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第91話 127の町の変化 - 偽りから真実へ
3年間で、美久たちは全国を回った。
最初は、近隣の町から。
似たような「偽りの平和」を抱えた地域は、思った以上に多かった。
【事例1:海辺の町】 表向きは「仲良し漁師町」だったが、実際は新参者を徹底的に排除する閉鎖的な社会。 美久たちの介入で、少しずつ門戸が開かれた。 今では、都会からの移住者も受け入れている。
【事例2:山間の村】 「伝統を守る村」という名目で、実際は長老による独裁体制。 若者の意見は全て却下され、多くが村を出ていった。 ユイの翻訳能力で、長老たちの本音と若者の想いを繋ぎ、世代間対話が始まった。
【事例3:企業城下町】 大企業による支配で、住民は奴隷のような生活。 「会社のおかげで生活できる」という洗脳状態。 ルナの月の魔法で、人々の心を解放。 今では、複数の企業が共存する健全な町に。
【事例4:学園都市】 エリート主義で、成績が全て。 落ちこぼれは徹底的に差別される。 翔太の配信で実態が明らかになり、教育改革が始まった。
「全部で127の町を変えることができました」
ユイが報告書をまとめる。
「でも、まだまだあります」
「日本中に、世界中に、偽りの平和がある」
美久が窓の外を見る。
「一つずつ、丁寧に」
「それが私たちのやり方」




