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アパートごと異世界に転移したが、俺だけ収納スキルだったので住民を支配することにした  作者: 飯尾 意緒
第1章 異界転移と水の隷属

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第14話:二輪の供物、鏡合わせの陥落

いつもご愛読ありがとうございます!

前回までのあらすじ:姉を出し抜く野心に燃える舞香が、白昼の悠の部屋で姉以上の激しい奉仕と執着を見せつけ「二人で来る」よう悠に約束を取り付け、姉妹で一人の男を共有する逃れられない泥沼へと綾香を誘い出す。

それでは、第14話をお楽しみください。


※本作は規約遵守のR15作品です。過激な描写にご注意ください。

 アパート『シャン・ソレイユ』を囲む樹海に、また一つ、文明の理性を剥ぎ取るような沈黙が積み重なった。

 この異常な監禁生活が始まってから、十一度目の夜が帳を下ろそうとしている。

 窓から差し込む月光は冷たく、室内のわずかな水分を無慈悲に奪い去っていくようだった。住人たちは喉を焼く熱に耐え、死を待つ獣のように身を潜める。蛇口から響く乾いた音に絶望することさえ、もはや逃れられぬ日常となっていた。

 101号室の暗がりに、舞香の冷ややかな声が響く。

「……お姉ちゃん、まだ迷ってるの? 昼間の水はもう智哉さんの喉を通り過ぎたわ。明日を生き延びる保証なんて、どこにもないのよ」

 綾香は、虚脱した智哉の枕元で、空になった瓶を握りしめて震えていた。

「佐藤さんは言ったの。『二人で来い』って。お姉ちゃんが一人で独占しようとするから、佐藤さんは不機嫌になるのよ。私が一緒に行って、彼を満足させれば、もっと確実に水が手に入る……。それとも、自分だけが特別でありたいっていうプライドが、智哉さんの命より大事なの?」

 舞香の言葉は、姉の良心を容赦なく抉る。昼間に単身で佐藤に壊され、「姉を超えた」という歪んだ全能感に浸る舞香の瞳には、かつての快活さはなく、夜の闇に同化するような妖しい光が宿っていた。

「……違う。そんなんじゃない」

「なら、立って。私たちの『役割』を果たしに行きましょう……智哉さんのために」

 舞香に腕を引かれ、綾香は幽霊のような足取りで立ち上がった。眠り続ける夫の、生気のない顔を背に受けながら、姉妹は夜の廊下へ踏み出した。

 201号室の前に立ち、舞香が意を決してノックをすると、音もなくドアが開かれた。

「……揃って来たか。案外、早かったな」

 佐藤悠の声が、冷気と共に姉妹を包む。彼は玉座に座る王のような傲慢さで、夜の闇の中で二人を迎え入れた。

「佐藤さん……水を。お願い……します」

 綾香が跪き、縋るような声を出す。だが、佐藤はそれを無視し、隣に立つ舞香へ視線を向けた。

「舞香。昼間に来たばかりだというのに、よほどあの感覚が忘れられないようだな」

「……はい。お姉ちゃんと二人で、もっと佐藤さんを喜ばせたいんです」

 舞香は自らシャツを脱ぎ捨て、一糸纏わぬ生まれての姿を露わにしながら、佐藤の足元へ這い寄った。それを見た綾香の胸に、形容しがたい嫉妬と絶望が突き刺さる。自分一人の「犠牲」という言い訳はもう通じない。今や妹との、どちらがより深く汚れるかという競い合いの場に変貌していた。

「いいだろう。金井綾香、お前もだ。いつまでそこに突っ立っている」

 佐藤の低い命令に、綾香は抗えなかった。彼女もまた、震える指で自らの服を解き、月明かりの差し込む部屋で無防備な姿を晒す。

 佐藤は、壁際にあった大きな姿見をリビングの中央、ソファーの正面へと無造作に移動させた。位置を確かめるように鏡面を一度叩くと、ようやく満足げにソファーへと深く腰掛けた。

 鏡の中には、寄り添うように立つ二人の裸体が鮮明に映し出されている。事務職らしく端正でしなやかな曲線を持つ姉の綾香と、営業職で鍛えられた肉感的な妹の舞香。佐藤は値踏みするように、鏡越しにその二つの肢体を見比べ、愉悦を隠そうともせずに目を細めた。

「二人で跪け。どちらがより熱心に俺を満足させられるか、鏡越しに見せてみろ」

 

 舞香はすぐに行動に移した。佐藤に縋り付くように熱烈な口付けを交わしながら、慣れた手つきで彼のベルトを外し、ズボンを押し下げていく。剥き出しになった佐藤の猛りを解放させると、舞香はその禍々しい質量を眼前にし、まるでお預けをされた犬のように、期待に濡れた瞳で佐藤の指示を待った。

