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24枚目
今回も短いです…ごめんなさい 2019.9.7
電車の中では特に問題も起きず、みんなが降りていくため次第に人の数が減っていく。気になったのは話し声と視線くらいだったが、考えているほど怖いものではなく、少しずつ電車に馴染んでいく。
「次は終点です。御乗車いただき、ありがとうございました」
そう思っていたのもつかの間、目的地である田舎に着いてしまった。もう少し柔らかい長椅子にもたれたいところだが、俺は大人しく電車を降りる。
「さむ……」
夜の涼しい風が吹き、少し肌寒くなる。体がぬくもりを求めて久しぶりに冷えるけど、ここは我慢した。
コツ、コツとホームに靴を鳴らす音が響いていく。俺を見つけたとでも言うように、俺に近づく音は止まり姿を見せる。
そいつは妙に姿勢がよく、老いどころか若さを感じさせる老婆だった。つまりはババアだ。
赤いヘアゴムでまとめた灰色の髪に、上下白のシンプルな服。年寄りが着そうな羽織を来ていたが、それさえもオシャレでおかしいほど美人である。
「あんたが孫の知り合いかい。よく来たね。まぁまずは、話をしようじゃあないか」




