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17 地底国はアマゾン川から

「確かに洋梨子の言うように、このままでは際限なく戦いが続くのみじゃ。じゃがおまえが地底国に到達するのはかなりの困難を伴うと思われるのじゃ。


敵に近づくということは、それだけ危険が増すということじゃ。場合によっては、もうこの地上に戻ってこられないかもしれないのじゃ。それでも行くのか?」


「もちろん怖いわ。でも普通の女の子に戻るには思いきってそうするしかないと思うようになってきたの。あとお父様が20年もかけて開発したシステムを信じることにしたの」


「それでは私は何とか総理大臣を説き伏せて、人類を代表して地底人への謝罪と和解を呼びかけるビデオ映像を収録し、キャロットマシンのビデオシステムで、映すことができるように努力しよう」


洋梨子は長旅に備えて十分な食料を詰め込み、十分な燃料を充填した。そして1週間後、ついに出発の日がやってきた。


博士は涙を流しながら語りかけた。

「洋梨子や、お前をこんなことに巻き込んでしまって、私は本当にどうしようもないひどい父親だ。今さら許してくれとは言わん。とにかく体に気をつけて、何とか無事に戻ってきてくれ」


「無事に戻れるかどうかわからないけど、とにかくお父様の作られたこのシステムに賭けているの。それじゃあお父様、お元気で」


洋梨子がキャロットマシンに搭乗すると、

機内は黄色に変わった。「今日は黄色ですねお嬢様」


そしてエンジンが始動し、キャロットマシンは発進した。

「地底国へはどうやって行けばいいの?」


「はい、予め1週間ほど前から地中に数十匹のハムスターロボットを送り、調査をして参りました。ブラジルのアマゾン川中流付近に地底国に通じる入り口らしきものがあることが判明しています」


キャロットマシーンは、アマゾン川中流付近に近づくと水中に突入し、川底に向かって猛スピードで突き進んだ。

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