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急行

ダージリンは全力を出せば相当速く走れます(大体バイクぐらい)。

それを踏まえてお読み下さい。

ハーブから話を聞いたアタシ達は大急ぎで元故郷のダンジョンであった旧第七十八人工生成迷宮に向かっていた。


「でも測ってた所がムギの研究所の近くで良かったよ。

大体山一つ分かな?」


(ご主人‥‥‥アタシの為に勇気付けてくれて‥‥‥

アタシもしっかりしないとな)


ミミックとしての矜持は捨てたと思ってたんだがそんなことはなかったんだな。


「でもどうしてあのダンジョンが異常化したんだ?

あのダンジョンはアッサム姐さんが統治してたんだぞ?」

「そうなの?」

「ああ、姐さんはあのダンジョンで最強の存在なんだ。

なんせダンジョンボスを倒した侵入者を姐さんが倒したぐらいだからな。

昔からいる最古参のミミックでもあるんだぞ」

「そう‥‥‥?でもハーブから聞いた話だと———」


そんな話をしようとしているとダンジョンに到着した。


「———まあ、とりあえず中に入ろうか」


アタシとご主人は異様な気配を漂わせているダンジョンに足を踏み入れた。



「‥‥‥どうなってんだ?」


ダンジョンに足を踏み入れると中は死屍累々だった。

身体が何かに喰われたように大きく抉れている。

ゴブリン、スケルトン、スライムの死骸が奥に行くにつれて多くなっていった。


「ミミックのものは無いみたいだね」

「ああ、ミミックは隠し階層に居るからな。

でもそっちがどうなってるかは‥‥‥」

「まあ、ミミックは手強い相手だし、そう簡単にやられることは無いと思うよ」


(‥‥‥やっぱりご主人は優しいな)


アタシ達はダンジョンの隠し階層に入った。


「これは‥‥‥なんと言うか‥‥‥」










———隠し階層内には既に息を引き取ったミミックたちがいた。


「そんな‥‥‥」


少し前までは同じダンジョンで暮らしてきた仲間だったのに‥‥‥


「誰がこんなことをっ‥‥‥!」


すると少しミミックの一体が動いた気がした。


「ル、ルイボスっすか‥‥‥?」


仲間のミミックの一体であったミントだった。


「ミントっ!何があったんだ!?」

「早く逃げるっす!この騒動を引き起こしたのは———」


「あらあら、まだ生き残りがいたのね。

そっちは‥‥‥ルイボスじゃない、久しぶりね」


「———アッサム姐さんっす!」


アタシの尊敬する人物がそこに居た。

面白かったら次回も見て下さい。

そうじゃなければ他の人の作品でも見てください。

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