Awakening (目覚め)/2
「……で、国境警備に当たるKGB部隊にも支給されてたんだ」
「うにゅぅ……」
オレがAK47の魅力を語りだして2時間半。1時間半ぐらいまで頑張って聞いていたヒカリだったが、今は勝手にオレのベッドに顔をうずめて変な呻き声を上げている。
ふむ、そろそろやめてやろう。
「おい、ヒカリ」
「ふにゃぁ!?わ、わたし寝てないよぉ!?」
慌てて手をバタバタさせるヒカリ。抱っこされてる猫みたいでちょっと可愛い。
「分かってる、ヒカリそろそろ飯にしよう。お腹減ったろ」
「うん~!お腹減ったぁ」
「よし!じゃあ飯にしよう」
そうと決まれば早く食卓にいこう。オレは食卓に向かう為に部屋のドアを開けた。その時、
「ちょっとまってぇ」
ヒカリの静止の声が上がった。
「なんだ、ヒカリ」
オレはヒカリの方に振り返る
「銃の事で思い出したんだけどぉ……」
「うん」
「歩ちゃんって昔LEGEND BOSSって言われてたんだよねぇ?それでもう一個名前があったんだよねぇ?」
「あぁ……」
あんまりその話はしたくない。オレの過去はオレにとって悲しい思い出しかない。
「その名前ってぇ……」
「あぁDevil's assassin(暗殺の悪魔)だ」
昔、オレはLEGEND BOSSと称えられた反面、一部の人からはDevil's assassinと恐れられていた。オレは生きる殺人兵器だった。任務の為ならオレは人を殺める事を簡単にした。時に何も関係ない人も……
ふわっ……突然いい匂いがオレを包んでいた
「だいじょぉぶだよぉ」
と、言いながらヒカリが優しく抱き締めていた。
「ヒカリ?どうしたんだ急に?」
「歩ちゃんが辛そうな顔してたからぁ……」
辛そうな顔?どんな顔をしていたんだ?オレは……
まぁとにかく……
「ありがとな」
すると、ヒカリの顔が赤くなり、
「歩ちゃんの事だもぉん……」
「ん?なんか言ったか?」
「な、何でもなぁい!さ、さぁ夕御飯食べよぉ」
なんだ?そんなに慌てて?まぁいいか、オレは部屋のドアを開け、食卓に向かった。




