアクアボールを使えない事を除けば。
「せんせー!私アクアボールつっかえっませーん!」
「きゅうううううう」
先生が倒れた!このひとでなし!
「何食べよっかな〜よし!おばちゃん!『漆黒と暗黒の混ぜご飯』一丁」
「ほい!ひじき一丁!」
ひじきご飯だったかあ…
「おまたせ〜」
テーブルには3つの人影、凛花と一真とシルヴィアだ。
「なにそれ」
「ひじきご飯…そんなのあったか?」
「…髪の毛?」
「凛花はまたカレー?一真は…日本料理っぽいね」
「日の元は、ご飯が美味しいから、なんでも食べれる」
「これは『漆黒と暗黒の混ぜご飯』って言うんだよ」
「なんだその禍々しいのは」
「ほいほい、早く食べましょい」
それから20分かけて食べてギルドに来た。
「こんにちは〜〜〜〜はっはっはっは」
めっちゃ面倒臭そうな顔された。




