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アパートごと異世界に転移したが、俺だけ収納スキルだったので住民を支配することにした  作者: 飯尾 意緒
第3章 王国への序曲と真の支配者交代

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58/70

第58話:溢れ落ちる尊厳と迫る牙

いつもご愛読ありがとうございます!

前回までのあらすじ:健太らの苛烈な凌辱から香織を救い出し204号室で悲痛な愛を交わした神田だったが、再生された美しさのまま死を選ぶべく森へ消えた彼女が獣に惨殺されるのを阻止できず、その底知れぬ絶望と怒りによって最強スキル『神の英雄:勇敢なる者』を覚醒させた。


それでは、第58話をお楽しみください。


※本作は規約遵守のR15作品です。過激な描写にご注意ください。

 アパート『シャン・ソレイユ』を囲む樹海に、停滞した五十日という月日が沈殿し、ついに五十一枚目のカレンダーが絶望の朝を連れてきた。文明の時計が止まったこの場所では、朝露さえも鉄錆と饐えた臭気に汚れ、昇る太陽は救いではなく、倫理が加速度的に摩耗していく一日の再開を告げる合図に過ぎない。

 その朝、一階の共有スペースは凍りつくような沈黙に支配されていた。

 呆然自失とした様子で戻ってきた神田英雄が、小野香織の死を報告したからだ。彼女が森の巨大な変異種に襲われ、一瞬にして命を落としたという事実は、アパートの住人たちに戦慄をもたらした。

「……嘘だろ? おい、お前がついていながら、何でそんなことになったんだよ!」

 田中健太が神田の胸ぐらを掴み、激しく揺さぶる。香織を「肉の器」として蹂躙していた彼にとって、彼女の死は所有物を失った苛立ちでしかなかった。傍らに立つ川瀬涼太は、かつて自分が想いを寄せていた香織の死という現実に、ただ青ざめて震えていた。

「情けねえな、神田。二人っきりになりたいなんてカッコつけて連れ出しといて、女一人守れねえのかよ。お前が殺したようなもんだろ」

 健太の罵倒が、神田の心を深く抉る。神田は反論もできず、ただ項垂れるしかなかった。

 二階の住人たちもまた、重苦しい空気に包まれていた。佐藤悠は冷徹な表情を崩さなかったが、傍らの田中美咲や北川結衣たちは、かつての隣人の死に静かに喪に伏した。美咲は昨夜、神田が必死の形相で助けを求めてきた際、香織の傷ついた身体を癒しはした。だが、その心の内までは知る由もなかった。それゆえに、無理に引き留めなかった後悔を、彼女は独り噛み締めていた。

 香織という唯一の緩衝材を失った神田は、居場所を失いながらも、せめてもの罪滅ぼしのように102号室に留まった。だが、そこはもはや、人の住む場所としての体裁を失った「欲の掃き溜め」と化していた。

「……チッ。どいつもこいつも、俺をコケにしやがって」

 健太は不衛生な臭気が充満する部屋の片隅で、苛立ちを爆発させていた。佐藤に美咲を奪われた屈辱に加え、娯楽であった香織までもが永遠に失われた。自分たちが頂点に立っているはずのこの場所で、何かが致命的に狂い始めている。その矛先は、当然のように唯一残された石堂陽菜へと向けられた。

「おい、陽菜。こっちへ来い。お前しかいねえんだよ」

 健太の濁った声に、床に座り込んでいた陽菜の肩が大きく跳ねた。

「……健太さん、あの、……少し休ませて……」

「黙れ。川瀬、こいつを固定しろ!」

 だが、健太の命令に対し、川瀬は反応しなかった。香織の死というショックに打ちのめされた彼は、もはや蛮行に参加する気力さえ失っていたのだ。

「使えねえ野郎だ! だったらお前はそこで見てろ。俺がこいつを徹底的に躾け直してやる」

 健太は陽菜を力任せに床へと叩きつけた。陽菜は最初から衣服を纏うことも許されず、晒されたままの華奢な肢体を、健太は獣のような荒々しさで組み伏せる。抵抗する気力を失っている陽菜を仰向けにさせると、健太はその秘められた場所へと顔を埋めた。粘つく舌が、彼女の蕾を強引にこじ開け、執拗に弄り回す。陽菜の身体が不随意に跳ねる中、健太は喉を鳴らしながらその蜜を啜り上げ、彼女の柔らかな内股に無数のあざを刻みつけた。

