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炎魔法がわからなくて……
私は王宮に閉じ込められている、はず。
魔女に王宮に幽閉される魔法を使われてから、私に与えられたのは、少し古びた倉庫のような部屋だった。
そしてその部屋は、中からも鍵を閉めることができるの。
だから私は、王宮に閉じ込められている、と見せかけて、そこからワープの魔法を使って、フローラ魔法学校に登校している。
「でさでさ、この炎魔法の公式がわからないんだけど……ねえ、ベルは髪が赤いし、炎魔法得意でしょ?」
こいつ、いじってきやがって。
「髪の色は関係ないから! まあでも炎魔法? 教室着いたら見せてよ」
「えーやったー!」
廊下にあるアーチの窓から朝日が溢れる。
シャンデリアが並ぶその道を、魔導書片手に2人で歩く。




