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アパートごと異世界に転移したが、俺だけ収納スキルだったので住民を支配することにした  作者: 飯尾 意緒
第4章 英雄の傀儡と王都の胎動

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79/80

第79話:奈落の狂瀾と救いの甘き檻

いつもご愛読ありがとうございます!

前回までのあらすじ:咲希と結衣を濃厚に肉体支配した佐藤が「蠱毒の王」で森の魔物を追い立てて引き起こした小規模な襲撃を、自我を失った神田が全自動スキルで鬼神の如く殲滅し「虚構の英雄」と祭り上げられる一方、侯爵館では調教済みのクラリスが母セレーネに佐藤の絶対的な快楽と偉大さを吹き込み、侯爵家陥落への禁断の布石を植え付けた。


それでは、第78話をお楽しみください。


※本作は規約遵守のR15作品です。過激な描写にご注意ください。

 エンデという名の街に足を踏み入れてから、十三回目となる、不気味なほどに静まり返った午後のことだった。

 昨日までの薄曇りはどこへやら、空は不自然なほどに赤く焼けただれ、じっとりとした生温かい風が街の防壁を越えて吹き込んでいる。

 宿屋「グリューネ・ラテルネ」の一室。薄暗い部屋の中は、外の不穏な空気とは裏腹に、ねっとりとした濃密な熱気に満たされていた。佐藤悠は、ベッドの上で美咲と濃厚な交情の真っ最中だった。

 そこに恐怖など微塵も存在しない。あるのは圧倒的な快楽だけだった。突然の災厄に街中の人々が逃げ惑う喧騒が遠く近くに響く中、この閉ざされた空間を支配していたのは、それらを覆い隠すように鳴り響く美咲の激しい喘ぎ声と、不規則に軋むベッドの音、および容赦なく身体同士がぶつかり合う、生々しく淫らな音だった。

「あ、ぁッ! ん、はぁ……っ! すご、いの……奥、そこ、だめぇッ!!」

 甘美な熱に浮かされ、汗ばんだ肌をぴったりと密着させて狂ったように身体をよじらせる美咲。

 すでに何度も絶頂を迎え、感極まった秘所が佐藤の楔を強く締め付けるが、佐藤の手は一切緩まない。最奥を容赦なく抉るような激しい腰の動きが繰り返されるたび、引き絞られるような快感の波が彼女を襲い、間髪入れずにさらなる絶頂へと叩き落とされていく。

「ひゃあぁッ! また、きた、またいっちゃう、あ、あぁぁーッ! ま、まって……いま、イッたばかりだから……っ、まってぇッ!」

 幾度となく絶頂の波に飲まれ、脳を真っ白に染め上げられながらも、美咲は貪るように佐藤の肉体を求めてしがみつく。彼女の細い腰を力強く掴み、限界を超えて痙攣する秘所へと欲望を容赦なく叩き込みながら、佐藤の耳は遠くの森から響く地鳴りのような、悍ましい足音を正確に捉えていた。

 それは、昨日の『蠱毒の王』による追い立てが、ついに本格的な決壊を迎えた合図だった。森に潜んでいた無数の魔物たちが、真の捕食者の恐怖から逃れるために津波となって押し寄せる――連続スタンピードの発生である。

「始まったか」

「いやぁぁッ! ぁ、あッ、もう……ッ、はうぅッ!! おねがい……もう、脳みそ、おかしくなっちゃう……っ、いまイッたばかりなの、やすませてぇッ!!」

 下から突き上げる激しい衝撃に美咲が甘い悲鳴を上げる中、佐藤は冷酷な笑みを浮かべ、自身の特権である『支配庫ドミネーション・ストレージ』の残量を確認した。昨日のうちに手頃な群れを間引いて収納しておいたが、今回の本番は文字通り桁が違う。

「あ、ぁぐ、っと……! い、いく、いっちゃうのぉぉッ!!」

 過剰な快楽の連続に完全に理性を焼き切られ、またしても絶頂に震えて身を悶えさせる美咲。もはや限界を超えてイキまくった彼女は、喉をヒィヒィと鳴らすだけで、まともな声すら出せない状態に陥っていた。ただ激しい腰の往復に合わせ、その豊かな二つの大きな乳房だけが、ゆさゆさと無防備に揺れ動いている。佐藤はその様子を冷徹に見下ろしながら、容赦なく楔を最奥へと突き立て、熱い欲望を収縮する子宮口へ向けて一気に放出させた。

