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リンは霧の中で舟に乗っていた。城へ帰る所だった。どこか遠い所からの旅を終えたらしかった。リンは夢の中にいることを察した。
城へ入り、居間へ行こうとすると、居間にはリアとリアルがいた。二人は見つめ合っていた。まるで恋人のようだった。リンは居間に入らずに立ち止まり、中にいる人の様子を観察した。
リアルが、長椅子に座るリアの膝に乗った。リアルは言った。
「リアはリンばかりを見るけど、私もリアが好きなのよ」
リアは戸惑い、リアルはリアにキスをした。口付けをする二人は甘やかだった。リンはショックを受けた。二人を信用していたのに、不倫の現場を見た気分だった。それはリアに対して他に好きな人がいることを許せなくて、リアルに対しても同じだった。リンはいくらリンの伴侶同士でも、許せるものではないと怒りが浮かんだ。自分のことを棚上げすることに複雑な気持ちになった。
リアルは居間の外にいるリンと目が合った。リアルはいつものドライな表情で「自業自得ね」と言った。リンは目が覚めた。
リンは寝台の隣にリアが眠っていないことに、不安を覚えた。いつも夜はリアルと少しの間話に行っている。リンは今日はリアが戻るのを待つのが落ち着かなかった。リンは空間を渡った。