 さらに健太は、陽菜の身体を自身と対面するように跨がせた。互いの情欲が顔に迫る、上下を逆転させた歪な姿勢。健太は自身の昂ぶりを陽菜の口内へと強引にねじ込み、彼女の喉奥を壊すような勢いで激しく突き入れ始めた。

「ほら、しっかり飲み込め! 吐き出すんじゃねえぞ!」

 喉を突かれる衝撃に陽菜が白目を剥きかけた瞬間、健太は一度目の熱い放出を、彼女の逃げ場のない喉奥へ直接、大量に流し込んだ。陽菜は激しく咽せ込み、溢れた白濁が鼻からも漏れ出す。

 休む間もなく、健太は陽菜を引きずり起こし、自身の上に跨がせた。騎乗の体勢で、細い腰を掴んで上下に叩きつける。重力と衝撃が混ざり合い、太い熱杭が彼女の最奥を無慈悲に穿った。

「もっと動けよ!」

 健太は陽菜の腹を突き上げるように腰を躍らせ、噴出する熱を彼女の深淵へと叩き込んだ。陽菜の小さな内側が、注ぎ込まれた種によって無残に満たされていく。

 さらに健太は、陽菜を床に這いつくばらせ、後背から再び貫いた。

「お前は香織みたいに勝手に死ぬんじゃねえぞ!」

 四つん這いにさせた陽菜の腰を掴み、獣のような勢いで腰を打ち付ける。限界まで拡張された肉壁が悲鳴を上げ、結合部からは泡立った体液が飛び散る。蹂躙が重なるたび、陽菜の意識は混濁し、焦点の合わない瞳からは涙がこぼれ続けた。

 それでも健太の苛立ちは収まらない。彼は再び陽菜を仰向けに寝かせると、狂ったように激しいピストンを繰り返した。収まりきらなくなった白濁した粘液が、陽菜の太ももを伝って床に大きな水溜りを作っていく。最後には陽菜の足を無理やり肩に担ぎ上げ、最後の一滴を絞り出すように深く沈み込んだ。溢れ出した大量の精液が、陽菜の股からドロドロと床へ垂れ落ちていく。

 健太は自身のモノを引き抜くと、陽菜の髪を強引に掴み寄せた。

「おい、綺麗にしろよ。一滴も残さず、掃除しろ」

 命じられるまま、陽菜は震える舌を伸ばし、健太の身体にこびりついた自身の屈辱を舐めとっていく。股から熱い液体を垂れ流したまま、懸命に口と舌を使い掃除をさせると、健太は再び不敵な笑みを浮かべて昂ぶりを取り戻した。

「まだ出るぞ……ほら、受け取れ!」

 健太は陽菜の頭を両手でガッチリと固定し、跪く彼女の口内へ再び強引に突き入れた。激しく腰を振る衝撃に、陽菜は喉を鳴らして必死に応えようとするが、限界を超えた放出が彼女を襲う。溢れ出す体液は陽菜の口内では収まりきらず、彼女の唇から溢れて、豊かな胸の上をドロドロと汚していった。

(……ああ、私、どこまで落ちていくんだろう……)

