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リンはリアルの私室にいた。リアルは眠っている。リンは起きた訳ではないのに意識があった。これは夢かと理解した。今日はリアルと眠る二日目の夜だった。リアの夢は、リンは意識していれば、リアルの日には見なかった。リンは視線を感じてドアの方を振り向いた。旅装束のリアが立っていた。自分がリアルとの約束を破った覚えは無かった。リアの姿は儚く、寂寥としていた。リアはリアルとリンを見ていた。
「寂しいですね、リン」
リンは謝った。
「すみません、リア」
「僕はリンのもう一人の伴侶のことは見ないようにしていましたが、今夜は気になって来てしまいました。いつも僕は敵愾心が心の深くにあります。今日は帰ります」
リアはそう言うと、姿が薄らいで消えた。




