↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シンデレラの婚約破棄⭐︎  作者: 眠夢
シンデレラ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
5/42

ガラスの靴

 そう会話をして踊り続ける。

 少し私がうまく踊れない事があると、手を取って、合わせてくれる。リードしてくれる。私の間違いを、自然に、指摘、してくる……。

 その後、私はアラン王子に連れられるがままに、宮殿の奥へと進んだ。

「ここは王国の中でも限られた者しか入れない中庭だよ」

 蒼く茂る芝生に白く輝くブランコ、ベンチ、それらが月の光に照らされて、とっても綺麗で、私たちはそこで、ロマンチックに会話をしている。

「僕は、貴方に恋をしたみたいだ。舞踏会にいる他の女性は全然いい人いなかった。今まで出会ってきた女性も酷い人ばっかりだったよ。でも、君のような美しい女性に出会えるなんて……」

「酷い人、って、どんなふうに?」

「あ、ああ、どんなふうにって聞かれると、困るけど……貴方みたいに、あんなに僕の指図する通りに踊ってくれたり、この中庭に来てって、言ったらきてくれたり。そんな人は、あんまりいないかも」

 フフッ、と笑みがこぼれた。

「なにそれ」

「もし、もしだよ、シンデレラが俺と一緒になってくれたら、僕の家来に好きに命令してもいいよ。あいつらは僕の言うことを全部聞いてくれるから。君は、僕と結婚すれば、全てを手に入れられるんだ。一緒に、幸せに暮らそう」

 好きに命令……。

 指図する通りに……。

 一緒に、幸せに暮らす……。

 十二時の、鐘が鳴りはじめた。

 やばい。

 魔法が、切れる!

「ごめんなさい、私、行かなきゃ!」

「え! 待って、待ってくれよ!」

 中庭を出て、スカートを両手で持ちながら大広間の階段を一気に駆け下り、外で待っていたカボチャの馬車に乗り込んだ。

「早く、できるだけ早く戻って、お願い!」

 ドアを閉めると馬車は全速力で走り始めた。

 後ろを見ると王子様の家来の馬車が追いかけてくる。

 やばい。

 でも、これは魔法の馬車。

 とっても速く走り、そのまま、追っ手を撒いた。

 そして魔法が切れ、カボチャと動物に戻ってしまい、服はみずぼらしいものになってしまった。

 結局、また、この生活に逆戻りか。

 はあ。

 あれ……?

 片足に、ガラスの靴が残ってる。

 これは……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。