私の両親
ホーリーが食べている様子を眺めた後に、自分の夜ご飯を作った。
小さい頃からたくさん料理をしてきたから、料理は得意中の得意なんだ〜。
そのお陰か、魔法薬学の授業で調合するときも失敗したこと無いんだよね〜。
ちょっと嬉しい。
そういえば、オリビアの家ってどんな感じなんだろ...。
やっぱりすっごい大きな豪邸に住んでるのかな?
本も一万冊以上あるって言ってたし。
すっごい大きい豪邸に住んでいるオリビアを想像してみる。
うん、絶対似合う。
それか、豪邸じゃなくてもお金持ちとか?
お金持ちのオリビアを想像してみる。
うん、絶対似合う。
また今度お願いしてみようかな?
明日、試しに聞いてみよっと。
私の家も、決して広いというわけではないけど、私とホーリーで住むには十分すぎる広さだ。
ホーリーが昼間に外に出ていかないのも、休日に私が一緒に散歩しに行っているのとホーリーが賢いのもあるかもしれないけど、家で遊ぶにも十分すぎる広さがあるからかも。
そう考えると、結構良い家なんだなぁと思う。
......もし、ここでお父さんとお母さんと過ごしてたら、どんな感じだったんだろ...。
朝はお母さんに起こされて、リビングに行ったら温かい朝ごはんができてて、みんなに見送られながら学校に行って...。
家に帰ったら、ホーリーの他にお父さんとお母さんもお出迎えしてくれて、三人で話しながら夜ご飯を食べて、おやすみって言い合えたのかな...。
誕生日だって、ケーキを美味しいねって言いながら食べれたのかな...。
辛いと思ってることだって、相談したら大丈夫だよって言ってくれたのかな...。
私の心にぽっかりと空いたものは、何をしても埋まることはなくて...むしろ、どんどん広がっていって...。
最初は辛いと思わなかったことも、今では辛いと思うようになっちゃって...。
.......最近、マイナスな方にしか思考が回らなくなってきてるな...。
こんなんじゃダメだな...。
......ご飯も食べ終わったし、庭に行こ。
そう思って、私が使った食器とホーリーが使った皿を持ってキッチンに行った。
何も考えないで、皿洗いを終わらせた。
その後、ベランダに出て、庭に行った。
庭には、お母さんが育てていた花が植えられていた。
私が花を好きになったのも、お母さんの影響だろうな...。
花に水やりをしながら考えていた。
お母さんが私に残してくれたものは3つあった。
一つが、ホーリー。
一つが、庭に植えられている花たち。
最後の一つが、私が肌身離さず首から下げている翡翠のネックレス。
あの学園は、一つならアクセサリーを付けても良いことになってるから、私はこのネックレスを付けている。
一番お母さんの存在を身近に感じられるから...。
でも、お父さんもお母さんもなんで亡くなったのかを私は知らない。
小さいときに親戚の人に聞いてみたけど、私に冷たい視線を向けるだけで、何も答えてくれなかった...。
だから、ずっと知りたいと思っている。
いつか、知れるときがくると良いな...。




