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リアと夢で会って三日が経った。リンは夜ににこにこしながら一人の私室で眠りに入った。
リンは気付くと、リアが自分の私室の寝台に座っていた。リアはリンが夢に現れたのをみとめると、寂しそうな顔が明るくなった。リンはリアの隣に座った。リンは挨拶をした。
「今日はいつもより寂しそうですね。何かありましたか?」
「そう、ですか。リンに会いたかったです」
リアはリンの腕に自分の両腕で抱き、リンの肩に体を預けた。リンはリアに微熱を感じた。リアは続けた。
「アイルラザンの町では、お祭りがありました。それは恋人たちを祝う祭りで、恋人たちが花で頭を飾り、踊りを踊っていました。僕は土地の音楽を覚えて、ヴァイオリンで演奏していました。新しい曲を覚えたのですが、ここで演奏しても良いですか?」
リンは、リアが祭りでリンの不在に心が沈んだことを思った。リンはにこりと答えた。
「はい、聴きましょう」
リアは手元にヴァイオリンを現した。肩に楽器を置くと、一曲演奏を始めた。
哀愁が夢の空間を震わせた。港町独特の郷愁の中、旅人が遠くにいる想い人を求める心が伝わった。音楽は異国情緒があり、切ない愛情の深さを語った。リアは音楽が終わるとヴァイオリンを置き、再びリンの腕を抱いた。
「これが僕の気持ちです」
リアは熱を込めて言った。リンはリアの示した愛情に応えた。
「リア、今日はリアに印す跡に、強い魔術を使っても良いですか?」
リアは頷いた。
リンはリアの左腕を取ると、手首に手をかざした。光が淡く輝き、温かさを伝えた。肌に跡が残った。リンは優しく告げた。
「今日は跡にリアが触れたら、私に伝わるように魔術をかけました。跡を撫でたら、私は体を撫でられたように感じます。唇を付けたら、私に口付けが届きます。寂しくなった時に、跡を使って私に知らせて下さい。私は遠くから、リアの心を感じます。
それと、リアに私以外で恋愛感情のある者が触れたら、魔力で軽い痺れが流れるように魔術を施しました。私の独占欲を許して下さい」
リアはそっと跡を撫でた。リンは頭を撫でられたような気持ちになった。リンの顔が緩んだのを見て、リアはリンと目を合わせて笑い合った。
「ありがとうございます。リンの独占欲は嬉しいです。遠くに居てもリンと繋がっているような感じがします。僕もリンに同じ物を付けたいですね」
リアは競争心と独占欲をそっと出して、そっとしまった。そろそろ夢が終わりそうだった。リンはリアを抱き、唇を重ねた。頭が溶けるように感じ、気が付けば、一人の部屋に戻っていた。リンが夢の余韻に浸っていると、軽く頭に触れられる感触が流れた。リンは嬉しくなって、にっこりとした。




