学園の木の下で、ジュリエットは
「告白されたら、その人のことを好きになるらしいよ」
「へー、そうなんだ」
学園の広場、大きな木のあるところ。私たちは2人座って、雲ひとつない、綺麗な空を眺めながら話していた。
そこまで恋愛気質ではない私は、キャサリンの話をぼーっと聞いていた。
キャサリンは私も通っているヴェルサイユ魔術学園の薬学部で、成績優秀……という感じではなかったけど、いつもよく分からない毒薬みたいなのを発明してはニッコニコで私に飲ませようとしてきた。
ほら。また。キャサリンはニッコニコな顔で私の方を向く。片手には、三角の試験管みたいなのに、緑色の液体。
「ねえ、みて! ジュリエット! これを飲めば仮死状態になれるんだよ! すごくない?」
「……それ、なんの意味があるの?」
「いいじゃん! 私、これ作るのにとっても時間かかったんだよ! せっかく作ったんだから、持っておいてよ」
説得におされ、少しのため息を着いて、それを手に取った。
「……天気いいね。」
私は、空を見上げながらそう呟いた。
こんなふうに何気なくも大切な日々をキャサリンと過ごせる時間が、どれくらい続くのだろうか。
ずっと、ずーっと、続けばいいのに。
落ち着いたトーンで話しながらも、心の中はこんな感じ。乙女すぎてマジ笑う。




