第65話 視線の棘、開く蕾
白百合 桜良の部屋は、午後の柔らかな光に包まれていた。
レースのカーテンが揺れる中、白百合 カンナが静かに立っていた。
銀髪ロングを優雅に流し、紫がかった瞳で二人の少女を見つめている。
「じゃあ、さっそく始めて」
カンナの声は落ち着いていて、教師らしい穏やかさがあった。
しかしその言葉に、紡の体がびくりと震えた。
人前で裸になるなんて——しかも性行為を見られるなど、紡にとって恥辱の極みだった。
小柄な体を縮こまらせ、琥珀の瞳を伏せてしまう。
桜良はそんな紡の肩にそっと手を置き、紫銀の瞳をまっすぐに紡に向けた。
「紡……私だけ見て。
私のことだけ考えて」
優しく、しかし力強い声だった。
桜良の黒髪ロングが肩に落ち、守り人としての気品と愛情が言葉に込められている。
紡は唇を軽く噛み、しぶしぶと小さく頷いた。
「……はい、咲良さん」
二人はゆっくりと制服を脱ぎ始めた。
芽吹きから——
桜良が紡の小さな手を優しく握り、指先を絡め合わせる。
光の粒子が淡く舞い、白百合の香りが部屋に広がり始めた。
徐々に開花へ。
桜良は紡を抱き寄せ、柔らかなキスを繰り返した。
紡も少しずつ応え、控えめな吐息を漏らしながら桜良の首筋に唇を寄せる。
さらに交花の段階へ移行していく。
桜良の指が紡の胸の蕾を優しく転がし、紡の指も桜良の敏感な部分を探る。
二人の花の能力が静かに交じり合い、光の微粒子が部屋の中で美しく舞い始めた。
カンナは腕を組み、静かに観察していた。
紫がかった瞳が細められ、二人の動きを一瞬も逃さない。
(……相性が良いわね。
感情の高ぶりが、花の微粒子をこんなに美しく輝かせている……
これは、期待できる)
カンナは内心で頷きながら、二人の世界が徐々に二人だけのものになっていくのを感じ取っていた。
やがて、二人は花芯合わせの練習に入った。
横向きの蔓絡みで体を重ね、花芯同士を合わせようとする。
しかし、タイミングが合わず、腰の振り方がずれ、花芯の接触が微妙に外れてしまう。
「ん……っ……咲良さん……ここ、ちょっと……」
紡の声が恥ずかしそうに漏れる。
桜良も眉を寄せ、角度を調整しようとするが、思うようにいかない。
その瞬間——
カンナが静かに一歩前へ進み出した。
彼女は自分のブレザーのボタンに手をかけた。
銀髪ロングを優雅に揺らし、ゆっくりと衣服を脱ぎ始めた。
成熟した大人のプロポーションが、部屋の光の中に露わになっていく。
カンナは完全に裸になり、静かに二人の方へ視線を向けた。




