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文化祭
最近制服がセーラーからブレザーに変わってやっとオシャレになった海ヶ丘高校で、由美は結菜と文化祭を回っていた。
「ねえねえ、体育館でロミオとジュリエットの劇があるらしいよ!」
結菜は由美に、元気な声でそう言って、そのキラキラした目を見たら由美も体育館に行きたくなって。
一緒に、体育館でのロミジュリの劇を見にいくことになった。
結菜と由美は小学校からの同級生であり、いつも一緒に、読み聞かせを聞いていた。シンデレラだったり、白雪姫だったり。その途中に眠ってしまって物語の世界に入る、そんなことが由美には、たまに、たまにだけど、あったりした。
「ねえねえ、着いたよ!」
ニコニコの目で、由美の手を握りながら、結菜は体育館へと案内する。
体育館に入った瞬間、外の明るい世界とは一変して暗くなる感じ、別の世界に足を踏み入れたようなそんな感覚、それが少し好きだなんて由美は思った。