 白濁が注ぎ込まれる衝撃に、美咲の肉体がビクビクと大きく跳ね上がる。佐藤が強引に自身をそこから引き抜くと、完全に弛緩した彼女の秘所から、受け止めきれなかった濃密な愛液と熱い名残が混ざり合い、シーツへとドロリと垂れ落ちていった。

 佐藤はそのまま、果てたばかりの美咲をベッドへ容赦なく放り出した。美咲は完全に意識が混濁しており、自力で動くこともままならない状態だった。これでは使い物にならないと判断した佐藤は、控えていた咲希と結衣を呼び寄せ、自らの身支度を整えさせることにした。

 結衣が手際よくお湯で濡らした温かいタオルを用意し、佐藤の汗ばんだ上半身を恭しく拭き上げていく。その傍らでは、咲希がベッドの端に膝をつき、行為の余韻を残す佐藤の猛りをその口内に含んで、愛おしそうに舌を動かしながら綺麗に掃除していた。二人の手慣れた奉仕を淡々と受けながら、佐藤は衣服を身にまとい、西の城門からすでに腹の底に響くように乱打されている激しい非常鐘の音を聞きつつ、昏い愉悦を瞳に宿して部屋を後にした。

 ――その頃、西門の最前線。

「防衛線を維持しろ! ヴァルトヴォルフだけじゃない、パンツァーケイラーやドルンヒルシュまで混ざってやがるぞ!」

 ベテラン門番のディーターが、血を吐くような声を張り上げていた。

 城門の前に築かれた防衛陣地には、現役の冒険者はもちろん、とうに第一線を退いていたはずのギルド長カティアやブルーノまでもが、街の危機に戦いへと駆り出されていた。それだけにとどまらず、ミナ、エルナ、ソフィーといった、本来は前線に出るはずのない非戦闘員のギルド職員までもが戦線に派遣され、必死の形相で救護や物資搬送などの後方支援に回されていた。それほどまでにエンデの防衛戦力は困窮していたのだ。

「昨日のやつらは、こいつらからただ逃げていただけなのか……」

 押し寄せる魔物のあまりの凶暴さと桁違いの数に、歴戦の猛者たちでさえ驚愕と戦慄を隠せない。昨日の予兆など可愛いと思えるほどの大軍勢が、防衛陣地へと容赦なく殺到する。

 そこへ、大地を爆砕するような黄金のオーラをまとった男が、狂ったように突撃していく。

 神田英雄だった。彼の内に眠る最強のスキル『神の英雄:勇敢なる者』は、主の精神がいかに破壊されていようとも、戦場においては絶対的な破壊の権能を全自動で発動させる。

「おおおおおおおっ!!」

 正気を失った、絶望の咆哮。神田の振るう大剣から放たれた凄まじい光の斬撃が、金貨十数枚の価値を持つ大型種ブルートケイラーの巨躯を一撃で両断し、周囲の魔物を文字通り肉塊へと変えていく。

「見ろ! 神田様だ! 神田様がいてくだされば、この街は滅びない!」

「救世主万歳! 英雄万歳!!」

 押し寄せる獣をただ機械的に屠り続ける神田の後ろ姿に、防衛線の面々は涙を流して狂乱に近い崇拝の声を上げた。

 だが、神田の壊れた心の中にあるのは、勝利の栄光などではない。ただ、宿屋で自分を冷徹に見下ろしていた佐藤の眼光と、肉体の底に刻まれた絶対的な恐怖の呪縛だけだった。

(俺は、やるしかないんだ……あの男的の言った通りに……舞台を演じ続けなきゃ、俺は……っ)

 称賛を浴びれば浴びるほど、その裏にある敗北感と屈辱が神田の精神をすり潰していく。しかし、彼の超常的な強さは、最前線の防衛線を完全に孤立した神田一人の無双舞台へと変えていた。

 だが、戦場は広い。神田というあまりにも突出した一点の防壁の隙を突くように、一部の魔物の群れが防衛線の側面、後方の補給部隊が位置する手薄な街道へと回り込んでいた。

「いやあああああっ!!」

 悲鳴を上げたのは、負傷者の救護や緊急物資の搬送のために後方支援に奔走していたミナ・ヴァルターだった。

 不運にも、彼女たちが乗っていた物資運搬の馬車が、パニックを起こした馬の暴走によって横転。周囲の護衛たちは突っ込んできたルーデルヴォルフの群れに引き剥がされ、ミナは地面に投げ出されて足を痛めていた。

「ミナ先輩!?」

 遠くで同じく物資を運んでいた後輩のエルナが絶叫するが、混戦のさなかで近づくことすらできない。

 ミナの目の前には、ぎらぎらとした飢えた瞳を持つ三頭のブラッドヴォルフが、鋭い牙を剥いて迫っていた。通常の冒険者でも複数がかりで挑むべき危険な上位種。足の立たないミナには、抗う術など何一つ残されていなかった。

(嘘……私、ここで死ぬの……? 嫌、嫌よ……っ!)

