15/36
親友、それは私にとってのかけがえのない存在
「……じゃあ、私授業だから。ジュリエットも無理せず頑張りなよ」
そう言って、キャサリンは分厚く青い書籍を持って立ち上がった。
「……うん」
私がこんなにもクールに話すのに、キャサリンには、私が課題に追われていてとっても辛いことがちゃんとバレているみたい。
そしてそれを想ってこうやって優しい言葉をかけてくれるキャサリンのことが、私はとっても大好きで。
ずっと、ずっと、ずーっと、一緒にいたいって思うの。
キャサリンが講義等に向かおうと歩き始めるり
一瞬振り返ってくれた。
私は木の陰に座ったまま。
キャサリンは私の方を振り返って手を振りながら。
2人でフフッと笑いあった。
その夜、キャサリンは殺された。
モンタギュー家のロミオという男に。
「キュピレット家の私と仲良くしていた」という理由で。




