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親友と会わせたくない人

 私とオリビアのクラスであるⅡ-α(2-A)の今日の授業は属性魔法学、魔法薬学、魔法生物学、呪文詠唱学、魔法戦闘実技、魔法史の授業だった。


 Ⅰ限目の属性魔法学は自分の持つ魔法属性の特性を調べる授業だった。


 この世界の魔法属性は、火、 水、風、土の四大元素から成り立っていて、この四大元素から派生して炎、氷、雷、木が存在している。

 他にも光とか闇とかあるらしいけど、私達学生には使えない。


 このラウダビリス学園では、Ⅰ年生の最初の授業のときに自分の魔法属性を調べて、それをもとにいろいろな授業をする教育方針なんだ。


「オリビアは何属性だっけ?」


「私は水属性よ。ソフィアは?」


「私は土属性。水属性かぁ...確かにオリビアっぽいかも。」


「魔法属性は、一般的にその人の性格や魔力量で決まると言われているらしいわ。」


「へぇ〜。なるほどね。」


 そんなことを話しながら、図書館に向かっていると、私にとってあまり会いたくない人に会ってしまった。


「お前、そんなことも知らないのかよ。しかも、土属性って、根暗なお前にぴったりだな。」


 はぁ...。またこいつか...。


「ソフィアは根暗じゃないし、努力家で勤勉な生徒よ。あなたにどうこう言われる筋合いはないわ。」


 オリビアが庇ってくれたけど、私は、会いたくない人にどうこう言われようが気にしないのに...。


「良いよ、オリビア。早く図書館に行こう?」


「いいえ。私の大切な親友を傷つけるような発言をした者を放っておけないわ。」


「学園のマドンナさんにこんな根暗なやつは似合わないと思いまーす」


「私が誰と一緒にいようが貴方には関係ないでしょ?」


「俺はマドンナさんのために言ってるつもりだけど?」


「オリビア、ほんとに大丈夫だから!授業に遅れるから、行こっ!」


「ちょっ、ソフィア...!」


 私は、オリビアの手を引っ張って強引に図書館に向かった。

 すれ違う人がチラチラとこっちを見ていた気がするけど、そんなこと今はどうでもいい。

 今はあいつと長く話してる場合じゃないから、さっさとこの場を離れたかった。

 いや、オリビアとあいつを深く関わらせたくなかったのもある。


「ソフィア、あいつに好き勝手言わせたままでいいの?」


「大丈夫。私もあんまり関わりたくない人だから、どうこう言われても気にしないよ。」


「ならいいけど...。」


 オリビアはまだ納得していなさそうな様子だったけど、気付いてないふりをした。


 オリビアと過ごす日々は大好きだけど、あいつが関わってくる日が良い日だと思ったことは一度もない。

 また関わってくるんだろうな...。

 最悪、オリビアと会わせなければなんとかなるから、別にいいか。


 そんなことを思いつつ、オリビアを引っ張っていたら、いつの間にか図書館の前にたどり着いていた。

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