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今夜もリアルは居間でコーヒーを飲み、リアはココアを用意して静かに向かいに座った。
「アーサは今、アリスの体を借りていて自由が効かないけど、もしアーサが自由な体を得てリンの伴侶になりたいと言ったら、どうするかしら?」
リアはリアルの質問に、これ以上リンの時間を分け合う人ができるのは嫌だな、と思ったが、肩をすくめて答えた。
「仕方がないですね」
リアの苦渋に気付き、リアルは目に笑みを浮かべ、リアもつられて笑った。
「そうね。アーサが来たら、アーサが一番目の伴侶と言われることになりそうね」
リアは緩んだ空気に頷いた。
「そうですね」
「アーサのことはどう思っていたかしら?」
リアは素直に答えた。
「仕方がない、という感じでした。リンが慕っているのは分かりやすかったので、この絆には入っていくことはできないと眺めていました」
「そうね。同じね。最初は主従だったけど、いつかは恋仲になるとは思っていたわね。リンが守りたい人なら、私も手助けするのに嫉妬はなかったわ」
「きっとアーサ様が伴侶に迎えられたら、リンはずっとアーサ様といたいだろうと思います。僕はリンとたまに会えるだけで良いと思うことになりそうです」
「嫌ね」
リアはリアルの軽い言葉に苦笑で返した。