「鏡の中の自分を見ろ。妹が男のモノで悦び喘いでる姿を、姉のお前はよく見ておけ」

「……始めろ」

 その合図を聞くと、舞香は姉を出し抜くように佐藤の昂ぶりに顔を寄せ、躊躇なく一気にその先端を喉奥まで突き刺した。

「んぐっ……んぅ……っ!」

 喉を鳴らし、懸命に奉仕する妹の姿。綾香は、かつて自分が独占していた「支配」が、目の前で妹に塗り替えられていく光景を、鏡越しに見つめさせられる。

「……どうした、金井綾香。妹に負けてもいいのか?」

 佐藤の手が綾香の後頭部を掴み、強引に引き寄せる。綾香は泣きそうな声を漏らしながら、舞香と交互に、あるいは時に互いの唇と唇で佐藤の昂ぶりを挟み込むようにして、その蹂躙を受け入れ始めた。

 やがて、我慢の限界を迎えた猛りが、白濁した熱い奔流となって放たれようとした瞬間、舞香が強引に姉を突き飛ばし、佐藤の先端をその口で独占した。

「……んんっ!? んぐ、んぐぅ……っ!!」

 暴力的な勢いで放たれた白濁のすべてを、舞香は逃さずその喉奥へと受け止めた。喉を波打たせ、溢れ出しそうな「支配の証」を独占しようとした舞香に、佐藤が冷たく命じた。

「……独占はよくないぞ、舞香。姉にも分けてやれ」

 舞香は艶然とした笑みを浮かべ、溢れんばかりの液を口に含んだまま、床に伏していた綾香の顎を掴み、口移しで熱い白濁を流し込んだ。姉妹は絡まり合う舌を通じて、佐藤の「証」を一滴残らず飲み干した。

「次は交互だ。どっちから先にして欲しいんだ?」

 佐藤の問いに、舞香が被せるように叫ぶ。

「私からお願い! 私を、もっとめちゃくちゃにして!」

 舞香は鏡に顔を向け、佐藤を誘い込むように四つん這いになると、自ら片手で秘部を広げて佐藤を迎え入れた。背後から容赦なく貫かれる衝撃に、舞香は狂喜の声を上げる。

「あ、ああああぁっ! お姉ちゃん、見て……っ、私、最高に汚されてるわ……っ!」

 舞香だけが何度も絶頂を迎え、その嬌声が部屋に響き渡る。

 佐藤はまだ果てることなく、舞香を乱暴に引き抜くと、今度は綾香をその場所に立たせた。

「金井綾香、次はお前の番だ」

 佐藤は綾香を仰向けにさせ、正常位の形を取らせると、「脚を持て」と短く指示した。綾香が震える手で自らの膝を抱え、無防備に足を広げさせられた瞬間、佐藤の猛りが一気に奥まで突き刺さった。

「……っ、あああぁぁっ!?」

 綾香は思わず甲高い声を上げて喘ぐ。佐藤は情け容赦なく、重く激しい抽送を繰り返す。

 その傍らで、肩で息を切らしていた舞香が、這い寄るようにして佐藤に横からキスをした。綾香は、自分の中に佐藤が挿入されている最中であるにもかかわらず、彼が目の前で舞香と深い口付けを交わす姿に、胸が焦げるようなモヤモヤとした感情を抱く。

 ……そういえば、私は一度も、佐藤さんに口付けをされていない。

 その残酷な事実に気づいた瞬間、余裕を見せる舞香は佐藤の胸の先端に吸い付き、舌で執拗に刺激を与え始めた。

「さっき舞香に放出したから、次は……お前だな」

 佐藤は綾香に覆い被さるように体勢を変え、腰の動きをさらに加速させた。

「あ、あ、あああっ、ひ、っ、ああぁぁ!!」

 突然の獣のような激しさに、綾香の理性は粉々に砕け散った。夫への罪悪感も、妹への嫉妬も、すべては熱い衝撃の中に溶けていく。耐えきれないほどの快楽の波に呑まれ、綾香は白目を剥き、何度も、何度も絶頂を上書きされていった。

 放心し、小刻みに震える綾香の横で、舞香は満足げな吐息を漏らしながら動き出した。彼女は、綾香の粘液と佐藤の白濁したモノが混ざり合った、佐藤の熱い猛りを再びその口に含んだ。舞香はそれを慈しむように、そして姉の痕跡すら自らの内へ取り込むように、丹念に、綺麗に掃除をしていった。

 深夜、静まり返った部屋に、数本の水のペットボトルが放り出された。

「対価だ。持って行け」

 舞香は勝ち誇ったような笑みでそれを受け取り、動けずにいる綾香を鏡越しに冷たく見下ろした。

「……お姉ちゃん。私たち、もう元には戻れないわね」

 綾香は返事ができなかった。ただ、自分の内側に残る、佐藤の重い感触と、それを妹に「見下されながら」共有してしまったという、取り返しのつかない陥落感に、震えることしかできなかった。

 姉妹は、互いの身体に刻まれた、消えることのない支配の痕を背負い、101号室へと戻っていった。扉を開けると、そこには何も知らない夫、智哉の土気色の顔があった。

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