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シンデレラの婚約破棄⭐︎  作者: 眠夢
ジュリエットによるロミオ暗殺計画

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22/42

演劇の途中

結菜と由美は2人で席に座り、その演劇を眺める。


窓を開け、ジュリエットはロミオに向けて言葉を放つ。


「ああロミオ、あなたはどうしてロミオなの?」


その時、由美は少し眠くなってきてしまった。



気づくとそこは、キュピレット家の2階の部屋。


白とベージュを基調としたその部屋は、とても綺麗で素敵で。


ベッド、化粧台、カーペット。そして、アーチ上の窓……


……窓の外から、声が聞こえる。


窓を開けると、星が降る空の下……和樹(かずき)が、私を呼んでいる!


小学生の時に、私がシンデレラの読み聞かせの途中で寝てしまった時。保健室で、私のそばにいてくれた和樹。


その時から私の和樹への想いはずっと、変わらなかったけれど、彼は芸能事務所からスカウトされて俳優になった。


私は、彼に、もう近づくことすらできないの。


昔はずっとそばにいたのに。


シンデレラのガラスの靴だって、部屋に大切に飾ってあるのに。


どうして。


どうして貴方は。



「ねえ和樹、貴方はどうして和樹なの?」


そう叫ぶと、和樹は悲しんだような顔をして。



「……み、由美!」



目を覚ますと、隣には結菜がいて。



「劇終わったからさ、他のところまわろ」


って言ってくれた。そしてそのあと、結菜に「あれ? 由美、なんで泣いてるの?」と聞かれるまで、自分が泣いていることに気づかなかった。


「……ううん、何でもない」と笑いながら誤魔化すの。


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