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リンは私室の寝台の真ん中に座っていた。今日はリアとリアルが両方いて、リンを囲んで左右に座っていた。リンはすぐ夢だと気付いた。今日は二人と夢で繋がってはいないという感触があった。
リアは火照ったような紅潮した顔で呟いた。
「リン、好きです」
そう言うと、リアは左手首を舐めだした。リンは頭に酩酊感がやって来た。リアルのいる場所だったが、酔いは心地良く、リアからの愛情を聴いていた。すると、リアルがリンに詰め寄った。
「いつものそれ、私のと混ぜてみない、リン?」
そう言うと、リアルはリンの唇を奪った。リンはリアルからの優しい口付けに、頭が混乱した。頭ではリアの穏やかな酔いが染み、口の中では、リアルの馴染んだ落ち着いた感触が、美味しかった。リンは口を塞がれ、二人に止めるように言えなかった。二人の口付けは、混ざりあい、理性で感触を分けることができなかった。リンはこれは夢だということで、罪悪感から目をそらした。
リアルは唇を離し、リアは舌を止めた。リアルは聞いた。
「顔が真っ赤ね、リン。まんざらでもないみたいね」
「これは夢だけにして下さい」
リンは目が覚めた。
今日は隣で眠っていたリアは先に起きていた。リアは心配そうにリンを見た。
「今日は僕はリンの夢に入りませんでしたが、大丈夫でしたか?」
リンはバツが悪そうに、頬を染めて答えた。
「すみません、お師匠、今日の夢は話すことができません」
「そう、ですか」
リアは俯いた。リンがリアルの夢を見たと誤解されたとリンは察し、言い訳をした。
「私は今日もリアとリアルが夢に出てきました。私はちょっと混乱しているようです。すみません、リア」
リアはリンの夢を察することは出来なかったが、リンは誠実でいようとしていることは伝わった。
「分かりました。夢は夢ですね。僕は気にしないようにします。起きますか」
リンは苦笑で答えた。




