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リアは夜中にふと目を覚ました。リンと会えない夜は、物足りなかった。リアは自然と左手首を見た。リンは今は眠っているだろうかと想った。リアは優しく手首を撫でた。しばらくリンに想いを馳せながら、手の平でさすったり、指で跡をなぞるように押したりした。今日は会えないが、夢で気持ちが伝わっていたらいい、と思った。リアは跡に唇を付けて触れると、軽く歯を立てた。歯で跡を甘く噛む。何となく、リンと繋がったような気がした。リアは噛み跡を優しく癒すように舌でしばらく舐めると、軽く唇で触れ、再び眠りに入った。
リンは眠りながら、リアの気配を感じた。今日は夢のような映像は無かった。体を優しく撫でられる感覚が広がった。たまに指で胸をなぞられた。リンはリアの届ける愛情を感じていると、肩の辺りに甘い痛みが伝わった。痛みは緩やかな熱を伝えた。甘噛みの感覚が止むと、優しく深い口付けが届けられた。リンは眠りの中で心を酔わす。最後に軽く唇に触れられる感覚が伝わると、魔術は終わった。リンは目が覚めた。手で肩に触れ、優しく撫でた。リンはしばらく、リアの愛情に包まれた眠りの霧に浸った。




