第27話:境界線を越える者
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前回までのあらすじ:木村の遺体から鍵を奪い102号室を占拠した健太ら三人が、香織を物同然に扱い凄惨な輪姦で心身を破壊した末、仲間の神田を共犯者に仕立て上げるための「教育係」として彼女を使い潰そうとする。
それでは、第27話をお楽しみください。
※本作は規約遵守のR15作品です。過激な描写にご注意ください。
アパート『シャン・ソレイユ』を囲む樹海に、十九度目の陽光が降り注いでいた。前日の狂乱の名残か、森の空気は重く湿り、放置されたゴミの不気味な異臭がいっそう鼻を突く。この閉ざされた異界において、十九日という歳月は人間の倫理を腐らせ、本能を剥き出しにするには十分すぎる時間だった。
102号室のリビング。本来の主であった木村保が命を落としたこの部屋は、今や田中健太、横山達也、川瀬涼太の三人が一階を支配するための拠点と化している。そこへ、川瀬に連れられて神田英雄が姿を現した。
「……連れてきたぜ、健太さん。こいつが例の神田英雄っす」
川瀬が卑屈な笑みを浮かべて報告すると、健太はソファに深く腰掛けたまま、獲物を定めるような冷酷な目で神田を射抜いた。
「神田、お前まだ経験ねえんだってな。この狂った世界で生き残りたきゃ、余計なプライドは捨てろ。奥に最高の『教材』を用意してあるぜ」
健太の言葉の意図を察した神田は、顔を青ざめさせて後ずさりした。
「……そんなの関係ない。経験がなくたって、生きていくのに何の問題もないはずだ!」
神田は必死に拒絶し、その視線を自分をここに連れてきた友人の川瀬涼太へと向けた。
「涼太、お前……こんな人たちの所にいるなんておかしいぞ! 何を考えてるんだ! 僕は出ていく!」
神田は震える声で友人を糾弾し、逃げ場を求めて扉へ向かおうとした。しかし、その正論めいた「甘さ」こそが、力こそが正義だと信じる健太の逆鱗に触れた。
「ちっ、シケたこと抜かすな。……川瀬、捕まえろ!」
健太は獣のような俊敏さで立ち上がると、逃げようとする神田の襟首を万力のような力で掴み上げた。さらに川瀬が冷めた目で神田の腕を背後にねじ上げ、二人がかりで彼を寝室へと引きずっていった。
「やめろ! 放せ!」
神田は必死に抵抗するが、力自慢の健太と川瀬の拘束から逃れる術はなかった。
重い寝室の扉が開かれる。そこには、数時間前の蹂躙で乱れ果てたシーツの上に、糸の切れた人形のように横たわる小野香織の姿があった。
「……香織ちゃん、こいつの『教育』頼んだぜ。まずは、しっかり解してやってくれ」
横山の指示に従い、香織は虚ろな瞳のまま神田へと這い寄った。
「や、やめてください! 触らないで……っ!」
神田は半泣きで腰を引こうとしたが、川瀬に背後からガッチリと抑え込まれ、逃げ場を塞がれた。香織の細い指が、震える神田の肌に触れる。
「……すぐ、楽になるから」
香織が掠れた声で呟くと同時に、温かな口内が神田の無防備な急所を包み込んだ。
「あ、だめ……っ、これ……っ!」
神田の喉からは、抗えない快楽に屈した情けない声が漏れた。彼の意志を無視して、そこはみるみるうちに熱を帯び、今やはち切れんばかりに大きく反り上がっていく。
「ハハッ、口では嫌がっても体は正直じゃねえか。ちゃんと反応してんじゃねえかよ」
健太が下卑た笑い声を上げると、神田は仰向けにベッドへ押し倒された。川瀬と横山がそれぞれの手足をガッチリとベッドに抑え込み、神田は身動き一つ取れなくなる。その傍らで、健太は香織の身体に触れ、無慈悲に彼女の準備を整えていた。
