ルイボスと銀髪
「‥‥‥」
「‥‥‥えーっと」
アタシの前で銀髪はご主人の作ったスープを食べる。
勝てないのを肌で感じるため、注意しようにもできない。
(こいつ、何なんだ?急に現れては勝手にスープを食べて‥‥‥)
「彼女らは僕の同僚だよ
この子はミミックの「元だぞ」ルイボスだよ」
「宜しく、ルイボス。私はプーアール。
ダージリンと同じような仕事をしてる。
植物とか、調べてる」
「宜しくな‥‥‥」
「ん」
(一応礼儀正しい奴なんだな。
ご主人の同僚なら挨拶ぐらいしとくか。
ん?でもご主人は『彼女ら』って———)
「私はヘイ。宜しく」
「‥‥‥ん?二人目?」
周りには誰の気配も無い気がする。
ついでにこの銀髪が言った気もする。
「「私たち多重人格ってやつなの」」
「多重人格?」
「一つの身体に二つ魂があるような感じ」
「呼び間違えられても特に気にしないから気軽に話しかけて」
「あっ、成程」
「あとこれ、お近づきの印」
そういってプーアール(ヘイ?)はヒラヒラしてるドレスと甲冑の間みたいな服のポケットから何かを取り出した。
「これは‥‥‥!」
「身護りのブローチ」
「ミミックはこういうの好きかなって」
プーアール(多分)が渡してくれたのは宝石をあしらったブローチだった。
(正直‥‥‥めっちゃアタシの好みだ)
「こんな良いモノいいのか?」
「知り合いからいっぱい貰う」
「まだまだ沢山あるから大丈夫」
「でも‥‥‥」
アタシはご主人の方を少し向く。
「いいじゃん、貰っちゃいなよ。
こういうときの厚意はちゃんと受け取っといた方がいいよ」
「じゃあ‥‥‥ありがと。
でもせめて何かお礼させてくれ!」
アタシはプーアールたちの方を向く。
「じゃあ一つだけ。」
「ルイボス‥‥‥君の」
「「———血を吸わせて欲しい」」
どんな宝石より綺麗な真紅の瞳を向けながらそう言った。
面白かったら次回も見て下さい。
そうじゃなければ他の人の作品でも見てください。
(プーアール(ヘイ)の服はイメージでいうと『姫騎士服』って調べたら出てくるような感じのやつです)




