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第92話 新しい仲間たち

猫カフェ「ねこまち」 午後3時


3年の間に、新しい仲間が増えていた。


まず、地下から上がってきた若い猫人間のカップル、リクとユナ。


「美久さん、今日も忙しいですね」


リクは茶トラの毛並みを持つ、25歳の青年。力仕事が得意で、重い荷物の運搬を一手に引き受けている。


「休憩時間に、プロポーズの練習してたでしょ」


ユナが悪戯っぽく言う。三毛猫模様の23歳、リクの恋人だ。


「み、見てたの!?」


「『ユナ、結婚してください』って、鏡に向かって言ってた」


リクの顔が真っ赤になる。


「も、もう!」


店内に笑い声が響く。


そして、古代王国から来たルナの妹分、ステラ。


「お姉様、これが電子レンジですか?」


15歳の少女は、現代文明に興味津々だ。


「魔法を使わずに、食べ物が温まるなんて」


「でも、魔法の方が早いけどね」


ルナが優しく教える。


「電気は安定してるから、誰でも使えるのが利点よ」


ステラは、すぐに現代に適応した。


スマートフォンも使いこなし、SNSも始めた。


「見て!フォロワーが1000人超えた!」


「『古代王国の女子高生』って人気なの」


現代っ子のような一面も見せる。


新しい猫も増えた。


ホープの他に、「ピース」「ラブ」「ジョイ」という3匹の子猫。


みんな捨て猫だったが、今では店の人気者だ。


「ピース、それは食べ物じゃないよ」


美久が、テーブルの花を食べようとするピースを止める。


「にゃ?」


首を傾げる姿が、また可愛い。

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