 最底辺に這いずり、蹂躙されるだけの器。顔や胸を汚す白濁が涙と混ざり合う中、陽菜の脳裏に、唐突に香織の最期の顔が浮かんだ。

 ――ああ、そうか。香織さんは、これに耐えられなかったんだ。

 自分たちを「肉の器」としか見ない男たちの欲望。出口のない暴力。その果てに待つのは、生命の尊厳を奪い尽くされる「生きた屍」としての未来。それを察したからこそ、彼女はあの日、死の牙が待つ森へと吸い込まれるように消えていったのではないか。

 陽菜は今、香織が抱えていた絶望の深さを、肌にこびりつく粘ついた体温を通じて呪わしいほどに理解していた。死によってしか奪い返せなかった尊厳があることを。そして、死ぬことさえ許されず、掃除を命じられる今の自分がいかに惨めであるかを。

 事後、健太は抜け殻のようになった陽菜を川瀬に監視させ、奥の部屋へ放り込ませた。

 同じ頃、二階では五十嵐咲希が佐藤の前に膝をついていた。

 香織の唐突な死によって、咲希の中で『死』の恐怖がかつてないほど生々しく膨れ上がっていた。気配を消すことでしか生き延びられなかった彼女にとって、佐藤という圧倒的な力を持つ存在は、生存を保障してくれる絶対的な光となっていた。

「……何でもします。私を、あなたのものにしてください……」

 焦燥に駆られ、自ら進んで服従を請う咲希の瞳。佐藤はその渇望を冷徹に察知していた。彼は言葉を返す代わりに、静かに咲希の顎を掬い上げた。彼女が望む「完全なる支配」を、佐藤は静かに受け入れ、その精神を根底から掌握するための教育を冷徹に開始した。

 夜、金井智哉は窓の外から響く異様な音に耳を澄ませていた。

 それは大地を震わせるような、低く重い、獣の遠吠えだった。智哉は震える指で眼鏡を押し上げ、102号室に向けて必死に声をかけた。

「田中さん! 獣の気配がすぐ近くまで迫っています。佐藤さんたちと相談して、ここを脱出することを考えるべきだ!」

 だが、健太は苛立ちまぎれに手近な備品を床に叩きつけた。

「あぁ? 外が危ねえなら、ここに籠もってるのが一番だろうが!」

 健太は智哉の胸ぐらを掴み、その場に突き飛ばした。アパートの内部崩壊は、外部からの脅威よりも早く進行していた。

 真夜中。

 102号室には、川瀬の浅い寝息と重苦しい静寂が沈殿していた。

 石堂陽菜は、冷たい床の上で身を縮めていた。荒々しく蹂躙された身体はわずかな呼吸ですら悲鳴を上げ、股の間からは健太が残した屈辱の証が、今なお絶え間なく溢れ続けている。太ももを伝う粘ついた熱さは、彼女から人間としての尊厳を奪い去る鎖のようだった。

(……どこか、遠くへ……逃げなきゃ……)

 混濁する意識の中、陽菜は縋るように窓の外の暗闇を見つめた。

 ここを出て、あの深い樹海へ消えてしまえば、この蹂躙から解放されるのだろうか。だが、一歩でも動こうとすれば、監視する川瀬に見つかってしまうのは明白だった。

 逃げ出す気力も、立ち上がる力さえも、あの凄惨な暴力によって奪い尽くされた。

 陽菜はただ、自身の身体から溢れ続ける汚濁の温もりに絶望しながら、届かぬ祈りのように「逃げたい」とだけ、暗闇の中で想い続けていた。

 アパートのすぐ近く、月明かりも届かぬ藪の中では、巨大な漆黒の獣が身を潜めていた。

 それは逃げ場を失った魂が放つ、甘い死の香りに舌なめずりをする。その獣じみた双眸には、壁一枚隔てた先で、ボロボロになりながら逃亡を夢想する少女の姿が、喰らうべき獲物として残酷なまでに鮮やかに映り込んでいた。

最後までお読みいただきありがとうございます!

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次回は明日21時頃に更新予定です!

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