 鋭い爪が自らの喉元へ振り下ろされる瞬間、ミナは絶望に瞳を閉じ、死を受け入れた。

 ――しかし、肉体を切り裂く激痛は訪れなかった。

 ズガァァァンッ!!

 凄まじい衝撃音とともに、目の前にいたはずのブラッドヴォルフたちが、跡形もなく消し飛んでいた。

 驚愕に目を見開いたミナの視界に飛び込んできたのは、漆黒の霧をまとい、圧倒的なまでの体躯と威圧感を放ちながら立つ、何度もギルドで顔を合わせている見慣れた男――佐藤悠の後ろ姿だった。

「――無事か」

 低く、どこか心地よく響く声。

 佐藤は『支配庫』の権能をほんの一部解放し、空間を歪めて魔物を一瞬で内部へと吸い込み、圧殺したのだ。ミナから見れば、それはまるで見えない神速の魔術か、圧倒的な武力によって魔物を一撃で粉砕したようにしか見えなかった。

「あ……あ、あなた、は……佐藤、さん……?」

「動くな、足をやられているな」

 佐藤は怯えるミナを安心させるように、だが拒絶を許さない絶対的な力強さで、その細い身体を軽々と横抱きに抱き上げた。

 だが、佐藤は周囲の惨状に、冷ややかな苛立ちを覚えていた。神田の戦闘能力にすべてを任せきりにした結果、防衛線の穴を見落とし、危うくギルドの職員にまで被害が及ぶところだったからだ。

「くそっ、あいつは何してるんだ。それに、他の連中も使えない奴らばっかりだな」

 思わず吐き捨てるように声に出した佐藤だったが、その心の中には、冷徹な計算と尽きない悪意が渦巻いていた。

(……ちょっと多すぎたか? あいつらに間引かせるにしても、もう少し魔物のほうを弱らせてからのほうが確実だったな。まあいい。もう少し泳がせておけば、より劇的な絶望と救済を演出できたんだがな)

 自らの描いた完璧な駒の動きがかすかに狂ったことに一瞬の後悔を滲ませつつも、すぐに余裕を取り戻した佐藤は、予定を変更してそのまま戦場の混乱を切り裂きながら、ミナを抱きかかえて前線の救護拠点である冒険者ギルドへと歩を進めた。

「安心しろ。ここはもう俺の領域だ。お前を傷つけるものは何一つない」

 その言葉は、極限状態のミナの魂にとって、世界の何よりも甘美な救いの福音として深く突き刺さった。

 ――夕刻、ギルドの奥にある一室。

 外では数は減っているものの、スタンピードの残党処理が続き、未だに騒然とした気配が漂っていたが、佐藤に運び込まれたギルドの個室の中は、まるで別世界のような静寂と濃密な空気が満ちていた。

 ベッドの上に横たえられたミナは、清潔なシーツに包まれながら、自身の足を丁寧に手当てしてくれる佐藤の姿を、潤んだ瞳で見つめていた。

 痛みを和げる薬草の処置が終わり、佐藤の手がミナの太ももから、ゆっくりと上へと滑っていく。その手のひらの熱さに、ミナの身体がビクリと愛らしく震えた。

「佐藤、さん……あの……」

「まだ怯えているな。戦場の恐怖を忘れるには、もっと強い刺激で頭を塗り替えるのが一番いい」

 佐藤の低く、支配的な声音が耳元で囁かれる。ミナの心臓は、恐怖とは異なる、熱い高鳴りで破裂しそうだった。

「……えっ……なに、を――」

 いつもはギルドの毅然とした受付嬢として多くの冒険者をあしらってきた彼女だったが、その言葉をすべて言い切る前に、強引に唇を塞がれた。不意の口づけにミナは大きく目を見開き、驚愕に身体を強張らせる。

 だが、深々と交わされる濃厚な口づけに、彼女の動揺はすぐさま甘い熱へと溶かされていった。佐藤の絶対的な強さに引きずられるようにして、ミナは無意識のうちに自ら小さく口を開き、滑り込んできた熱い舌を受け入れてしまう。

