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33 胡瓜博士の最後のおふざけ

地上に降りるといつものようにパンプキンパロットを肩に乗せて博士の方へ足音を忍ばせて進んだ。

「お父さん、私よ」


「おお、私の誰よりも愛する洋梨子や。おっ、パンプキンパロットもすっかり元気になったのじゃな。ふうむ。クチバシのランプが黄色に点灯している、ということは、洋梨子や、おまえの今の下着の色は黄色じゃな」


「またー。なんてくだらないところに凝った仕掛けをしているの。困ったお父さんだこと」

「それより山荘の中にいる連中、多分6人いると思われるのじゃが、連中が次に、というかそれは最後を意味するのじゃが、やろうとしているのは、この地球の爆破じゃ」


「えっ、そんなことしたら連中も共に死ぬことになるんじゃない?」

「いや、爆発が起きる直前に宇宙空間へ逃れるらしい」


「どんな風に爆破するというの?」

「どうやらこの山荘の地下深くにこの地球を爆破できるだけの破壊力のある強力な爆弾を仕掛けてあるようなのじゃ」


「えっ、それっていつ爆発するの?」

「それは、ええと」


「明日の10時だよ」

はて、今の声は二人が聞いたことのない声だった。不思議に思って二人が同時に声のした方を向いたとたんビシュッという音がして博士が後ろ向きに倒れた。額を撃たれており、即死だった。


間髪を入れず2、3、4発目が続けて発射されたが、洋梨子はオニオングラスのおかげでそれをかわし、地面に倒れ込んだ。


「お父さま!」

洋梨子が叫んだ時、不敵な笑い声がした。ふと気がつくとパンプキンパロットもいなかった。またもや破壊されてしまったのだろうか。


「博士は死んだ。あとはおまえを射殺して私たちは宇宙船で宇宙へ去り、明日の10時にこの爆弾が爆発してこの星は宇宙から消えることになるのだ」


「ねえ、せっかくみんながオギャーって生まれて成長し、知り合ったんだから殺し合わずに共存できないかな?」


「おまえと話し合う気はない。おまえたちのせいで地底国は滅び、多くの仲間たちが死んだ。サバイバーAも殺したよな。問答無用、死ね!」


光線銃ではなくショットガンと思われる銃から3発連続で弾が発射されたが、いつものように洋梨子は地面を転がりながら避けると素早く立ち上がりマスカットカノンに手をかけたところで後ろから激しく体当たりをされ、前のめりに倒れてしまった。


激しく転んだので、オニオングラスが割れ、吹き飛んでしまっていた。何が起きたのかと思って振り向くとそこには別の女が銃を構えている。

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