「よし……香織, こいつを卒業させてやれ」
健太の合図で、香織はゆっくりと神田の上に跨った。
「……ごめんね」
香織が小さく囁くと、神田の熱を帯びた「本能」を、自らの内へとゆっくりと沈め、飲み込んでいった。
「んっ……あ……っ、はぁ……」
未熟な神田を受け入れる香織の口から、湿り気を帯びた喘ぎ声が漏れる。
香織が機械的に腰を数回揺らすと、神田はあっという間に限界を迎え、白濁した欲望を吐き出して果ててしまった。
「……ごめんなさい、香織さん……中で出しちゃって……ごめんなさい……っ」
神田は罪悪感と羞恥心で顔をぐしゃぐしゃにし、震える声で謝罪した。
そんな神田の様子を見て、川瀬がニヤニヤとしながら肩を叩いた。
「おいおい、謝ることねえよ英雄! 最高の気分だったろ? 生身の女の内側にぶちまける快感を知ったら、もう戻れねえぞ」
健太は鼻で笑い飛ばした。「ガハハ! それにしても早すぎだろ! この早漏野郎が!」
神田の熱が引き抜かれると、彼は再び川瀬に羽交締めにされた。健太は香織を見下ろし、命令を下した。
「汚ねえな……。ほら、香織。掃除してやれ」
香織は言われるがまま、再び神田の先端に唇を寄せた。
イッたばかりで過敏になっている箇所を不意に刺激され、神田の背筋に電流が走ったかのような衝撃が突き抜けた。あまりの快感と、耐え難いくすぐったさが混ざり合い、脳が処理しきれない刺激の奔流に晒される。
「あ、あ、あぁ……っ!」
先端に残った余韻を容赦なく吸い上げられると、抗う力も残っておらず、神田はそのままズルズルと膝から崩れ落ちてしまった。
すると、若さゆえの驚異的な回復力か、神田の欲望は瞬く間に再び頭をもたげ、逞しく復活した。
「んんっ……!? ――……」
香織は、口内に溢れんばかりに膨張していく熱い塊に目を丸くした。
「次は自分でやってみろ。ほら、行け!」
健太に背中を蹴られ、神田は香織に無理やり覆い被らされた。神田の腰は、ぎこちなく不恰好に突き上げを繰り返すが、その必死な動きを見た川瀬が吹き出した。
「おい見ろよ健太さん、あいつの腰使い! 生まれたての小鹿かよ!」
川瀬が指を差して爆笑すると、健太も鼻で笑い、横山も肩を揺らして嘲笑した。
「必死すぎて笑えるな。香織ちゃんも大変だ、こんなガキの相手させられてよ」
男たちの下卑た嘲笑を浴びながら、神田はパニック状態で動き続けた。
「あ、あ、あああっ!」
香織の柔らかな肉壁に締め付けられ、神田はすぐに二度目の絶頂へと突き進む。神田はせめて外に出そうと腰を引こうとしたが、その瞬間、香織がそのしなやかな脚を神田の腰に回し、万力のようにロックした。
「……っ! 香織さん, 離して! 出ちゃう、中に……っ!」
焦り、震える神田。だが、香織はそんな彼に慈愛に満ちた、恐ろしく優しい笑顔を向けた。
「……いいよ。全部、出して」
香織はそう囁くと、神田の唇を自らの唇で塞いだ。神田にとって、それが人生で初めての口付けだった。
「んんっ……!? んんんんーっ!」
驚愕と、唇から伝わる柔らかい感触に理性が完全に弾け飛ぶ。神田は拙い口付けを交わしながら、香織の最奥へと二度目の白濁を激しくぶちまけた。
放心状態となり、力が抜けた神田を横にどかすと、健太がすぐさま香織の元へ割り込んだ。
先ほど神田が放った熱が潤滑となり、香織の窄まりは異様なほど滑らかに開いていた。健太の「剛直」は、容赦なくその奥底を貫いた。
