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第29話 第二の試練「現在の絆を結ぶ」の内容判明
同日午前 古代猫王国 王宮
朝の光が大理石の床に美しい模様を描く中、シロウ皇帝が三人を召集した。
「第一の試練、見事でした」
皇帝の声には称賛が込められているが、同時に緊張感も漂っていた。
「1000年の怨念を浄化し、多くの魂を救われた」
「しかし...」
皇帝の表情が曇る。
「コレクターの気配も、確実に強まっています」
美久が不安そうに尋ねる。
「第二の試練は、どのような内容なのでしょうか?」
「『現在の絆を結ぶ』...これは、現代の人間と猫族が理解し合うことです」
皇帝は水晶玉を取り出した。その中に、現代日本の風景が映し出される。
「今、人間界でも異変が起きています」
水晶玉の中で、防衛省の様子が映る。
「政府が動き始めました」
「軍隊が派遣される可能性もあります」
ユイが震え声で言う。
「それって...戦争になるかもしれないということですか?」
「その可能性もあります」
ルナが拳を握りしめる。
「1000年前の悲劇が、また繰り返されるのですか?」
「それを防ぐのが、第二の試練です」
皇帝が立ち上がり、窓の外を見つめる。
「段階的に、理解を深める必要があります」
「まず、信頼できる人間から始めましょう」
「そして、少しずつ輪を広げていく」
美久が決意を込めて言った。
「私がやります」
「猫カフェの常連さんなら、きっと理解してくれるはずです」




