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リアはリンの部屋へ戻ると、リンは寝台に座っていた。リンは悄然としていた。リンはリアを見ると開口一番謝った。
「すみませんでした、リア。私はリアの嫌がることをしました」
リアはリンの隣に座った。
「僕は複雑な気持ちです。たぶん、三人で会えるのが望ましいのだと思います。すみません、リンが一人だけ入ってこれない空気を作っていますよね。でも、まだ僕は三人で語らう心の準備ができていません」
「リア、私はリアとリアルが私に隠れて口付けをする夢を見たのです」
リンの告白に、リアは不意を突かれてきょとんとし、それから強ばっていた顔が一気に緩んだ。
「そんなこともあるのですね。僕とリアルが、ですか? どんな夢だったのですか?」
「夢では私が旅をして聖杯城を離れていました。帰宅した時に、居間でリアとリアルがいて、リアルが長椅子に座ったリアの膝に乗り、「私もリアが好きなのよ」と言って、リアと長い口付けをしていました。私はそれを部屋の外から見て、裏切られた感じがしました。両方にです。私はリアもリアルも私だけを好きであることを望んでいるとはっきり感じました。夢の中で私と目が合ったリアルは、「自業自得ね」と乾いた声で言いました。それが、私が居間へ行った理由です」
リアは奇天烈な夢に、リンの心を慮った。リンはリアとリアルが距離を近付けることを、自分が置いて行かれると感じている部分があるのだと察した。リアは複雑な感情の中で、リンを可愛いと感じた。リアは重たく軽口を言った。
「欲張りですね、リンは」
「そうなのでしょう。それでも許していただけませんか?」
「僕はどうすれば良いのですか、リン?」
リアは子どもに尋ねるようにリンに聞いた。リンは眉を寄せて答えた
「リアの良いと思うままでいいです。私は自分で自分の気持ちを抑えます」
リアは複雑なことになったな、思った。
「では、僕はリアルとキスをしても良いのですね?」
リアは複雑を求めるリンに、冗談を言った。
「それは困ります」
リンは冗談を目で笑った。




