表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/70

第34話:白藤の優しさ ― すみれの蕾が初めて開く

白藤 ゆかりの部屋は、柔らかな間接照明だけが灯り、静かな甘い香りに包まれていた。

二人はすでに制服をすべて脱ぎ、全裸でベッドの上にいた。

ゆかりの黒髪が肩に流れ、柔らかな緑がかった瞳があかりを優しく見つめている。

あかりはすみれ色の短い髪を少し乱し、紫色の瞳を恥ずかしそうに伏せていた。小柄で可憐な体が、緊張でわずかに硬直している。

ゆかりはゆっくりと手を伸ばし、あかりの肩から背中、腰へと優しく撫で始めた。

指先は白藤の蔓のようにしなやかで、力はほとんど加えず、ただ温かく包み込むように動く。


挿絵(By みてみん)


「大丈夫……力を抜いて。

まずは、あなたの体を慣らしてあげるから……」


ゆかりの声は低く、穏やかで、まるで子守唄のようにあかりの緊張を溶かしていく。

あかりの体は最初、硬くこわばっていたが、ゆかりの優しい撫で方が繰り返されるうちに、少しずつ力を抜いていった。肩が落ち、息が少し深くなる。

その頃合いを見計らって、ゆかりはあかりの唇に再び深くキスをした。

舌が優しく絡み合い、甘い吐息が混ざる。キスを続けながら、ゆかりの指があかりの胸の柔らかな蕾にそっと触れた。


「あ……っ……」


あかりのかわいい小さな喘ぎが、控えめに唇の隙間から漏れた。

恥ずかしそうに声を抑えようとするが、ゆかりの優しい刺激に体が自然と反応してしまう。

ゆかりは優しく蕾を指で撫で、時には軽く摘むように刺激しながら、キスを深く続ける。

あかりの体がびくりと震え、控えめでかわいい声が次第にこぼれ落ちる。


「ん……はぁ……ゆかり先輩……あ……んっ……」


ゆかりの唇が胸の蕾に移り、優しく含んで舌で転がす。

同時に、もう片方の手があかりの下腹部をゆっくりと撫で下ろし、最も敏感な花芯のあたりを優しく愛撫し始めた。

あかりの声が甘く震え、初体験の戸惑いと快楽が混ざった、控えめでかわいい喘ぎが続く。


「はぁん……そこ……くすぐったい……でも……あん……っ……」


ゆかりの動きは決して急がず、しかし確実に、あかりの体を快楽の波へと導いていく。

あかりの腰が小さく震え、透明な花蜜のような露がにじみ始める。

やがて、あかりの体が小さく弓なりに反り、初めての絶頂が訪れた。


「あ……んんっ……ゆかり先輩……なんか……来る……あぁ……んっ……!!」


あかりの声は最後まで控えめで、かわいく震えながらも、甘く溶けるような響きを帯びていた。

体が小さく痙攣し、透明な露がシーツを少し濡らす。

すみれ色の光粒子が、恥ずかしそうに、しかし確かに輝いて散った。

息を荒げて横たわるあかりを見つめ、ゆかりは優しく微笑んだ。


「次は……あかりちゃんが、私を気持ちよくさせてくれる番よ。

お互いが同時に絶頂しなければ、本当の満開には至らないから……

あかりさんも、その技術を少しずつ練習していきましょう」


しかし、ゆかりはすぐに自分のターンを続けると、あかりの体を再び優しく抱き寄せた。


「でも、今日はまだ……もう少し、あなたを気持ちよくさせてあげたいの。

焦らずに……ね?」


ゆかりの声はとても優しく、今日の目標をはっきりさせていた。

あかりにこの行為に慣れてもらうこと。

この行為が気持ちいいと思えるようになること。

そして何より、自分をもっと愛して、心を開放してもらうこと。

それは、ゆかりの優しさそのものだった。

ゆかりの指と唇が、再びあかりの体を丁寧に愛撫し始める。

あかりは甘く控えめな喘ぎを漏らしながら、ゆかりの胸に顔を埋め、小さく頷いた。


挿絵(By みてみん)



「はぁ……ゆかり先輩……優しい……んっ……」


すみれの花が、ゆっくりと、しかし確かに咲き始めていた。

白藤の蔓が優しく包み込むように、二人の光粒子が静かに、温かく絡み合っていく。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