 互いの舌をねっとりと絡め合わせ、ジュウ、と淫らな水音を立てて吸い合うような口づけを繰り返すうちに、彼女の身体からは完全に力が抜けていった。衣服が優しく、だが確実に剥ぎ取られ、夕闇の差し込む部屋に、彼女のみずみずしい白皙の肢体が一糸まとわぬ姿で露わになる。

「ああ……っ、佐藤、様……」

 自然と口から漏れたのは、主に対する従順な呼び名だった。

 佐藤の大きな手が、彼女の柔らかな肌を愛撫し、快楽の導火線に火をつけていく。

 熱烈な口づけを止めないまま、佐藤の手はミナのふくよかな胸へと伸び、その柔らかな膨らみを力強く揉みしだいた。指先が敏感な先端を容赦なく弾くと、ミナは鼻にかかった甘い悲鳴を漏らす。さらにその手はなだらかな脇腹をなぞり、緊張に震える下腹部へと滑り降りていった。

(あぁ、触られてる……私、男の人にこんな風にされるの、初めてなのに……っ)

 恐怖のどん底から救い出してくれた、圧倒的な存在。その佐藤に蹂躙される快感は、ミナのささやかな貞操観念を一瞬で消し飛ばしていた。佐藤が指先を彼女の秘所へと沈め、すでに蜜で濡れそぼり始めていた割れ目をじっくりと割り開いていく。ダイレクトに脳を揺さぶるような愛撫に、ミナは自ら佐藤の首に細い腕を絡め、その強靭な肉体を求めて必死に身体をよじらせた。

「次は、お前の番だ」

 佐藤がベッドの端にドサリと腰掛けると、ミナは熱に浮かされた瞳のまま、促されるように床へと膝をついた。冷たい床の上に完全に一糸まとわぬ肢体を投げ出し、佐藤の股間に顔を寄せるその姿は、まるで忠実な飼い犬のようだった。

 目の前にそそり立つ、凶悪なまでの質量。

(こんなに大きなモノ、口に入りきらない……っ)

 視界を占めるその圧倒的な存在感に、ミナは引きつるような戦慄と、それ以上の異常なまでの興奮を覚えずにはいられなかった。ギルド職員として、多くの頑強な冒険者たちを目にしてきた彼女ですら見たこともない規格外の猛り。自分の太ももほどもあるのではないかと思える凶器を見つめながら、ミナは無意識のうちに、自らのまだ見ぬ奥底――自身の平らな下腹部を愛おしむように、そして怯えるようにそっと手のひらでさすった。

(これ、が……本当に、私のここに入るの……? 嘘、裂けちゃう、絶対に無理……っ)

 恐ろしさに身体を震わせながらも、すでに秘所からは我慢の蜜がドクドクと溢れ出ていた。ギルド職員としてこんな破廉恥な奉仕など知るはずもなかったが、底知れぬ本能が彼女を突き動かす。ミナは恐る恐る小さな口を開き、その圧倒的な質量をそっと唇で迎え入れた。

 不器用ながらも、必死に舌を動かして佐藤を喜ばせようと貪るミナ。佐藤は床に跪いて必死に自らの猛りを咥え込もうとする彼女の健気で淫らな姿を、上から冷徹に見下ろしていた。そして、ミナの豊かな髪に大きな手を差し入れると、その頭を優しく、だが拒絶を許さぬ力強さでゆっくりと撫で回した。

「そうだ、上手だぞ、ミナ……。もっと深く、俺を喜ばせてみろ」

「ん、んぅ……っ、は、ぅ……」

 頭を撫でられる慈悲深い手のひらの熱さに、ミナの胸はちぎれそうなほどの歓喜で満たされた。自分を完全に支配している男の優しさと、口内を蹂躙する圧倒的な味。その背徳的な快感が、彼女自身の肉体をさらに激しく興奮させていく。佐藤はそのミナの頭を掴んだまま、自身の欲望をその小さな口内へと深く押し込んだ。

「ん、んぐぅ……っ、は、ぁ……っ」

 苦しげに喉を鳴らしながらも、ミナの瞳には恍惚の涙が浮かんでいた。

 限界近くまで喉の奥を突かれ、涙をこぼしながら奉仕を続けていたミナだったが、やがて佐藤の手が頭から離れると、彼女は名残惜しそうにその凶悪な猛りからゆっくりと口唇を離した。

