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ヒトとキツネの異世界黙示録Ⅱ  作者: 遊戯九尾
第二部第九章 巨大な影と、さらなる侵略者

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危機を乗り越えた先で

 都市の危機を乗り越え、永戸達はタイタンから降り。皆で集まる。


「よくやったね、永戸君、神癒奈君。にしても、こんなものを操縦して都市を救うなど、面白おかしい話だ」

「そうですね課長、俺も正直おっかなびっくりでしたよ」


 タイタンを見上げながら、永戸達はそんなことを言う。一方で、怪獣となっていた戦艦からは、無事な乗員が全て捕虜として捕まり、今回の時のための特別収容室へと送られていった。


「彼らの技術は、異次元からの技術です。ひょっとすれば、オメガを倒す手段か何かを得られるかもしれないでしょう」

「それがわかれば、私たちが生き残る可能性が見つかるね!」


 フィアネリスの予想に、火乃香は生き残る可能性を見出し、喜ぶ。とはいえ、それは向こうを尋問してからの話になるだろう。協力的な相手がいればいいが……とフィアネリスは思う。


「しばらく経てば、街に住民達が戻って来るだろう。いつもの、元の毎日へと今度こそ戻る」

「もうオメガとか異次元人とかウンザリなんですけどね」


 永戸も流石に懲りたのかため息をつきながらエレベーターからやってくるイストリアの兵士達を見る。彼らは事後処理でせこせこと必死に働いていた。


「ふむ、またオフィスも壊されたことだし、破られた窓などを戻さないとだね」

「今回に関しては、天界から神権の使用が許可されてます、街も人も、何もかも直るのはすぐになると思いますよ」

「ほう、それはいい話だ」


 神癒奈の言葉に、ユリウスが頷く。他のみんなもほっとしていて、危機が去ったことに喜んでいた。


「それじゃ、俺たちも仕事に戻りますか、街の復興やらないとな」

「そうですね、面倒ですけど、直していきましょう」


 そうして永戸達は、壊れた街を元に戻すべく、作業に加わるのだった。


 ーーー


 ここは、ある異次元の異世界。そこで、ある存在が眠りから目覚めようとしていた。それは二つの人間と妖狐の形をした化け物で、黒い姿をしては、世界を滅ぼす装置として動き出そうとしていた。

 多くのゲル状の生命体が生まれ、外へと放たれていく中、その二つの化け物はその場に留まった。

 まるで、いつかくる敵を待つかのように……。

 そして、その二つの化け物のすぐそばには、巨大な目玉がギョロリとあり、次元の遥か彼方を見つめるが如く、蠢くのだった…。

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