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シンデレラの婚約破棄⭐︎  作者: 眠夢
シンデレラ

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魔法とカボチャの馬車

 他人の声に気付き、急いで顔を向けた。夜空に夢中で気づかなかった。

 そこには猫背の、フード付きの青色ローブを着たお婆さんが、杖を持って立っていた。

「そこで何をしているんだい?」

「私、舞踏会に行けなくて、それで……」

 これから私はずっと、この生活から解放されない。

 そう思っただけで、涙がぶわっと溢れ出てしまった。

 星たちが滲み、視界がぼやける。

「私が魔法をかけて、あなたを舞踏会に連れて行ってあげるよ」

 そう言って軽快な歌を歌い出し、杖を振りながら魔法を唱えると、私の服が、星屑のような光を放ちながら、キラキラと輝く真っ白なドレスに変わった。

 そして、もう一度魔法の言葉を放つとカボチャが馬車に、ネズミは白馬と騎手に変化した。

 

 すごい、なんで、こんな事が……。

「さあ、早く馬車に乗りなさい。そうすれば、舞踏会に間に合うわ」

「う、うん! ありがとう、優しいおばあちゃん!」


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