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38 問題は解決?

マスカットカノンの引き金を引くとカノン本体が熱くなったと思った瞬間すごい勢いで黄色と紫と緑の入り混じったような色の光線が出て、あっという間に爆弾の装甲に穴を開け、そのまま内部へ進んでこれもあっという間に内部の信管を溶かしてしまった。


すると佐川博士が先ほどの金属透過装置を作動させて内部の様子を確認し始めた。


「無事に内部の信管は破壊され、というより溶けているからもう大丈夫よ。爆弾は爆発しないわ。後は関係する機関に連絡して爆弾の撤去及び解体、処分してもらいましょう」


 考えてみると洋梨子はごくごく普通の、それも運動が苦手であまり活発ではない、大人しい方の女の子だったのに、この数日の間に恐ろしい体験をしてしまったのだ。


地底人は滅び、父親である胡瓜博士が殺され、大変な犠牲のもとにやっと平穏な日々を迎えることができるのだが。


ただ洋梨子は一つ引っかかることがあった。彼らは「特殊チーム7人」と言っていたが、どうしてわざわざ人数まで発表したのかということだ。


地上の人間たちを混乱させ、苦しめたいのなら人数まで正確に伝える必要はなかったのではないか。いや、それはそもそも考え過ぎというものだと自分に言い聞かせた。


 最近洋梨子は過酷な日々のことは忘れて再び平和を享受している。友達とカフェに行ったり、趣味のピアノに没頭したりして父の死を含む辛い経験を忘れようとしているのでもあった。


でも時々地底人たちと共存できなかったのだろうか、胡瓜博士は道は険しくても共存することを望んでいた、決して彼が作ったシステムは相手を倒すためではなかったのに、などとボーッと考えてしまったりもするのだった。


 その頃北海道の無人となった山荘の一角に一人の女が人知れず住んでいた。パソコンに向かって何かを打ち込んでいる。

「フランス語で7は sept というんだよね。これは棒線で消してと。8は huit だ。ふふふふ」

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