私達、華のイストリア兵士です!
「逃げてきた生徒はこれで全部⁉︎」
先生が植物園から逃げてきた生徒達を確認する。
「先生! 火乃香とアンフェリアがまだ中に!」
「なんですって⁉︎」
生徒からそう聞くと、先生は焦る、まだ都市の学校に来て間もない転校生の二人が逃げ遅れたことに。先生が植物園の中に戻ろうとするが、兵士に阻まれた。
「私が探しに行きます! 貴方達はここで待っててください!」
「ダメです! いくら教師といえど、一般人をこの中に入れられない!」
「そんな! 中にはまだ生徒達が!」
先生が取り押さえられる中だった、植物園から二人の少女が出てきたのを見る。
「貴方達! 無事だったのね!」
「火乃香!」
「アンフェリアさん!」
生徒と先生がそれぞれ火乃香達に寄るが、ここで全員が、不思議に思ったことを言う。
「火乃香、なんだよそのマフラー、それとその剣、お前、一体何してきたんだよ?」
「アンフェリアさんに天使の輪っかと翼が生えてます! 彼女は一体…!」
「二人とも……その姿はどういう…」
あーと二人は気まずくなり、隠せなくなったので、せっかくだから言った。
「私達は、ええと…正体は、イストリアから派遣されてきたエージェント!」
「最も、隅っこでパート感覚で仕事してるザコだけど」
それを聞くと全員驚くが、直後笑顔になると二人を迎えた。
「すっげー! イストリアのエージェントと言えば、エリートの戦士じゃん!」
「二人がそんなすごい肩書を持ってただなんて! かっこいい!」
生徒達がテンションを上げる中、先生は二人に近寄ると言った。
「それでも、とても心配したのよ、貴方達が無事でよかった…」
「ごめんなさい、心配をかけて。私達は、今回出た化け物に対して特命を受けて調査していたの」
「まっ、末端のあたし達からすれば、危険な任務だったのは確か、迷惑をかけてごめん」
そうして二人は先生に謝るも、先生は言った。
「本当に心配をかけて…困った生徒達ね、でも、守ろうとしてくれたのは、感謝してるわ」
「それほどでも…」
「ないけど」
オメガとの戦いで怪我なく勝って帰ってきたのは二人にとって初めての経験だった。生徒達がホッとする中で、二人はそれを誇らしく思うと、互いに顔を合わせて言った。
「私達、すっかりヒーローだね」
「こんな気分も、悪くないね」
そうして二人で拳を合わせると、ニッと笑い合うのだった。




