21 護衛艦からの攻撃
洋梨子はしばらく仮眠をとっていた。すると急にマシーンが激しく揺れ、ブザーが鳴ったので目を覚ました。目の前のハザードランプが赤く点滅していた。
「お嬢様、大変です。現在地中を抜けて海中を進んでいますが、護衛艦がいきなりステルスミサイルを発射してきたのです。危うく被弾するところでした。ステルス、つまりレーダーで探知できないので、かなり危険です」
「やっぱり。どうしたらいいの。このままでは危ないわ」
「幸いにして現在地中を抜けて海中を進んでいますので、スーパースプラッシュモードで海上まで一気に飛び出すことは可能ですが、その際お嬢様のお体にかなりの負担をおかけしてしまいますが、それでもよろしいですか?」
「仕方がないでしょ。早く、それをやって!」
「スーパースプラッシュモード発動」
その瞬間、激しい頭痛と吐き気をもよおした。
「う、ぐぐ」
洋梨子は必死で堪えた。
すると激しい衝撃と共にパッと目の前が明るくなった。海上に出たのだ。今キャロットマシーンは海上に浮かんでいるようだ。
「護衛艦を振り切ることができたのかしら?」
するとその時護衛艦が勢いよく海上に飛び出したかと思いきや水上に浮かんでいる。意外にも静かだ。様子を見ているのだろうか。
艦の上部から急にアンテナのようなものが出てきたと思ったら、ほぼ同時に艦の前部から砲塔が伸びてきた。攻撃するつもりだろうか。その時そのアンテナから全世界に向けてインターネットを通じて映像と音声が配信され始めた。
メインコンピュータのモハべが
「洋梨子お嬢様、モニターをご覧ください。目の前の地底人の艦が写っています。全世界に配信されているようです。何やらメッセージがあるようです」




