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リアが夜中にリンの寝台から起きて、居間にいるリアルの元に行き、リンの私室に戻って再び床に滑り込んだ時、リンは横になりながら、リアを抱き直した。リンは夜闇の中で、小さく尋ねた。
「大丈夫ですか、リア」
リアは乾いた声音で答えた。
「起こしてすみません、リン。しばらく夜はリアルに会おうと思っています。まだ三人で会うのは無理ですが、リアルと一対一で話せるようにはしたい、です……」
リアは語尾を濁した。リンはリアの頭を撫でた。
「無理をしていますね、リア。これからのことを考えると、リアの決断は仕方がないことです。しかし辛くなる前に私に教えて下さい。私はこれから、リアルの時間にいても、リアのことが大切なのは変わりません。私は、リアとリアルをそれぞれ別々に慕っています」
「僕は好きな人に愛を向ける自由なリンが好きです。たぶんリアルも同じだと感じます。矛盾してしまいますが、リンがリアルに愛を向けているのを考えるのは辛いです。でも、リンのためもありますが、どちらかというと自分のために慣れたいです。僕はずっと聖杯城を家として、リンといたいので、できるだけ辛くならないように、リアルと良い距離を作りたいです」
リンは深い声で言った。
「私を愛して下さってありがとうございます、リア。無理をさせてすみません。私はリアからの愛情を大切にします」
リアはリンに身体を寄せた。リンはリアを抱く腕に力を込めた。




