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9 パクチーは下着の色にこだわる

(その時、緊急事態を伝えるイマージェンシーブザーが鳴った。)

「これは何のブザーなの?」


「実はいつどこで地底人が破壊または謀略を始めるか分からないから、世界中に小さなハムスター型ロボットを配置し、監視しているのじゃ。


この信号は、アメリカカリフォルニア州モハベ砂漠に配置してあるH368号からのものじゃ。どうやら地底人部隊がモハベ砂漠でミサイルのセッティングを始めたらしい。


砂漠なら人目につかないうちにミサイルを発射できるというわけじゃな。しかし問題はミサイルのターゲットじゃ。至急メインコンピュータに探らせよう。


さあ、洋梨子や、まだ決めかねているところ誠に 申し訳ないが、とりあえず早急にこの件に対処せねばならん。

「絶対嫌よ」


「人類の危機を見過ごすというのか?」


「何度も言ってるけど、私はごく普通の無力な女の子なの。どうして私が犠牲にならなければいけないの?」

(その時、メインコンピュータのブザーが鳴った。)


「ハムスターロボH368号の報告では、ミサイルはボストンの原子力発電所がターゲットであり、発射は27分後です」


「大変じゃ。一刻を争うぞ。なあ、洋梨子や、今回一回きりでいいから、力を貸してくれないか」


「もおー、何でこのタイミングでそんな重大な事が起こるの!信じられない。でも時間が無いのよね。もおー、しょうがないな、本当に今回だけよ。いいわね」


「わ、わかった。では頼むぞ。すべてキャロットマシーンのスーパーコンピュータが作戦を立て、パンプキンパロットが指示してくれるのじゃ。さあ、パンプキンパロットよ、洋梨子を導いておくれ」


(パンプキンパロット)「それではお嬢様、至急アップルスーツと反重力シューズを装着してください。そして私と一緒にキャロットマシーンにお乗りください」


洋梨子は素早くスーツを装着し、肩にパンプキンパロットをのせたままキャロットマシーンに飛び乗った。車内には予想に反して計器類は無く、女子の部屋のように明るく綺麗だ。


正面には大きなモニタースクリーンがあり、そこからメインコンピュータの声がした。


「お嬢様、キャロットマシーンへようこそ。私はメインコンピュータのパクチーです。お嬢様がこのマシーンにお乗りになるときに守っていただきたい決まりが一つあります」


「決まりって?面倒ね。どんな?」


「それは上下の下着の色は必ず白かパステルカラーでなければならないということです。下着の色が白かパステルカラーでないとこのマシーンは発進できないのです」


「下着の色がこの仕事とどんな関係があるの?エッチなコンピュータね」

「理由は分かりません。とにかく私はマシーンの発進時にお嬢様のスーツをスキャンし、上下の下着の色が白かパステルカラーであることが確認できたら作動するようにプログラムされているのです。


下着の色がそれ以外、例えば黒の場合は発進できません。例えて言えばパスワードのようなもの、と言えるでしょうか」


「エッチなお父様、馬鹿げてるわ」

「それではスキャンさせていただきます。失礼します」

「現在の洋梨子お嬢様のブラとパンティーは水色のレースですので発進できます。そして車内はその水色になります。(車内が水色に変わる)それでは発進します」

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