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43 サバイバーとの死闘

「フハハハハ!」

「誰?」

笑い声の方を見ると、そこには特殊スーツを着た長い髪の女が立っていた。


「やはり、地底人は7人ではなくて8人だったのね」

「フフフ、よくこのトリックに気がついたね、とめてやりたいところだが、もう遅い。


富士山とキラウエア火山の地震実験がうまくいったから、今度は本当の意味での本番だ。おまえをこの場で即刻始末してからこの装置を作動させれば、全世界のアースポイント、つまり火山や活断層が刺激されて大爆発を起こし、人類は滅亡するのだ」


右手をレーザー光線で撃たれて激痛に耐えながら洋梨子は

「人類を滅亡させたら、復習できて満足だっていうの?この地球上であなたはたった一人になってしまうのよ」


「この後に及んで敵である私の心配をしてくれてありがとう、なんてね。実は私は一人じゃない。私の二人の子供を含む100人の地底人の子供たちが堅牢な地底の核シェルターで生活してるのさ。


けれどもあと数日で飲食物が尽きてしまう。だから急がなければならないのさ。地上の人類を滅亡させてから、その100人をこの地上の自然豊かな場所へ連れていき、理想郷を作り、自然と共存するのさ。


これでおまえたちに殺された地底人たちの恨みを晴らし、我々地底人の子孫たちによる素晴らしい世界が生まれるのだ!」


「私たち、せめてもの罪滅ぼしにその子供たちを大切に育てるわ。だから、お互いに協力しあって共存していけないかしら?」


「おまえたちなんか信じられるものか。私たちは地上のことは何でも知ってるのよ。2週間前にアルファ国の大統領が国連の承認も議会の承認もなしに独断でベータ国を爆撃した。


大統領はいろいろ理屈をつけてはいたが、これは大義なき戦争であった。爆撃では小学校や病院への誤爆もあり、特に授業中だった小学生200人近くが亡くなった。


そして彼らを含む民間人が1500人も亡くなった。それでもその大統領の支持率はほとんど下がらない。同じ人間がこんなに死んでるというのに、他国だから別に構わないというのか。本当にひどい話だ。これが人間なんだ。」


「お願い、銃を捨てて、もう一度話し合いましょうよ!」

「うるさい、おまえはお人好しだな。だが私の計画は絶対に邪魔させない。死ね!」


サバイバーが洋梨子に照準を当てて引き金を引こうとすると、急にリュネットが現れてバナナ型の銃でサバイバーを撃った。その瞬間彼女は少しひるんだ。


するとパンプキンパロットは

「お嬢様、はやく703を」

洋梨子はその瞬間必死に体を前に投げ出し、マスカットカノンを手にすると、右手の激痛に耐えながら左手も添えて地震発生装置に向かって引き金を引いた。


するとカノンの銃口からは黄色と橙色の入り混じった光線が放出され、装置は最初とろけ始めたと思いきや、次の瞬間爆発してしまった。それを見たサバイバーは

「よくも地震発生装置を破壊したな、許さん!」


サバイバーが銃口を洋梨子に向けた時、洋梨子はまだ爆発した装置の方に集中していてサバイバーの動きには全く気がついていなかった。その時リュネットの銃がビシュットいう、これまでとは違った音を発し、サバイバーは倒れてしまった。単なる麻酔銃だった彼の銃は改良されていたのだ。

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