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リアはリンと夢で会った翌日の夜、床に入る前にリンのことを思い浮かべた。リンはもう寝ているだろうか、と想いを馳せた。心に浮かび上がった思慕は哀切に変わった。リアは自然と左手首の跡を撫でた。ゆるりと撫で、唇に触れ、舌で舐めた。リアはリンの姿を頭に浮かべた。夢ではリンに心が通じていたことを見たが、やはり目の前にいないと物足りなく、ピンと来なかった。リアは跡を舌で撫で続けた。しばらく静かに想いを伝えていると、唇で軽く触れ、床に就いた。
リンは寝床にいた。隣にリアルが眠っていた。今日は何となく眠りに就く前にリアが心に浮かんでいた。足首に手を触れようかと思った時、頭を撫でられる感覚がした。リアの挨拶が始まったと思い身を委ねていたら、心地良い穏やかな酩酊感が頭に流れてきた。顔が朱に染まる。リンはリアの愛情に心が悦び、浸った。唇に軽く触れる感触で終わりを知ると、リンは床をそっと離れた。
リンはリアルの部屋を出ると、自分の部屋へ空間を伝って戻った。寝台に座り、足首のアンクレットを外して手で優しく撫でた。それから魔術で装身具をきれいに丁寧に洗うと、銀の輪に口付けし、口に含んだ。舌でぺろりと舐める。リンは銀の輪を口の中で回し、舌で執拗に舐めた。装身具を口から外すと、高揚感が残る心で笑みをこぼし、アンクレットに唇を触れた。リンは装身具を水で洗うと足首に戻し、軽い足取りでリアルの部屋へ戻った。
リアは手首の跡に触れた後、寝台に伏せていたら、右耳に温かい魔力が触れる感覚を覚えた。リンが挨拶を返してくれたことを察し、嬉しくなっていると、耳を食まれる感覚が来た。リアは不意を突かれてドキリとした。それからリアは耳たぶを熱で撫でられる感覚が伝わった。生温かくて心地が良かった。再び耳に軽く魔力が触れると、リンの返事は終わった。リアはしばらく伴侶の夜の挨拶に恍惚として、届いた多幸感に浸った。