 その瞬間、完全に濡れそぼった佐藤の楔の先端と、ミナの小さく開いた唇との間に、トポトポと溢れ出た粘度の高い唾液が、太く淫らな糸を引いて繋がった。夕闇の光を浴びてキラキラと妖しく光るその唾液の糸は、彼女の意思に反してなかなか切れず、ミナが顔を少し後ろへ引くにつれて細く長く伸びていく。

 自らの唾液でテカテカと光る男の誇りを見つめ、糸を引いたまま、ミナは熱に浮かされた吐息を漏らしながら上目遣いで佐藤を見上げた。その姿は、高潔だったギルドの受付嬢が、完全に一人の男の快楽の奴隷へと堕ちかけた証そのものであった。

 佐藤が彼女をベッドへと押し倒し、再びその秘所に指を這わせると、ミナの肉体は限界を迎えていた。くちゅくちゅと激しい水音が部屋に響き、佐藤の容赦ない指の動きが最奥を抉るたび、ミナは背中を大きく反らせた。

「あ、ぁ、あぁぁーっ! だめ、それ、おかしくなっちゃう、ひゃあぁぁっ!!」

 激しい痙攣とともに、ミナは挿入を前にして早くも一度目の絶頂を迎え、大量の愛液を溢れさせてシーツを濡らした。

 だが、佐藤は追撃の手を緩めない。完全に弛緩し、快楽でピクピクと脈打つ彼女の特等席へ、自身の猛りをあてがい、一気に最奥まで突き通した。

「ひぎゃあぁぁーーっ!?!? ん、あぁぁーっ!」

 未経験の強烈な質量に、ミナは悲鳴に似た喘ぎ声を上げる。引き裂かれるような痛みは一瞬で、それを覆い尽くすほどの圧倒的な快楽の波が彼女の脳内を真っ白に染め上げた。

「すご、すぎ……これ、なに……っ。こんなの、はじめて……っ! あ、あぁっ、壊れちゃう、私、壊されちゃうぅっ!」

 容赦のない、腰の乱打が始まった。ズブズブと肉が擦れ合う生々しい音が静かな部屋に響き渡る。

 佐藤の凶悪な剛直は、ただでさえ狭いミナの内部を強引に押し広げ、一突きごとにその最奥にある子宮口へと真っ直ぐに衝突した。ゴツン、と肉壁の向こうへ重く響くような衝撃が加わるたび、ミナの脳内には強烈な電気ショックが走る。

「ひゃうぅーーっ!? あ、あ、あたる、そこ、あたまおかしくなるぅぅっ!!」

 ただのピストンではない。佐藤が腰を叩きつけ、その強靭な猛りが深く小突く――その「たった一回」の突撃ごとに、ミナの肉体は過剰な快楽に耐えかねてビクンと大きく跳ね上がり、その都度、絶頂の波へと強制的に叩き落とされた。

 突いてはイキ、また深く突き入れられては頭を真っ白にしてイキ狂う。休む間もなく連続する絶頂の狂瀾に、ミナは手足をガタガタと激しくバタつかせ、完全に常軌を逸した金切り声を上げて喘ぎ続けた。

「ひぃ、ギぃっ、あぁぁーっ!! また、またいっちゃう、突くたびに、いっちゃうぅぅっ!! おねがい、もう許してぇぇっ!!」

 涙とよだれ、そして汗で顔をぐしゃぐしゃに汚しながらも、あまりの快感の恐ろしさに、彼女は逃げるどころか佐藤の頑強な肉体へと必死にしがみつくしかなかった。

 佐藤はミナの腰をがっちりと掴んで完全に固定し、逃げ場を奪った状態でさらにピッチを上げた。一秒に何度も激突する最奥への衝撃。そのたびにミナは白目を剥き、喉をヒィヒィと鳴らして愛液を噴き出し続けた。

 引き絞られるように限界まで収縮し、痙攣を繰り返す彼女の締め付けを感じながら、佐藤は冷酷で愉悦に満ちた声を彼女の耳元に叩きつける。

「おい、どこに出して欲しいか、自分で言ってみろ」

 その問いに、ミナの理性の残滓は完全に消し飛んだ。男の種を体内に注がれるという意味を、ギルド職員である彼女が知らないはずがない。しかし、彼女の心も身体も、すでに佐藤悠という男の完全な奴隷となっていた。