「っあ……! あああかっ! ……う、嘘……ふとい……っ、は、あぁ……ッ!」
香織は、健太の圧倒的な質量と熱に翻弄され、抗う間もなく高い声を上げた。それを見た川瀬が、我慢できずに香織の顔面に迫った。自らの「衝動」を彼女の口内へと容赦なく突っ込み、喉奥を蹂躙する。健太が離れた隙を逃さず、今度は川瀬が香織の秘部へと突き立て、獣のように腰を振った。
横山も次第に理性のタガが外れていく。彼は香織の胸を獣のように弄ぶと、川瀬が解放した彼女の口内へと自らの欲望を叩き込んだ。そして、彼女が喘ぐ間も与えず、かつての恋人の肉体へと力任せに侵入し、激しい音を立てて蹂躙を繰り返した。
健太は再び香織に「後始末」をさせた後、仕上げと言わんばかりに再び彼女の奥深くを貫いた。
「……上の女たちも、いつか全員こうしてやる。あいつら全員、俺たちの苗床だ……! 神田、お前ももっと女を抱きたくなっただろ?」
健太は放出感が高まってくると、覆い被さるようにスパートをかけた。彼の顔が香織の耳元に重なり、荒い吐息と共に囁いた。
それを聞いた香織は虚ろな笑みを浮かべ、健太の肩越しで神田を誘った。
「……神田くん、こっちにおいで?」
「おら、こいよ! 仲間に入れてやるって言ってんだ!」
健太は、香織に自らの筋書き通りのセリフを言わせたことに満足し、神田を絶望の淵へ引きずり込んだ達成感に酔いしれながら、ニヤリと下卑た笑いを浮かべた。
仕上げとばかりに、健太は香織の体を強引にひっくり返すと、その細い脚を大きく割り、自身の剛直を最奥まで一気に突き立てた。
「っあぐ、ぁ、あぁ……ッ!」
健太の突き上げは、放出の瞬間へ向けてさらにそのペースを上げていく。獣のような荒い息遣いと共に、激しく香織の肉体を打ち据える。香織は、乱れ果てたシーツを固く握りしめ、苦痛と、抗えぬ本能的な快楽の狭間で、顔を歪めてその暴力的な侵入を受け入れるしかなかった。
「……おら、受け取れぇッ!」
健太はそう咆哮すると、香織の最奥へと自身の欲望を叩き込んだ。深く突き上げたまま、健太は自身の不浄な熱を、香織の内奥へと容赦なくぶちまけた。
神田は動けなかった。唇に残る初めての感触と、罪悪感、そして消えない快楽の余韻。彼の中にあった「正義」は、完全に音を立てて崩れ去った。
寝室のベッドの上、そこにはもはや「小野香織」という人間の尊厳は残されていなかった。4人の男たちの欲望を受け入れた彼女の肉体は、健太、川瀬、横山、そして神田自身がぶちまけた汚れでドロドロになり、不気味な光沢を放っていた。髪は汗と液で張り付き、虚ろな目は天井のどこかを見つめたまま、ただ機械的に呼吸を繰り返している。
神田はその光景を目の当たりにして、全身の血の気が引いていくのを感じた。ついさっきまで必死に、そして昂ぶりさえ感じていたはずのその場所が、今や男たちの欲望の掃き溜めと化している。そして、その汚濁の片棒を、他ならぬ自分自身が担いだという残酷な事実。
「……う、あぁ……っ」
喉の奥から、言葉にならない呻きが漏れる。神田は、汚れた香織の姿から目を逸らすことができなかった。彼女を救うどころか、自分もまた、彼女を「モノ」として扱い、穢した獣の一人になったのだ。
男たちの下卑た笑い声が遠くで鳴り響く中、神田はただ立ち尽くしていた。自分という人間が内側から腐り落ち、二度と元の場所には戻れないことを悟りながら。
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