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第45話 祭り前日、住民たちの集団夢
祭り前日 朝
町中が異様な雰囲気に包まれていた。
朝の光が差し込む中、住民たちが不安そうに集まっている。みんな、顔色が悪く、目の下にクマができている。
「昨夜、変な夢を見たんです」
住民たちが口々に言う。
佐藤会長が震え声で語る。
「地下で、誰かが泣いてる夢」
山田さんが付け加える。
「『お腹すいた』って声が聞こえる夢」
高橋さんも頷く。
「真っ暗な場所で、何かに食べられる夢」
全員が似たような悪夢を見ていた。
そして、皆が共通して見たものがあった。
「大きな口が...」
「虹色の光を吸い込んでいて...」
「『もうすぐ ごちそうの じかん』って...」
しかし、ナイルのハーモニー・コアの影響か、誰も深刻に捉えていない。
すぐに笑顔に戻り、祭りの準備を続ける。
「まあ、祭りの前だから緊張してるのよ」
「そうそう、気にしない気にしない」
でも、その笑顔は不自然で、まるで操られているかのよう。
ユイは確信した。
ハーモニー・コアの下に、もっと恐ろしい何かが潜んでいる。
そして、それは明日の祭りを待っている。
みんなの感情が最高潮に達する瞬間を。
「美久さん、ルナちゃん」
ユイが真剣な表情で言った。
「明日の祭り、何か起こるかもしれません」
「コレクターが...」
美久とルナも頷いた。
「準備しておきましょう」
「何があっても、みんなを守らないと」