「……っ、中……! な、なかに下さい……佐藤様の、全部、なかに吐き出してくださいぃっ!!」

「俺の種を孕んでもいいということか?」

「は、孕みます……っ! 佐藤様の子なら、喜んで産みます……っ、だから、おねがい、産ませて下さいぃぃーーっ!!」

 従順な雌の極致のような懇願を聞き届け、佐藤は最後の激しい突き込みとともに、ミナの最奥へと熱い欲望を容赦なく一気に解き放った。

「あ、がぁっ……!!」

 ドクドクと注ぎ込まれる熱さに、ミナの肉体がビクビクと大きく跳ね上がる。やがて佐藤が強引に自身をミナの身体から引き抜くと、完全に弛緩した彼女の秘所から、受け止めきれなかった大量の白濁が、自身の愛液と混ざり合いながらシーツへとドロドロと垂れ落ちていった。

 佐藤はそのままベッドの上に腰掛け、事切れたように横たわるミナを見下ろした。ミナは頭を真っ白に染め上げられながらも、自分の中から引き抜かれた佐藤の猛りが、未だにしぶとく、凶暴な熱を保ったままそこにあるのを見つめていた。その剛直には、彼女自身のものにほかならない蜜と、いま注ぎ込まれたばかりの白濁が、糸を引くように生々しく絡みついている。

 ミナは震える腕で這うようにして佐藤の股間へと顔を近づけると、自ら進んで、その愛液まみれの猛りへと舌を伸ばした。

 ジュウ、と淫らな水音を立てながら、先ほどまで自らの最奥を無慈悲に蹂躙していた太い茎を、愛おしそうにチロチロと先端から根元まで舐め上げていく。自らの体液の匂いと男の濃厚な匂いが混ざり合ったそれを、拒絶するどころか至高の歓喜として味わうように、彼女は何度も舌を絡ませ、やがてその大きな先端を再び自身の口内へと深く含み直した。それは言葉以上に雄弁な、絶対的な服従の印だった。

 極限状態からの救済、そして圧倒的な快楽による調教は、ミナの魂を完全に佐藤の虜へと変え、彼女はこうして自ら進んで、佐藤の甘き檻の中へと身を落としていったのである。

 一方、その頃のバルト侯爵館の一角。

 クラリスは、街の混乱を心配するふりをしながら、母セレーネの自室を訪れていた。

 昼間のスタンピードの恐怖で、セレーネの美しい顔には未だに疲労と動揺の色が色濃く残っている。クラリスはその母親の背後に回り、優しくその肩を揉みほぐしながら、耳元で甘く囁きかけた。

「お母様、今日の神田様のご活躍、素晴らしかったですわね。でも……あの神田様を奇跡のように導き、この街を裏から完璧に守護してくださったお方が、どこにいらっしゃるか、ご存知ですか?」

「クラリス……また、そのお方の話なのですか? 佐藤、とかいう……」

 セレーネは困惑の混ざった溜息をつくが、昼間の圧倒的な災厄を前にして、娘の語る「絶対的な守護者」という存在への拒絶感は、昨日よりも明らかに薄れていた。

「ええ。明日、スタンピードの鎮圧を祝う集まりが街で行われますわ。お母様、私と一緒に、そのお方の元へご挨拶に伺いましょう? 侯爵家の夫人として、街の真の恩人に感謝を伝えるのは、当然の義務ですわ」

「それは……しかし、私のような立場の者が、市井の宿屋へ赴くなど……」

 躊躇するセレーネだったが、クラリスの瞳の奥にある、妖しく、満たされた絶対的な確信の光に射貫かれ、それ以上の言葉を紡ぐことができなかった。

 クラリスが仕掛けた甘い罠の糸は、確実に母セレーネの足元に絡みつき、彼女を佐藤の待つ奈落へと誘う準備を整えていく。

 ――そして夜、静まり返った室内。

 佐藤の胸に抱かれ、余韻の中で幸せそうに眠るミナの髪を撫でながら、佐藤は窓の外を見つめていた。

 最前線で民衆の歓声を浴びながら、精神をズタズタにされて戻ってくるであろう神田の姿を思い浮かべ、佐藤の唇が愉悦に歪む。

「表の英雄は道化のように踊り、真の支配者は裏で果実を貪る。……計画通りだ」

 ミナという新たな所有物を得て、さらに明日は侯爵家の第二夫人セレーネが、自ら自分の元へと足を踏み入れる。

 連続スタンピードという絶望の舞台の裏側で、佐藤悠の張り巡らせた操り糸は、エンデの街のすべてを、骨の髄まで支配するために、より深く、より昏く絡み合っていくのだった。

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次回は来週金曜日の21時頃に更新予定です!

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