プロローグ02 託された未来
(実況)おっと!キーパーと1対1!ミドルレンジからシュート!近藤弾いた!コーナーキック。しかし近藤が手を抑えて倒れている
「藤宮、出番だ」
「はい」
三年生最後になるかもしれない試合で俺は呼ばれた
緊張しすぎている。だから心臓部分を抑えて紛らわした
そして俺は…黄色のユニフォームを通し、サイドラインに立った
(実況)ここで高木工業、負傷した近藤に変わり背番号23、二年生の藤宮健太を投入します
あと…20分、スコアは4-4。引き分け以上で決勝トーナメントへ行ける
「集中してこーう!」
(実況)さあコーナーキック。さあ上がった!
「これで逆転だ!」
「くっ…させるかぁ!」
(実況)なんとキーパー、ファーのボールからのヘディングで逆をつかれ、あわやゴールのところを裏拳で弾いた!交代からいきなりファインセーブ!
「先輩が今まで守ってきたゴールを簡単には割らせねえ!」
(実況)ボールは高木工業が、前線へ持ち込んだ!しかし柳学園、守備陣が既に戻っている
「邪魔だ!」
(実況)山田が一人、二人とかわして前線へラストパス!
しかし届かない。そして柳学園のカウンター、速い!速い!素晴らしいパスワークでペナルティーエリア目前!おっとまさかのキーパーが出ていた!そして武田がクリア
「サンキュー、藤宮」
「いいえ、よし!切り替えだ!」
あと10分…絶対に守りきる!
(実況)柳学園のボールでスローイン。そしてサイドから切り返してセンタリングを上げた!
「させねえ!…えっ…?」
ボールはニアらへんで曲がった
(実況)おっと!これはセンタリングではなく直接狙ってきた!しかしディフェンス陣が懸命にクリアでコーナーキック
「落ち着け、まだ終わってないぞ。藤宮、ここをまた守りきれば行けるぞ」
「はい。あと5分!守るぞ!」
全員「うっし!」
(実況)さあコーナーキック。柳学園、ここで決めるか。それともまた藤宮がファインセーブを見せるのか!
「来た!クリアだ!」
(実況)クリアしたがその先にはストライカー加藤!
「コースを塞げ!奴を撃たせるな!」
「無駄だぁ!」
加藤のシュートは弧を描くようにアウト回転がかかりそのままゴールに入った…
(実況)ゴーーーーール!後半41分で決めた加藤!柳学園、逆転!高木工業は肩をガクッと落とした
「まだ終わってないぞ!あと4分でミラクルを起こそうぜ!」
「でもな…4分じゃ無理だよ」
「勝敗は試合が終わってから決まるんだよ!先輩たちはまだ4分戦う時間がある!」
「藤宮!後ろは頼んだ!」
キャプテンからゴール(未来)を託された
「はい!」
(実況)さあ圧倒的に不利な状況にたたされた高木工業はなんと全員攻撃に出た!
「行くぞ!」
「オォー!」
果たして試合の結末は…




