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リアとリンはリンの創った異空間の闇の中で抱き合いながら寝そべっていた。
「今日はありがとうございます、リン。僕を一緒に闇の中に誘ってくれて」
リアは後ろで抱きしめるリンに、お礼の言葉を伝えた。
「私はリアとやりたいことがたくさんあります」
リンは子どものように高揚しながらリアの耳元でささやいた。リアは無言で聞いた。
「城の中の私が創った部屋を紹介して、ゆっくりと過ごしたいのです。初夏の部屋で、さんざしの香りが甘く漂う中で、リアの膝に頭を乗せ、リアの歌声で眠りに就きたいです。
秋の部屋では私は獣になり、リアと身を寄せ合い、体温を温め合いたいです。
冬は、リアと一緒にリアの作った料理で年を越したいです。
広い聖杯城をリアに見せ、私を知って欲しいのです」
「はい、嬉しいです。僕もリンの望む範囲でリンのことが知りたいです」
リンはリアの頭にキスをした。リンはリアに言葉を贈った。
「ずっと一緒に良い夢を見ましょう、リア」
リンはその後異空間を解き、リアの私室へと戻った。




