前へ目次 次へ PR 37/42 水の都 「ベル〜!」 快晴の空の下、水の都に向かう広い通りで、ふたつ縛りの赤髪で魔導書を片手に登校する私の元に、片手を上げながらスキップするような小走りでたったっとルミは走ってきた。 「ルミ!」 「ベル〜……うう、昨日の氷魔法学の授業の課題、徹夜でなんとかって感じでぇ」 黄緑のロング髪が少しボサボサで目にクマがあるとこらからも、激闘の徹夜だったことが伺える。 「おっつ〜、1限はどこだっけ」 「C棟じゃない?」 「あーそうだそうだ」 私たちは2人で、あの高い塔に向けて歩き出す。